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“ブタの血液”流出か 水質検査の結果問題ない 約1万頭処分関連 佐賀県唐津市

2023/09/09 (土) 11:58

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豚熱の感染が確認され8日およそ1万頭の処分を終えた唐津市肥前町の養豚場について、県は、周辺でブタの血液や体液らしきものが流出したと発表しました。

8日午後4時過ぎ、養豚場がある唐津市肥前町切木の区長から「埋却地の下に血のようなものが流れている」と唐津市に通報がありました。その後、連絡を受けた県の職員が確認したところ、ブタの埋却場所付近ののり面から血液か体液らしきものが染み出しているのが分かったということです。

県はタオルやペットシートなどで流出をとめていて、9日朝の時点で河川への流出は確認されていません。

一方で8日、オイルフェンスを設置する際、座川(そぞろがわ)の下流の一部に小さな泡のようなものが確認されましたが、同じ液体かは確認できていないということです。県は河川の水質検査の結果問題ないとしていますが、血液かどうかの検査はまだ実施できていないということです。

県によりますと殺処分したブタは埋却地に持ち込んだ時点で温度が70度近くまで上がりウイルスが死滅することから、血液や体液が漏れ出したとしても生きたウイルスが含まれている可能性は低いとしています。

またこの周辺の上水道は、松浦川から取水していて、水道の取水口はないということです。

今後は周辺状況の監視を強化するほか、必要に応じてオイルフェンスやタオルなどを交換し、9日の夕方までに染み出たカ所から流れてくる液体を食い止めるための集積桝を設置し、ポンプ回収していくとしています。
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