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捨てられがちなレモンの"皮"に着目 鹿島市のかんきつ農家が「有機レモン生石けん」を開発

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鹿島市のかんきつ農家が、捨てられがちなレモンの「皮」に着目した商品を開発しました。食べ物以外の商品開発で、産地のPRにつながればと期待されています。

リポ:「一見、生クリームやアイスクリームのように見えるこの商品、実は、石けんなんです」

今年1月に販売が始まった「有機レモン生石けん」。混ぜると、もちもちとした生クリームのようになるのが特徴で、無添加・無着色で肌に優しい石けんだということです。

リポ:「泡立ちは控えめですが、ほんのりレモンの爽やかな香りがします。細かいレモンのパウダーがアクセントになっていて、洗いあがりはしっとりしています」

農場の作業風景商品を手掛けたのは、鹿島市で37ヘクタールの敷地にミカンやレモンなど、13種類のかんきつ類を栽培している佐藤農場です。約30年前から有機栽培に取り組んでいて、2001年には「有機JAS認証」を取得しました。

佐藤農場 佐藤祥子社長:「有機JAS認証をとって20年になるので、20周年記念に何かできないかと思って何か開発をと思ったのと、自分が父と代替わりになって初の商品だったので、女性ならではの商品ができないかなと思って石けんに挑戦した」

佐藤農場の社長・佐藤祥子さんは、栽培を担当している宮本政明さんと共に、去年1月からレモンを使って試作を始めました。

佐藤農場 佐藤祥子社長:「“(レモンの)皮”に成分があるんです、殺菌作用とか。化学農薬・化学肥料を使ってないから、そのまま丸ごと食べてもらいたい、使ってもらいたいという思いがあった」

農薬使用の懸念や使い道の少なさなどから捨てられがちな“レモンの皮”。石けんにはレモンを皮ごと使います。皮も有効活用することで、廃棄物の削減などを掲げるSDGsの目標の1つ「つくる責任つかう責任」に貢献したい考えです。細かい粒子を含む「スクラブ」のように、洗っていて心地良い質感を求め、3カ月間レモンパウダーの大きさを試行錯誤しました。

佐藤農場 宮本政明さん:「なるべくビタミンCが残るようにして低温でじっくりと乾燥させて、その都度製造する時に送っている」

製造を委託している福岡県久留米市の化粧品メーカーの職人が手作業で窯炊き・熟成させ、完成した生石けんには、1つ当たり3分の1個のレモンが含まれています。

佐藤農場 佐藤祥子社長:「まさか、うちで化粧品関係の商品ができるとは思っていなかったのでうれしい」

今年1月からは、鹿島市のふるさと納税の返礼品として使われるなど、市も商品に期待を寄せています。

鹿島市役所 総務部企画財政課 高木涼美さん:「鹿島市はミカンや果物、農産物が有名だが、加工品は食べ物だけじゃなく化粧品もPRできたら」

現在は農場のホームページで販売していますが、4カ月余りで売れたのは約80個と知名度はまだまだ。売り場所を増やすなど、販路の開拓やレモンの香りがより引き立つような商品の改良が課題です。

佐藤農場 佐藤祥子社長:「鹿島を有機栽培で盛り上げていきたいという思いがありますし、地域に貢献していきたい。(レモンの)産地化をしていきたいなと思いがある」

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