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「開花から3日で満開」「満開発表なし」「秋に開花宣言」佐賀で過去に実際にあったのは?

2022/04/01 (金) 19:10

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ウェザーニュースの気象予報士に聞くお天気箱です。

担当は甲斐隆宏さんです。
今回は「桜満開」です。
3月28日に佐賀地方気象台からソメイヨシノの満開の発表がありました。平年より5日早く、2021年は統計開始以来もっとも早い開花でしたので、それに比べると4日遅い満開となりました。

今回は桜に関する問題を出したいと思います。佐賀地方気象台から発表されたもののうち、この中でウソはどれか当ててください。

A.開花からわずか3日で満開になった
B.満開の発表がなかった
C.秋にソメイヨシノの開花の発表があった

どれでしょう。

正解は、全部本当でウソはありませんでした。4月1日は何の日でしたっけ?エイプリルフールですよね。ウソがなく全部が本当というウソでした。

一つずつ詳しくみていきましょう。
まず「開花から3日で満開になった」ですが、これは1964年に観測されたもので、統計開始以来もっとも短い記録です。佐賀で開花から満開までの平均日数は大体8日ですので、それと比べてもかなり早いのが分かりますし、この年は桜をあまり楽しめなかったかもしれませんね。

次に「満開の発表なし」ですが、これは1967年のことです。満開の基準は全体の8割が開花になります。通常であれば一気に咲いて一気に散っていくため、満開を迎えることが出来ますが、咲き始めるタイミングがバラバラだと基準に達しないことがあり、その年は満開としての観測がされません。

最後は「秋にソメイヨシノが開花」です。これは2006年の10月に開花しました。
季節外れに開花することを不時現象といいます。これは台風によって海水が巻き上げられることによる塩害によって成長ホルモンのバランスが崩れて開花したことが考えられます。

こんな記録があったんですね。桜見頃の所が多いようですが、まだ楽しめそうですか?

来週までは桜が舞う姿や花びらの絨毯が楽しめそうですね。
風速によって花びらの舞う姿が変わります。風速が弱いとヒラリと落ちて、4、5メートルではハラハラと舞い散るようになります。6メートル以上だと花びらが吹き荒れるようになります。来週は桜が舞うような所が多くなりそうですので、どんな舞い方をするかに着目してもよさそうですね。
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