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中谷防衛大臣 単独インタビュー オスプレイ1機目の配備後“すぐに飛行訓練”か【佐賀県】

2025/06/12 (木) 18:40

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佐賀空港への自衛隊のオスプレイ配備まで、約1カ月。駐屯地の建設も着々と進む中、11日、中谷防衛大臣がサガテレビの単独インタビューに応じました。カメラの前で初めて明らかにしたこととは…?

11日、サガテレビの単独インタビューに応じた中谷防衛大臣。

【中谷元防衛相】
「(佐賀に)着陸したオスプレイは逐次、訓練も含めて活動する。1機からでも活動できる」

1機目のオスプレイが佐賀に到着するまで、あと1カ月。17機の配備完了を待たずに、“すぐに飛行訓練を始める”との考えを初めて示しました。

【川野アナウンサー】
「佐賀空港に向かう県道を進むと見えてきます。あれがオスプレイが配備される新しい駐屯地です。一番大きな建物が隊庁舎、3つある同じ建物が格納庫です」

佐賀空港西側の約34ヘクタール。駐屯地の建設工事が始まって、12日でちょうど2年になります。こちらは、8階建ての隊庁舎。6月中には整備を終える予定です。主に独身の隊員が生活する場所となります。

【川野アナウンサー】
「近くに来てみると駐屯地の輪郭がかなりはっきりしてきたように感じます。あれはおそらく正門です。佐賀駐屯地という銘板が設置されるんでしょうか」

正門は、空港に向かう道路側に作られています。こちらも、6月中には完成する見通しです。
一方、反対側から駐屯地を見ると、巨大な格納庫が3つ。3棟合わせて、オスプレイ17機を収容できるようになっています。
格納庫の中では、クレーン車を使い順調に作業が進んでいました。

【川野アナウンサー】
「格納庫の隣には広大な駐機場があります。広さは8ヘクタールあるそうです。今も作業員が整備を進めています」

7月9日の駐屯地開設を前に、オスプレイ17機の配備に最低限必要な施設の整備は、大詰めを迎えています。防衛省は、現在も昼夜を問わず工事を続けています。
そんな中、11日にサガテレビの単独インタビューに応じたのは、防衛省のトップ・中谷元防衛大臣です。

【川野アナウンサー】
「オスプレイの佐賀空港配備まで1カ月を切りました。今の心境はいかがですか?」
【中谷元防衛相】
「基地を開設する以上は、地元のみなさんに親しんでいただく。喜んでいただく仕事ができるよう精一杯努めなければいけない。新しく(駐屯地が)できることで地元のみなさんに『今後ともどうぞよろしくお願いしたい』という気持ちでいっぱい」

駐屯地が開設すれば、約420人の隊員が配置されます、中谷大臣は、“住民とのつながり”を重要視する考えを示しました。

【中谷元防衛相】
「駐屯地の解放をしたり、行事に地域住民の皆さんが参加できるようなイベントも開催していきたい。佐賀は昔から夏祭りで栄の国まつりや花火大会、ドローン大会がある。そういった地元の祭りに(隊員が)参加できればいいなと」

一方、佐賀県でのオスプレイの飛行訓練はいつ始まるのか?

防衛省はこれまで「検討中」としていましたが、中谷大臣に聞きました。

【川野アナウンサー】
「7月9日に1機目を配備。訓練はその後すぐに始まりますか?」
【中谷元防衛相】
「はい。できるところから始める。安全を確認するのが第一。飛行の安全性を確認し次第進める」
【川野アナウンサー】
「1機目単独でも訓練するということですか?」
【中谷元防衛相】
「佐賀に着陸するということはそれだけの内容の訓練を伴って来ている。着陸をしたオスプレイは逐次訓練も含めて活動する。1機からでも活動できるし、いろんな任務、緊急事態の対応ができるように訓練している」

中谷大臣はこのように述べ、“1機目の配備後、すぐに飛行訓練を始める”と初めて明らかにしました。
佐賀空港への自衛隊のオスプレイ配備。計画の実現は、目前に迫っています。

【川野アナウンサー】
「佐賀駐屯地を県民にとってどんな存在にしたいですか?」
【中谷元防衛相】
「まず地元のみなさんに信頼され、愛される駐屯地を目指していく。何よりも大事なのは地元の方々の理解・納得・共感。できるだけ地元の行事や意見交換の場を作って、“地元の一員”になるように。指令一同、隊員も『地元の皆さんと共に生活していくんだ』という意識を持って活動していきたい」
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