佐賀のニュース
年末回顧 背景に疑問も残る事件事故【佐賀県】
2020/12/23 (水) 19:00

今週は2020年の佐賀をテーマごとに振り返るシリーズをお伝えしています。
2日目のきょうは「事件・事故」です。今年佐賀県内では理由や原因に首をかしげ謎や疑問が残る事件や事故が相次ぎました。
なぜ転落したのか疑問が残る事故。今年6月、佐賀市川副町の水路に介護施設の送迎車が転落。車に乗っていた当時80代と90代の女性3人が死亡するなどしました。
警察はその後運転していた20代の男性を、過失運転致死傷の疑いで佐賀地検に書類送検しましたが、事故の詳しい原因については明らかにしていません。
「横領の発覚を恐れた。妻のみやげ屋の運転資金などに使った」という犯行動機に首をかしげた事件。
今年10月、鹿島市の鹿島藤津地区医師会で倉庫に火をつけたとして、当時事務局長を務めていた58歳の男が非現住建造物等放火などの疑いで逮捕・起訴されました。
裁判で検察は「懲戒解雇されることで医師会の金を横領していた書類が発覚することを恐れ犯行に及んだ」などと指摘。判決は来年1月に言い渡されます。
こちらは警察の主張と遺族の主張がなぜ食い違ったか疑問が残る件。
杉内由美子本部長:「申し出者の人のみならず関係者にも直ちに危害が及ぶ可能性があると認められなかったとしても、重大な結果が生じ得ることもあり得ると念頭に、より丁寧な申し出対応を心がけていきたい」
去年10月、福岡県太宰府市で、基山町の当時36歳の主婦が暴行されて死亡し、死体が遺棄された事件。この事件を巡っては、遺族が鳥栖警察署に繰り返し相談していたことが明らかになっていますが、県警は「身の危険に関するものではなく、金銭トラブルについてだった」と説明し、「再調査はしない」という方針を示しています。
瑠美さんの夫高畑裕さん:「やはり県警には真実を明らかにしてほしい。今後ちゃんとした機関というのが入った第三者委員会とか、しかるべきことを得て、真実を知りたいところが自分の中ではあります」
人口約9000人の町で、大きな疑問が残る事件が。
11月17日の太良町会見:「誠に申し訳ございませんでした」
今年11月、うその起案文書を作り、町道の立ち木などを伐採する鹿島市の民間業者との随意契約を延長したとして、太良町役場に勤務する60歳の建設課長が虚偽有印公文書作成などの疑いで逮捕・起訴されました。
警察は役場を家宅捜索し書類などを押収したほか、業者側を贈賄の疑いで任意捜査しています。業者側の弁護士は、個人的な山林の売買はあったとしたものの贈賄容疑を否定しています。
そして、最も謎や疑問が残る事件。「神社は祟りなので燃やした」
11月佐賀市諸富町の大堂神社と、数キロ離れた佐賀市北川副町の西宮社が相次いで放火され、51歳の無職の男が非現住建造物等放火の疑いで逮捕されました。
1172年建立の西宮社は「佐賀の恵比須信仰始まりの地」とされていますが、この火事によって本殿が全焼。
事件から1カ月余りたった今も現場は…。
西宮社・日吉高明宮司:「なんでということだけですね。なんでこういう状況になっているんだろうという。お賽銭箱も鈴もお神輿の上に飾る鳥であったりとか、そういったものが無残にこうなっている。(周辺住民からは)『自分たちの神様と思っていたのに、お社が無くなってすごい悲しい』と。こういう時だからこそ、年の初めのお祭りをして、新年の五穀豊穣みたいな形でお祭りをしたい」
またサガテレビの取材で、最初に放火された神社から4キロほど離れている別の神社も、同じような手口で放火されようとした跡も発見。佐賀地検は今月、男を精神鑑定するための鑑定留置を佐賀地裁に請求し、認められたことを明らかにしています。
逮捕当時、「逮捕されたことは納得できない」と供述した男。「納得できない」のは焼失した神社の関係者ではないでしょうか。
2日目のきょうは「事件・事故」です。今年佐賀県内では理由や原因に首をかしげ謎や疑問が残る事件や事故が相次ぎました。
なぜ転落したのか疑問が残る事故。今年6月、佐賀市川副町の水路に介護施設の送迎車が転落。車に乗っていた当時80代と90代の女性3人が死亡するなどしました。
警察はその後運転していた20代の男性を、過失運転致死傷の疑いで佐賀地検に書類送検しましたが、事故の詳しい原因については明らかにしていません。
「横領の発覚を恐れた。妻のみやげ屋の運転資金などに使った」という犯行動機に首をかしげた事件。
今年10月、鹿島市の鹿島藤津地区医師会で倉庫に火をつけたとして、当時事務局長を務めていた58歳の男が非現住建造物等放火などの疑いで逮捕・起訴されました。
裁判で検察は「懲戒解雇されることで医師会の金を横領していた書類が発覚することを恐れ犯行に及んだ」などと指摘。判決は来年1月に言い渡されます。
こちらは警察の主張と遺族の主張がなぜ食い違ったか疑問が残る件。
杉内由美子本部長:「申し出者の人のみならず関係者にも直ちに危害が及ぶ可能性があると認められなかったとしても、重大な結果が生じ得ることもあり得ると念頭に、より丁寧な申し出対応を心がけていきたい」
去年10月、福岡県太宰府市で、基山町の当時36歳の主婦が暴行されて死亡し、死体が遺棄された事件。この事件を巡っては、遺族が鳥栖警察署に繰り返し相談していたことが明らかになっていますが、県警は「身の危険に関するものではなく、金銭トラブルについてだった」と説明し、「再調査はしない」という方針を示しています。
瑠美さんの夫高畑裕さん:「やはり県警には真実を明らかにしてほしい。今後ちゃんとした機関というのが入った第三者委員会とか、しかるべきことを得て、真実を知りたいところが自分の中ではあります」
人口約9000人の町で、大きな疑問が残る事件が。
11月17日の太良町会見:「誠に申し訳ございませんでした」
今年11月、うその起案文書を作り、町道の立ち木などを伐採する鹿島市の民間業者との随意契約を延長したとして、太良町役場に勤務する60歳の建設課長が虚偽有印公文書作成などの疑いで逮捕・起訴されました。
警察は役場を家宅捜索し書類などを押収したほか、業者側を贈賄の疑いで任意捜査しています。業者側の弁護士は、個人的な山林の売買はあったとしたものの贈賄容疑を否定しています。
そして、最も謎や疑問が残る事件。「神社は祟りなので燃やした」
11月佐賀市諸富町の大堂神社と、数キロ離れた佐賀市北川副町の西宮社が相次いで放火され、51歳の無職の男が非現住建造物等放火の疑いで逮捕されました。
1172年建立の西宮社は「佐賀の恵比須信仰始まりの地」とされていますが、この火事によって本殿が全焼。
事件から1カ月余りたった今も現場は…。
西宮社・日吉高明宮司:「なんでということだけですね。なんでこういう状況になっているんだろうという。お賽銭箱も鈴もお神輿の上に飾る鳥であったりとか、そういったものが無残にこうなっている。(周辺住民からは)『自分たちの神様と思っていたのに、お社が無くなってすごい悲しい』と。こういう時だからこそ、年の初めのお祭りをして、新年の五穀豊穣みたいな形でお祭りをしたい」
またサガテレビの取材で、最初に放火された神社から4キロほど離れている別の神社も、同じような手口で放火されようとした跡も発見。佐賀地検は今月、男を精神鑑定するための鑑定留置を佐賀地裁に請求し、認められたことを明らかにしています。
逮捕当時、「逮捕されたことは納得できない」と供述した男。「納得できない」のは焼失した神社の関係者ではないでしょうか。
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