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大学入試センター試験

担当記者:鶴丸 英樹
2018/01/10
放送分

さて、今度の土曜日と日曜日、大学入試センター試験が実施されます。
そこできょうは改めて、このセンター試験について考えてみたいと思います。

まず、どれくらいの生徒が受験するかですが、先月8日に大学入試センターが今回の志願者数を発表しました。

全国で58万2669人。前の年より6700人ほど増えています。
このうち佐賀県の会場で受験するのは3800人となっています。
そして、全国のいくつぐらいの大学・短大がセンター試験を利用しているかというと…

国立大が82、私立大が526などとなっていて、大学と短期大学を合わせると848大学が利用しているんです。私立4年制大学の9割近くが利用しています。
そして、この3月に卒業する見込みの高校生のうち、センター試験を志願している人の割合を現役志願率というのですが、44.6%と過去最高となりました。

大学への進学率が高まっていることと、センター試験を利用する私立の大学・短大の数も多いことなどが理由とみられます。

中島つぐまさ

もともとは国公立大学入学の試験として始まったんですよね?

センター試験の前身は共通一次試験と呼ばれる試験で、1979年・昭和54年の1月に、マークシート方式で初めて実施されました。

それ以前は、各大学が、高校教育の範囲を超えた難問奇問を出題することが少なくなく、受験生にとっては、授業で学んだことが試験に生かされなかったりして負担が大きかった。そこで「基礎学力をしっかり見られる試験」をといったねらいから共通一次が、始まりました。
1990年(平成2年)1月からセンター試験に替わり、私立大学も広く利用するようになって今にいたります。

花田アナ

センター試験を利用する大学にはどんなメリットがありますか?

大学入試センターによりますと、例えば、どの教科ももれなく点が取れるようなオールラウンド型の受験生など新しい層の学生の開拓につながる。
学力チェックはセンター試験に任せることで、小論文や面接を導入する余裕ができたといったメリットがあるとしています。
一方でデメリットや課題もあります。

センター試験のデメリットとして一般論として言われるのが、メークシート方式の弊害。例えば論理を立てる力がつかないとか、受験テクニック重視になっているのではといった指摘があります。それから、大学・学部・学科の序列化につながっているのではないかという声もあります。

そこで、文部科学省や大学が大学入学者選抜改革を検討しています。

7月に発表された文部科学省の実施方針によると、大きな特徴の1つ目がこれまでのマークシート方式に加え、記述式問題を導入することです。

国語と数学で各3問程度、記述式の問題を導入する方針です。

2つ目の特徴が英語の4技能評価への転換です。

どういうことかといいますと、これまでの「読む」「聞く」のみから「話す」「書く」という評価を加えます。英語の外部検定試験の活用を想定しています。
細かいことは今後詰められますが、いまの中学3年生から新しいテストに変わります。

中島つぐまさ

制度が変わるときは混乱やトラブルが起きやすいし、受験生の負担が増えないように配慮してほしいな

何はともあれ、今度の土日のセンター試験、寒くなりそうなのでしっかりとした防寒対策と、時間に余裕を持って会場に向かってください。

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