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「クレー射撃」で全国のトップ狙う 競技1年目から国体選手に選ばれた実力とは【佐賀県】
2022/10/19 (水) 18:19

シリーズ「さがすぽNEXT」
今回は、20メートル離れたわずか11センチの的を撃ちぬき、その的中率を競う「クレー射撃」で、競技をはじめて1年目から国体選手に選ばれた唐津出身の男性を取材しました。
【井本太輔さん】
「私の中では、究極のメンタルスポーツだと思っています」
2024年に佐賀県で開かれる国スポの正式種目、クレー射撃。県代表として活躍を期待されるのが唐津市出身の井本太輔さんです。
【井本太輔さん】
「少しのずれがやっぱりクレーの所では何メートルとか、何十メートル変わってくるんで。結構繊細なスポーツですね」
クレー射撃とは、時速80キロで飛ぶわずか11センチの標的を20メートル離れた場所から散弾銃で撃ちぬく競技です。たった0.1秒、撃つのをためらうだけで的は2メートルも進んでしまうため、並々ならぬ集中力が必要となります。
【井本太輔さん】
「目にきますね。やっぱり集中して見るんで。ずーっと目も見開いたままなんで、だんだんと痙攣してくるんですよね。目が」
クレー射撃には、どこに飛ぶか分からない的を2回の射撃で撃ち落とす「トラップ」と、一つの的に一度しか撃てず銃を構える動作から始まる「スキート」があり、井本さんは「スキート」を専門にしています。
【井本太輔さん】
「スキートの方が1枚のお皿に対して1発なんで、弾も節約できるかなというのが始めた動機だったんですけど。スキートの方が早打ちガンマンじゃないですけど、構えてコールを掛けて、お皿が出た瞬間構えて撃つ。やっぱこれがかっこいいなということで」
クレー射撃を始める前は唐津市で農業関係の仕事に就いていた井本さん。その出会いとは。
【井本太輔さん】
「農家さんが丹精込めて作られた農作物の被害を見て、そこで私にもなにかお役立ちできる事が無いかと色々考えた結果、狩猟免許を取って、少しでもそういった被害を減らせないかなと」
免許取得の際には、才能の片鱗を見せるこんなエピソードも。
【井本太輔さん】
「25点中、3点以上当てないと合格できないという実技試験があるんですよ。そこで、始めて鉄砲を触った中で、本当に始めてやる所で、私、19点当てて。そこでですね、それを、地元のクレー射撃の先輩方の耳に入っていたみたいでですね」
なぜ始めた当初からクレー射撃が上手かったのか、その答えは学生時代に経験したあるスポーツにありました。
【井本太輔さん】
「私、バスケットボール部と弓道部に所属していたんですが、バスケットボール部では物を見る力だったりとか、弓道だったら集中力だったり、狙う力、そういったのが養えて、今の私のベースとなっています」
共に切磋琢磨する仲間は井本さんをこう評します。
【クレー射撃仲間 池田岬さん】
「彼はサラリーマンで土日しか練習が出来ないから、毎日撃てないので、一発のこだわりが強いです」
【クレー射撃仲間 永渕隆悠さん】
「すごく構えに入ってからの姿勢が綺麗で、で、撃つ姿っていうところがすごく美しい選手だと思います」
競技を始めて1年目に茨城国体に出場し、2年目には九州選手権大会で優勝。全日本選手権大会への出場権を獲得するなど輝かしい成績を残してきた井本さん。毎週土日はクレー射撃の練習に費やします。
【井本さん】
「私はサラリーマンなので、やっぱり休日の土曜日、日曜日、祝日、時間が限られているんですよね、その限られた時間の中でいかにその自分の弱点だったり、課題だったりというのを限られた時間の中で集中して、その、向き合っていくか、克服していくか」
平日は佐賀市の病院で働く井本さん。この仕事場も、練習時間を確保するためにより射撃場に近い職場をクレー射撃で出会った人に紹介してもらいました。寝ても覚めてもクレー射撃にかける井本さんでも自分との戦いが課題となっています。
【井本太輔さん】
「メンタル的な弱さが。やっぱりどうしても当てたいがために、お皿を狙いこんで外しちゃいました。撃たないといけないタイミングで、引き金を引けない、度胸の弱さと言いますか。あと、ラウンドを重ねていくごとにフォームの精度が落ちていく、ここもやっぱり課題の一つかなと思ってます」
次の大会は10月22、23日に福岡県で開かれる全日本選手権。
目標は?
【井本太輔さん】
「それは勿論優勝。トップ選手と肩を並べて、そしてそのトップ層に届く位置まで来ているんでですね、やっぱり狙うからには、目標はトップを、優勝を目指して頑張りたいと思っています。」
そしてその先に見据えるのは2024年の佐賀国スポ。
【井本太輔さん】
「ほんとに手の届くところまで来てますので、佐賀国スポは是非結果で恩返しをしたいと思いますので、優勝目指して頑張ります。なので、皆さん、応援宜しくお願いします」
今回は、20メートル離れたわずか11センチの的を撃ちぬき、その的中率を競う「クレー射撃」で、競技をはじめて1年目から国体選手に選ばれた唐津出身の男性を取材しました。
【井本太輔さん】
「私の中では、究極のメンタルスポーツだと思っています」
2024年に佐賀県で開かれる国スポの正式種目、クレー射撃。県代表として活躍を期待されるのが唐津市出身の井本太輔さんです。
【井本太輔さん】
「少しのずれがやっぱりクレーの所では何メートルとか、何十メートル変わってくるんで。結構繊細なスポーツですね」
クレー射撃とは、時速80キロで飛ぶわずか11センチの標的を20メートル離れた場所から散弾銃で撃ちぬく競技です。たった0.1秒、撃つのをためらうだけで的は2メートルも進んでしまうため、並々ならぬ集中力が必要となります。
【井本太輔さん】
「目にきますね。やっぱり集中して見るんで。ずーっと目も見開いたままなんで、だんだんと痙攣してくるんですよね。目が」
クレー射撃には、どこに飛ぶか分からない的を2回の射撃で撃ち落とす「トラップ」と、一つの的に一度しか撃てず銃を構える動作から始まる「スキート」があり、井本さんは「スキート」を専門にしています。
【井本太輔さん】
「スキートの方が1枚のお皿に対して1発なんで、弾も節約できるかなというのが始めた動機だったんですけど。スキートの方が早打ちガンマンじゃないですけど、構えてコールを掛けて、お皿が出た瞬間構えて撃つ。やっぱこれがかっこいいなということで」
クレー射撃を始める前は唐津市で農業関係の仕事に就いていた井本さん。その出会いとは。
【井本太輔さん】
「農家さんが丹精込めて作られた農作物の被害を見て、そこで私にもなにかお役立ちできる事が無いかと色々考えた結果、狩猟免許を取って、少しでもそういった被害を減らせないかなと」
免許取得の際には、才能の片鱗を見せるこんなエピソードも。
【井本太輔さん】
「25点中、3点以上当てないと合格できないという実技試験があるんですよ。そこで、始めて鉄砲を触った中で、本当に始めてやる所で、私、19点当てて。そこでですね、それを、地元のクレー射撃の先輩方の耳に入っていたみたいでですね」
なぜ始めた当初からクレー射撃が上手かったのか、その答えは学生時代に経験したあるスポーツにありました。
【井本太輔さん】
「私、バスケットボール部と弓道部に所属していたんですが、バスケットボール部では物を見る力だったりとか、弓道だったら集中力だったり、狙う力、そういったのが養えて、今の私のベースとなっています」
共に切磋琢磨する仲間は井本さんをこう評します。
【クレー射撃仲間 池田岬さん】
「彼はサラリーマンで土日しか練習が出来ないから、毎日撃てないので、一発のこだわりが強いです」
【クレー射撃仲間 永渕隆悠さん】
「すごく構えに入ってからの姿勢が綺麗で、で、撃つ姿っていうところがすごく美しい選手だと思います」
競技を始めて1年目に茨城国体に出場し、2年目には九州選手権大会で優勝。全日本選手権大会への出場権を獲得するなど輝かしい成績を残してきた井本さん。毎週土日はクレー射撃の練習に費やします。
【井本さん】
「私はサラリーマンなので、やっぱり休日の土曜日、日曜日、祝日、時間が限られているんですよね、その限られた時間の中でいかにその自分の弱点だったり、課題だったりというのを限られた時間の中で集中して、その、向き合っていくか、克服していくか」
平日は佐賀市の病院で働く井本さん。この仕事場も、練習時間を確保するためにより射撃場に近い職場をクレー射撃で出会った人に紹介してもらいました。寝ても覚めてもクレー射撃にかける井本さんでも自分との戦いが課題となっています。
【井本太輔さん】
「メンタル的な弱さが。やっぱりどうしても当てたいがために、お皿を狙いこんで外しちゃいました。撃たないといけないタイミングで、引き金を引けない、度胸の弱さと言いますか。あと、ラウンドを重ねていくごとにフォームの精度が落ちていく、ここもやっぱり課題の一つかなと思ってます」
次の大会は10月22、23日に福岡県で開かれる全日本選手権。
目標は?
【井本太輔さん】
「それは勿論優勝。トップ選手と肩を並べて、そしてそのトップ層に届く位置まで来ているんでですね、やっぱり狙うからには、目標はトップを、優勝を目指して頑張りたいと思っています。」
そしてその先に見据えるのは2024年の佐賀国スポ。
【井本太輔さん】
「ほんとに手の届くところまで来てますので、佐賀国スポは是非結果で恩返しをしたいと思いますので、優勝目指して頑張ります。なので、皆さん、応援宜しくお願いします」
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