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現在も使用の明治時代に考案された製麺機 市民向け見学ツアー【佐賀県神埼市】

2021/09/29 (水) 19:45

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神埼の名産と言ったら「そうめん」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
市内の製麺所では明治時代に考案された製麺機を現在も使っています。その歴史に興味をもってもらおうと、このほど、市民向けの見学ツアーが行われました。

リポート:「神埼市の藤満製麺です。こちらのそうめんを作るための製麺機にはおよそ100年の歴史があります。これから神埼市の見学ツアーが行われます」
「こちらが真崎式の機械がある所です」
1925年創業の藤満製麺。昭和初期に購入したローラー式の製麺機を今も使用しています。麺を切断する「切り出し機」と2枚の麺の帯を1枚にする「複合機」があり、一部の部品を交換しながら当時のまま大切に使い続けています。この製麺機は佐賀出身の発明家真崎照郷が1883年、国内で始めて開発したとされていて真崎式製麺機と呼ばれます。

藤満製麺 藤満正治さん:「風を当ててペタッとこれにくっつかんごとですね」
神埼市は年に10回ほど市民向けの市内見学ツアーを行っていて、藤満製麺を訪れるのは初めてです。ツアーに参加した11人は興味深そうに製麺機に見入り、歴史を肌で感じていました。
ツアー参加者男性:「神埼市におるとですけど、実はあんまり(真崎式製麺機を)知らんです。これはよか機会ねと思って来ました」
ツアー参加者女性:「想像しながら、麺がこんなしてできるなと思って。100年経っていると思われてないほどきれいにしてありましたね」
藤満製麺 藤満正治さん:「(見る人に伝えたいのは)昔からの手作りの良さですね。加水量が多いからやっぱり引き(コシ)が違う。美味しいものをこれからもずっとお客様に届けていきたいと思っていますね」
藤満製麺での製麺作業は10月中旬から3月下旬まで行われ、見学することもできるということです。
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