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多久市で300年の伝統 “岸川まんじゅう”を販売する「公風堂森上商店」【佐賀県】
2025/05/26 (月) 18:16
古いものから新しいものまで佐賀の魅力を改めてお伝えする「佐賀最発見」のコーナーをお送りします。今回は、多久市の岸川地区で300年続くといわれるまんじゅうについて。素朴な味わいを作り続けるお店を取材しました。
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「よくお客さんはね上ってきてもらえる、買いに来てもらえる、っていうのがね本当にありがたい。わざわざやけんね、通りからわざわざ入ってこないかんけん、本当にありがたいと思うね」
多久市にある公風堂森上商店。
販売しているのは、天山のふもとにある岸川地区に約300年前から受け継がれていると言われる「岸川まんじゅう」です。
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「この地区の家庭でお客さんを5月に御田祭があってた時に、お客さんを呼ぶんですね、その時に渡す用のまんじゅうだった」
約300年前、中国から伝わったとされる岸川まんじゅう。道の駅に出品している家庭もありますが、地区に複数あった店舗は、いまでは森上商店だけとなっています。
【多久市から】
「あんを三個、それが自宅用です。素朴な味が好き」
【翌日の予約をしに訪れた客】
「ちょこちょこ子供たちが来たり孫がきたりしたときに買いに来ます。」
Q.味はどうですか?
「味は酒まんじゅうやけんですね、のど越しがよかです。」
森上商店で売られている岸川まんじゅうは、小麦粉に砂糖や塩、そして酒種で作られた生地を使っていて、あん入りやよもぎ、カボチャに高菜など、10種類のラインナップ。一つ、私もいただきました。
【原竹】
「たくさん種類のある中から、きょうはヨモギをいただきます。美味しいです。生地に弾力がすごくあって、噛めば噛むほどヨモギの香りと少しお酒の香りもしてきて、香り豊かなまんじゅうになってます。」
この店で岸川まんじゅうを作り続けているのは2代目となる中野加代子さん62歳。佳代子さんの母、森上公子さんが歴史ある地域の食文化を残していこうと平成元年、1989年にオープンしました。
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「とりあえずね。私も手伝ってたので、30年くらいかな、営業続けてたので、その流れで、まあするしかないかなと思って。ただそれだけ。うまくできるのかなというのが第一にあるので、おいしいまんじゅうができるのかなとかね。それと時間ね、朝早いのがネックやもんね。これをもうずっと何十年も続けていかんばいかんのかなとか思うと、やっぱちょっとね」
朝4時に起きて仕込みを開始、午後3時ごろから翌日の分の生地の仕込みを始めて生地の発酵を待ち、寝付くのは夜10時を過ぎると言います。
1日に約400~500個というまんじゅうづくりを支えているのが、夫の和也さん。
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「母も父もその時はおったし、でもそれをずっと20年間、手伝ってきてくれたので、それは本当に感謝」
【和也さん】
「お客さんきた?」
【加代子さん】
「お客さんきんさったよ。良かった~」
【和也さん】
「一人?」
【加代子さん】
「いや、一人、二人、三人」
【和也さん】
「撮れ高あった?」
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「あの~ようしてもらってる。毎日笑いながら、楽しく、馬鹿笑いばっかりやけどね。」
【原竹】
「普段どんな話されるんですか?」
【和也さん】
「普段は?」
【加代子さん】
「下ネタ下ネタ下ネタ」
【和也さん】
「それ駄目よ」
【加代子さん】
「よう歌歌うっちゃん」
【和也さん】
「政治の話もするね」
【加代子さん】
「……」
【原竹】
「してなさそうな雰囲気ですね」
定休日は月曜日、それ以外は休まずまんじゅうをつくると言います。
Q.継いで良かったなって思うことは?
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「皆さん喜んでもらえるし、母が、3年前に亡くなったんやけど、その前に。『おいしかね』って言ったんですよ。『これおいしかね』ってその一言がうれしくてね。」
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「目標は、母が亡くなったのが84歳なので、それくらいまで。まあ、できんと思うけどね、せめて80を目指している。だけんあと20年、がんばらな」
手作りで添加物をつかっていないため、日持ちもあまりしないことから電話で予約しておくと確かだということです。
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「よくお客さんはね上ってきてもらえる、買いに来てもらえる、っていうのがね本当にありがたい。わざわざやけんね、通りからわざわざ入ってこないかんけん、本当にありがたいと思うね」
多久市にある公風堂森上商店。
販売しているのは、天山のふもとにある岸川地区に約300年前から受け継がれていると言われる「岸川まんじゅう」です。
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「この地区の家庭でお客さんを5月に御田祭があってた時に、お客さんを呼ぶんですね、その時に渡す用のまんじゅうだった」
約300年前、中国から伝わったとされる岸川まんじゅう。道の駅に出品している家庭もありますが、地区に複数あった店舗は、いまでは森上商店だけとなっています。
【多久市から】
「あんを三個、それが自宅用です。素朴な味が好き」
【翌日の予約をしに訪れた客】
「ちょこちょこ子供たちが来たり孫がきたりしたときに買いに来ます。」
Q.味はどうですか?
「味は酒まんじゅうやけんですね、のど越しがよかです。」
森上商店で売られている岸川まんじゅうは、小麦粉に砂糖や塩、そして酒種で作られた生地を使っていて、あん入りやよもぎ、カボチャに高菜など、10種類のラインナップ。一つ、私もいただきました。
【原竹】
「たくさん種類のある中から、きょうはヨモギをいただきます。美味しいです。生地に弾力がすごくあって、噛めば噛むほどヨモギの香りと少しお酒の香りもしてきて、香り豊かなまんじゅうになってます。」
この店で岸川まんじゅうを作り続けているのは2代目となる中野加代子さん62歳。佳代子さんの母、森上公子さんが歴史ある地域の食文化を残していこうと平成元年、1989年にオープンしました。
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「とりあえずね。私も手伝ってたので、30年くらいかな、営業続けてたので、その流れで、まあするしかないかなと思って。ただそれだけ。うまくできるのかなというのが第一にあるので、おいしいまんじゅうができるのかなとかね。それと時間ね、朝早いのがネックやもんね。これをもうずっと何十年も続けていかんばいかんのかなとか思うと、やっぱちょっとね」
朝4時に起きて仕込みを開始、午後3時ごろから翌日の分の生地の仕込みを始めて生地の発酵を待ち、寝付くのは夜10時を過ぎると言います。
1日に約400~500個というまんじゅうづくりを支えているのが、夫の和也さん。
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「母も父もその時はおったし、でもそれをずっと20年間、手伝ってきてくれたので、それは本当に感謝」
【和也さん】
「お客さんきた?」
【加代子さん】
「お客さんきんさったよ。良かった~」
【和也さん】
「一人?」
【加代子さん】
「いや、一人、二人、三人」
【和也さん】
「撮れ高あった?」
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「あの~ようしてもらってる。毎日笑いながら、楽しく、馬鹿笑いばっかりやけどね。」
【原竹】
「普段どんな話されるんですか?」
【和也さん】
「普段は?」
【加代子さん】
「下ネタ下ネタ下ネタ」
【和也さん】
「それ駄目よ」
【加代子さん】
「よう歌歌うっちゃん」
【和也さん】
「政治の話もするね」
【加代子さん】
「……」
【原竹】
「してなさそうな雰囲気ですね」
定休日は月曜日、それ以外は休まずまんじゅうをつくると言います。
Q.継いで良かったなって思うことは?
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「皆さん喜んでもらえるし、母が、3年前に亡くなったんやけど、その前に。『おいしかね』って言ったんですよ。『これおいしかね』ってその一言がうれしくてね。」
【公風堂森上商店 中野加代子さん】
「目標は、母が亡くなったのが84歳なので、それくらいまで。まあ、できんと思うけどね、せめて80を目指している。だけんあと20年、がんばらな」
手作りで添加物をつかっていないため、日持ちもあまりしないことから電話で予約しておくと確かだということです。
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