佐賀のニュース
吉野ヶ里遺跡「謎のエリア」で"国内最古級の鋳型"など新たに発見【佐賀県】
2023/12/04 (月) 18:40
今年9月に発掘調査が再開した吉野ヶ里遺跡の「謎のエリア」で、国内で最古級とみられる銅剣や銅矛を作る鋳型などが新たに発見されました。
【県文化財保護・活用室 白木原宜室長】
「掘れば掘るだけ出てくるというのはやっぱり吉野ヶ里のすごさかな」
吉野ヶ里遺跡の北側の「謎のエリア」で新たに見つかったのは、国内で最古級とみられる弥生時代中期の鋳型や土器など青銅器鋳造遺物3点です。
見つかった鋳型のうち1点は、両面が銅剣や銅矛を作る際に使われていたとされ、石材は蛇紋岩という朝鮮半島の石材に近いもので、吉野ヶ里遺跡から出土したのは初めてです。
このほか、溶かした青銅を持ち運んだりすくったりする取瓶、または入れておく坩堝と呼ばれる土器の一部も初めて出土しました。
3点は今年4月に見つかった石棺墓の西側5メートルから10メートル離れた場所で見つかったということですが、時期などから見て弥生時代後期のものとみられる石棺墓との直接的な関係はないということです。
【県文化財保護・活用室 白木原宜室長】
「謎のエリアだけで考えても、石棺墓も出たし、今回また鋳造工房、青銅器の工房跡が近くにどうもあったということもわかった」
県は12月7日から出土品の公開を予定しているということです。
【県文化財保護・活用室 白木原宜室長】
「掘れば掘るだけ出てくるというのはやっぱり吉野ヶ里のすごさかな」
吉野ヶ里遺跡の北側の「謎のエリア」で新たに見つかったのは、国内で最古級とみられる弥生時代中期の鋳型や土器など青銅器鋳造遺物3点です。
見つかった鋳型のうち1点は、両面が銅剣や銅矛を作る際に使われていたとされ、石材は蛇紋岩という朝鮮半島の石材に近いもので、吉野ヶ里遺跡から出土したのは初めてです。
このほか、溶かした青銅を持ち運んだりすくったりする取瓶、または入れておく坩堝と呼ばれる土器の一部も初めて出土しました。
3点は今年4月に見つかった石棺墓の西側5メートルから10メートル離れた場所で見つかったということですが、時期などから見て弥生時代後期のものとみられる石棺墓との直接的な関係はないということです。
【県文化財保護・活用室 白木原宜室長】
「謎のエリアだけで考えても、石棺墓も出たし、今回また鋳造工房、青銅器の工房跡が近くにどうもあったということもわかった」
県は12月7日から出土品の公開を予定しているということです。
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