レシピ
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デコレーション寿司で新年を彩る!久保田鮮魚店の出張料理教室
鮮魚店のプロが教えるデコレーション寿司の魅力
久保田鮮魚店の久保田美路子先生は、本業として、ご夫婦で鮮魚店を営む魚のプロです。教室の始まりについて「最初はブログに載せてたら頼みたいとか言われ始めました」と振り返ります。
鮮魚店のお仕事もあるため、基本的に依頼がある時のみ開催される特別な教室。参加者5人以上で公民館や個人宅への出張がメインとなっており、新年の新しい趣味として注目されています。
見た目はケーキ、中身はお寿司の驚きの作品
この日「伊萬里 まちなか一番館」のイベントスペースで行われた教室には、親子の姿や大人ひとりで訪れた方など、幅広い年代8名が参加しました。挑戦するのは「サーモンのバラケーキ」です。
作品を見ると、まるで本物のケーキのような華やかな見た目に驚かされます。左のケーキはアボカドを花のように重ねたもので、中央に黄色い花とオレンジの実が飾られています。右のケーキはエビを円形に並べ、中央にピンクの玉ねぎと炒り卵、周囲にパセリが配置されています。
初参加の理由について、小学生は「料理お母さんが作ってるのが結構すごいなと思って僕も作ってみたいなと思いました」と話し、大人の参加者は「自分が、この年になってお魚をうまくさばけないんです。とりあえずお刺身があればこれができるんじゃないかと思って」と語ります。
プロが教える魚の切り方とバラの作り方
久保田先生は魚の選び方から丁寧に指導します。「スーパーに売ってあるサーモンは、いろんな形で売ってあります。長方形のものを選んで欲しいです」と、お腹の方の平らな部分を推奨します。
サーモンを切る際のポイントについて「包丁を使う時は刃の根元から始めます。根物から刃先までふわっと持ってくる」と実演します。リポーターも挑戦しましたが、「サーモンは油が多くて柔らかいので、包丁が進まない」と苦戦する様子でした。
最も重要なサーモンをバラにする工程では「まず三角に折る。中心を軸としてと巻いていく」と、意外にもシンプルな技法で美しいバラが完成します。
工作感覚で楽しめる料理の新しい形
デコレーション寿司の魅力について、参加者は「全部味付けしてくれています。料理というより工作って思ってます」と語ります。酢飯の間にアボカド・カニカマ・チーズなどの好きな具材を入れ、ケーキのフレーバーのような感覚で楽しめるのが特徴です。
一見難しそうに見えるデコレーション寿司ですが、使っている技はとてもシンプル。初心者でも完成度の高い仕上がりになることが夢中になる理由のひとつです。「工作みたいに組み立てる感覚を楽しめ、そして食べても美味しい。その両方を味わえるのも魅力のひとつ」と、食べると作る楽しみを同時に味わえます。
魚のプロならではのこだわりとサプライズ効果
久保田鮮魚店では、魚の詰め放題などユニークな仕掛けもあり、刺身の盛り合わせにもひと工夫を加えています。お客さんのリクエストに応じて、デコレーションの技を活かした盛り付けを行うこともあるそうです。
久保田先生がデコレーション寿司を通して伝えたいこととして「ちょっとした工夫ですごく豊かに見える。お刺身とか普通に出されるより綺麗に盛り付けてあったら、テンション上がる。お誕生日やパーティーの時にきれいに盛り付けられた物が出てきたらサプライズにもなる」と話します。
ちなみに、魚のさばき方についても「教えてほしい」という声があるそうで、小学1年生の参加者は「なんと5歳から魚さばきに挑戦している」というエピソードも紹介されました。
完成した作品と参加者の感想
エビでハートを作ったり、マッシュポテトでホイップクリームのような絞りを作ったりと、自分の世界にどっぷり浸ってデコレーションを楽しみます。完成後、参加者からは「みんな笑顔で楽しく作れた」という声が聞かれました。
親子で参加した方は「子供はなかなか誘ったら来なくなる年齢ですが、お刺身をデコレーションするような料理教室はすぐ来る」と、親子のコミュニケーションツールとしての効果も実感していました。また、「子育てしてる時は、20年以上前ですが、お刺身をデコレーションするような料理教室に、娘を連れて行くと喜んだんだろうな」と、世代を超えて楽しめる活動への期待も語られました。

