2023/10/12 (木) 19:47

　鳥栖市に住む80代の女性2人が同じ日に相次いでニセ電話詐欺の被害に遭い、いずれもキャッシュカードをだまし取られた。警察は同一犯の犯行とみて捜査している。

　今月11日、鳥栖市の80代女性の自宅に、市役所職員を名乗る男から「保険料の還付金を振り込みたい」「再発行の必要があるのでキャッシュカードを回収したい」などと電話があった。話を信じた女性は約10分後、自宅を訪れた金融機関の職員を名乗る30代くらいの男にキャッシュカード1枚を手渡し、だまし取られた。その後、女性は知人に相談し、詐欺を疑って警察に連絡したところ、約2万円が引き出されていたことが分かった。
　また、同じ11日、別の鳥栖市の80代女性も同様の手口でキャッシュカード1枚をだまし取られ、2回に分けて計100万円を引き出される被害が発生した。

　警察によると、2つの事件でキャッシュカードを受け取りに行った、いわゆる“受け子”の男は背格好などの特徴が酷似していて同一犯の可能性が高いとして捜査している。