2025/06/20 (金) 18:22

甲斐気象予報士に聞くお天気箱。今回のテーマは「夏至」

21日は二十四節気の一つ、夏至です。夏至は一年で最も太陽高度が高く、昼が長い日となります。日の出は午前5時10分、日の入りは午後7時31分で、昼間の時間が14時間21分もあります。

影の長さは太陽高度が最も高いということは、それだけ影が短くなるということになります。実際にどのくらい影が短くなるのか計算しました。
佐賀の夏至の太陽高度が80.2度で、昼過ぎにもっとも高くなります。

甲斐の身長が180センチなので計算しました。すると影の長さは約31センチになりました。ちなみにもっとも日が短い冬至では約272センチにもなります。

【アナウンサー】
9倍近くも長さが違うんですね。

【甲斐気象予報士】
そのほか身長別に出してみました。170センチでは29.4センチ150センチでは25.9センチになります。実際に測ってみると面白いかもしれません。

【アナウンサー】
21日気になる天気は？

【甲斐気象予報士】
湿った空気が流れ込みやすくなるため、残念ながら雲が広がりやすくなりそうです。影の長さを確かめるにはなるべく午前中にやるとよさそうです。夜はにわか雨の可能性があるためお出かけの際は折りたたみ傘をお持ちください。
22日日曜日は梅雨前線の影響で、雨が降りやすくなるでしょう。昼頃からは雷を伴うこともあります。天気の急変に注意してください。

週間天気図を見ますと、このさきは梅雨前線が日本海付近に停滞しやすくなりそうです。今週は太平洋高気圧の勢力が強まって厳しい暑さとなりましたが、来週はムシムシジメジメとした体感に変わるでしょう。

月曜日以降は曇りや雨の日となり、梅雨空が復活しそうです。前線の位置や活動次第では雨の量が変化しますので、改めて防災意識を高めておきましょう。
そして最高気温は平年並みか高く、蒸し暑さが増しそうです。

体調管理や食品の管理にもお気をつけください。