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「競技続けたい…」23歳アスリート東京から佐賀へ 写真館で働きながら走り幅跳び日本一目指す

2022/06/15 (水) 18:40

今回は走り幅跳びです。2024年の国スポを目指し東京から佐賀へ移り住み佐賀で競技を続ける女性アスリートを取材しました。

「もう一本いきたいです」
東京都出身の栗原理沙さん。23歳。

【栗原理沙さん】
「納得するまで飛んじゃう」

この春、佐賀県にやってきました。

【栗原理沙さん】
「佐賀という地域で一から頑張って、しっかり自己ベストをまずは伸ばす」

栗原さんが働くのは、佐賀市の写真館「ハレノヒ」です。
2022年4月に設立した実業団「ハレノヒAC(アスリートクラブ)」の第一号アスリート兼広報として活動するほか週五日、事務作業もこなします。

【栗原理沙さん】
「もともと佐賀に誰かしらの知り合いがいるということはなかった。今回来たのが初めて」

【栗原理沙さん】
「おはようございます」

栗原さんが佐賀に来た理由。それは、競技を続けたいという強い思いでした。

【栗原理沙さん】
「日本で優勝したい。世界に出たいと思いながら大学に入学した」

もともとは走り高跳びで日本のトップを目指していた栗原さん。
しかし、「2年生で疲労骨折」
軸足の疲労骨折が原因で、走り高跳びから足への負担が小さい走り幅跳びに変更しました。卒業後、競技を続けるため通信制の大学院に進みますが、アスリートとして企業に就職できる人は一握りです。

【栗原理沙さん】
「大学来て何をめざしてたんだっけ?と考えるうちに、このまま引退して就職したら、あのときやっていけばよかったなと絶対思うだろうなと」

そんななか縁があったのが「ハレノヒ」でした。東京オリンピックの選考会に出場するほど成長していた栗原さんを応援することになったのです。「ハレノヒAC」の設立に関わった弓さん。大学卒業と同時に幅跳びなどの陸上競技を続けることを諦めた経験があります。

【ハレノヒ 弓怜也さん】
「競技を続けられる企業がほとんどない。それで僕もかなり悔しい想いをしたことがあって夢に向かって挑戦したいということをサポートできれば」

【栗原理沙さん】
「普通の言葉になってしまうが本当に感謝。幸せかな」

【ハレノヒ 弓怜也さん】
「これは栗原の自己ベスト。いまの日本チャンピオンはここです。あと35センチくらい」

栗原さんの自己ベストは6m6。
武器である下半身の筋力と足の速さを助走でどう生かすかが今後の課題です。

【ハレノヒ 弓怜也さん】
「最後の7mで踏切の態勢に入る100mを12秒5で走る能力があって、そのスピードをなるべく落とさずにスコーンと抜けていく感覚をイメージしてやれると、より遠くに飛べるようになってくる」

「いいね。いまの」

【栗原理沙さん】
「簡単でないのは、重々承知の上で、見てるだけだと(日本のトップとは)そんなに距離ないんだなと」

佐賀では人生で初めての一人暮らし。栄養のバランスを考え自炊も始めました。「生姜焼きができました。いただきます。野菜とかタンパク質を中心に食べる体重管理があるんです」

佐賀で練習を続けながら、まずは2024年の国スポを目指します。

【栗原理沙さん】
「国体では、一番高い表彰台にいたい」

その先には、世界が見えてくるかもしれません。
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