佐賀のニュース

  1. トップ
  2. 佐賀のニュース
  3. “7世帯”のツバメが倉庫で子育て 「元気に巣立ってまた来年きてくれるのが一番の願い」【佐賀県】

“7世帯”のツバメが倉庫で子育て 「元気に巣立ってまた来年きてくれるのが一番の願い」【佐賀県】

2023/07/04 (火) 18:40

サムネイル
春になると南の国から渡ってくるツバメ。子育てのシーズンは終盤を迎えています。近年、減少傾向にあるものの、佐賀市富士町にある倉庫では“7世帯”ものツバメが子育てに励んでいます。

【橋爪アナウンサー】
「山あいにあるこちらの小屋、中に入ってみると…梁にたくさんのツバメの巣ができています。ひなたちの元気な鳴き声が聞こえてきます」

巣からひょっこり顔を見せたり…大きく口を開けてエサを食べたり。この夏生まれたツバメの赤ちゃんです。
ツバメの親子が暮らしているのは、佐賀市富士町にある杉山貞信さんの倉庫。現在、7世帯が子育ての真っただ中です。杉山さんによると、約50年前から毎年つがいがやってきて、梁には50もの巣ができているんだとか。
今の時期はホウレンソウの出荷作業をしながら、ひなの成長を見守るのが杉山さんの日課です。

【杉山貞信さん】
「チュンチュン言うたりするけんが『もうそろそろ巣立つ頃ね』とか羽ばたきの練習とかするですもんね、巣のふちで。そがんとば見よるぎ『あーもうそろそろ巣立つばいね』とか色々考えたりするですね」

中でも杉山さんが気がかりなのが…

【杉山貞信さん】
「これが一番最終…最終ていうかもう巣立つ前ですね6羽はほんとに珍しい。多くても5羽はいたけど、6羽のひなはめったに見たことない」

生後1カ月ほどの“6つ子”のひなです。羽ばたきの練習をするなど巣立ち間近とみられていて、親鳥は一日に何往復もしてせわしなくエサを運びます。
今年3月上旬からやってきて、すでに10の家族が倉庫から巣立っているツバメ。子育てシーズンは終盤で9月中旬までに巣立ち、東南アジアなど南の国に向かって飛び立つということです。

【杉山貞信さん】
「覚えとるて言うやなかですか。自分の生まれたところば。そいけんが生まれたとがまた来年来ると思うですもんね。中には途中で事故とかに遭うともおるかもしれんばってんが、一番は元気に巣立ってまた来年来てくるっとが一番の願いですね」
キーワードから探す
佐賀のニュース
特集ニュース

災害の記憶

豪雨、地震、大雪…近年激甚化する災害。過去の教訓を防災に生かしていこうと、県民のみなさんの災害の記憶をシリーズで掲載します。

さがリサーチα

佐賀のニュースをサガテレビの記者が掘り下げるコーナー。もっと知りたくなる佐賀を紹介。

ピックアップ

サガテレビ選りすぐりの企画ニュース、独自取材のニュースを掲載。

新幹線長崎ルート

戦争の記憶

終戦後、日本は、他国と戦火を交えていませんが、ウクライナ侵攻など戦争・紛争は絶えません。サガテレビでは、「戦争の記憶」を次世代へ語り継ぎ、平和について考える取材を続けていきます。

オスプレイ

オスプレイの佐賀空港配備計画の行方は…。サガテレビでは徹底取材を続けていきます。

週間NEWSランキング

こちらもおすすめ

全国のニュース FNNプライムオンライン