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韓国から佐賀に移住 イラストや似顔絵描くアーティスト 夫婦二人三脚で交流拠点づくりも【佐賀県】
2022/11/14 (月) 18:50

3年前に韓国から佐賀に移住したイラストや似顔絵を描く男性アーティストを紹介します。制作活動のほかにアーティストや地域の人が集う交流拠点づくりに夫婦二人三脚で取り組んでいます。
【カン・イルグさん】
「私の作品は子供のような誰でも描けそうな絵。簡潔な線だけど、その線のなかにいろいろなメッセージがあり、それを感じてもらえれば」
帽子とひげがトレードマークの韓国出身のアーティスト、カン・イルグさん54歳。
【カン・イルグさん】
「私の本です。作品です」
3年前、日本人の妻、ヒロコさんとともにヒロコさんの母親の故郷、佐賀に移住。
韓国に行き来が便利な空港近くの佐賀市川副町で暮らしています。
カンさんの作品はペンやクレヨンを使ったイラストがメインですが、時にはこんなものも…
手を加えず、自然のものをそのまま生かすのもカンさんの作品の特徴です。
【カン・イルグさん】
「佐賀平野に広がる麦や米が青くなってどんどん黄色に変わっていって。そういうものを見ているだけで、絵になっていって、気持ちが安らぐ」
曽祖父の代まで朝鮮王朝の有名な宮中絵師だったという家系で育ったカンさんは、物心が付いたころから絵を描いていました。そして今も常にノートとペンを持ち歩いています。
【カン・イルグさん】
「いつインスピレーションやアイデアが浮かぶかわからないので、その瞬間を描き留めておきたい、逃がしたくないから」
カンさんは以前、中央日報など韓国の大手新聞社のイラストレーターや、大学の講師をつとめていました。
これまでに国内外で数多くの賞を受賞し、現在はフリーとしてのんびり活動しています。
【カン・イルグさん】
「韓国では仕事がいっぱい。毎日起きたらすぐ仕事が来る。それがいろいろストレスが溜まって体が弱った」
妻・ヒロコさんと出会ったのは30年前。韓国に留学中だったヒロコさんがたまたま立ち寄ったのがカンさんの個展でした。
【妻・ヒロコさん】
「偶然歩いているときに(作品が目に入って)"あ、面白い絵だな"と思って。彼の線というのは誰にも真似できないと思う。その線は最高だと」
2021年10月、日本で初めての個展を佐賀市で開きました。カンさんの作品は独特の線で一気に描き上げ表現します。
Qこの場所は?
【妻・ヒロコさん】
「ここはノリ漁師のお宅だった。そこを引き継ぐことになった。みんなで集まってもらって楽しい時間を過ごしてもらえたらいいなと思い"のり・と″という名前にした」
韓国語の"遊び場″という意味が込められたこの場所は、改装し2022年4月に展示・公演会場、そしてアーティストが泊りがけで制作を行う(アーティストインレジデンス)作業場として生まれ変わりました。
この日はグループ展を控えた佐賀大学の学生が前日から泊りがけで制作活動に励んでいました。
【佐賀大学4年】
「展示場所として場所の力が強い」
「(カンさんは)人柄も作品もどっちもリンクしてて、優しさが溢れている感じがして良い」
11月6日から始まったグループ展。さらに…
【カン・イルグさん】
「私のIBASHO展です。皆さんどうぞ見てください」
韓国から連れてきた愛犬・カンビさんとの散歩はカンさんの日課です。すると…
【妻・ヒロコさん】
「(これまで)心の苦労がいっぱいあったんでしょうね」
一面に広がる青空を見て、ずっと背中を押してくれていた母への想いなど、これまでもことを思い返し感情が込み上げてきました。
【カン・イルグさん】
「わたしもよくわからないけどいろいろ思い出した」
そんなカンさんに佐賀への移住について今どう思うのか聞いてみると…
【カン・イルグさん】
「横に私の妻がいる。立派なチョイスかな佐賀の移住は」
佐賀に移住して3年8カ月、妻のヒロコさんとともに思い描くアーティストや、地域の人の交流拠点づくりが今、少しずつ形になり始めています。
【カン・イルグさん】
「この人生が時々大変ですけど、面白い。毎日毎日、人生は練習。そんな感じ」
【カン・イルグさん】
「私の作品は子供のような誰でも描けそうな絵。簡潔な線だけど、その線のなかにいろいろなメッセージがあり、それを感じてもらえれば」
帽子とひげがトレードマークの韓国出身のアーティスト、カン・イルグさん54歳。
【カン・イルグさん】
「私の本です。作品です」
3年前、日本人の妻、ヒロコさんとともにヒロコさんの母親の故郷、佐賀に移住。
韓国に行き来が便利な空港近くの佐賀市川副町で暮らしています。
カンさんの作品はペンやクレヨンを使ったイラストがメインですが、時にはこんなものも…
手を加えず、自然のものをそのまま生かすのもカンさんの作品の特徴です。
【カン・イルグさん】
「佐賀平野に広がる麦や米が青くなってどんどん黄色に変わっていって。そういうものを見ているだけで、絵になっていって、気持ちが安らぐ」
曽祖父の代まで朝鮮王朝の有名な宮中絵師だったという家系で育ったカンさんは、物心が付いたころから絵を描いていました。そして今も常にノートとペンを持ち歩いています。
【カン・イルグさん】
「いつインスピレーションやアイデアが浮かぶかわからないので、その瞬間を描き留めておきたい、逃がしたくないから」
カンさんは以前、中央日報など韓国の大手新聞社のイラストレーターや、大学の講師をつとめていました。
これまでに国内外で数多くの賞を受賞し、現在はフリーとしてのんびり活動しています。
【カン・イルグさん】
「韓国では仕事がいっぱい。毎日起きたらすぐ仕事が来る。それがいろいろストレスが溜まって体が弱った」
妻・ヒロコさんと出会ったのは30年前。韓国に留学中だったヒロコさんがたまたま立ち寄ったのがカンさんの個展でした。
【妻・ヒロコさん】
「偶然歩いているときに(作品が目に入って)"あ、面白い絵だな"と思って。彼の線というのは誰にも真似できないと思う。その線は最高だと」
2021年10月、日本で初めての個展を佐賀市で開きました。カンさんの作品は独特の線で一気に描き上げ表現します。
Qこの場所は?
【妻・ヒロコさん】
「ここはノリ漁師のお宅だった。そこを引き継ぐことになった。みんなで集まってもらって楽しい時間を過ごしてもらえたらいいなと思い"のり・と″という名前にした」
韓国語の"遊び場″という意味が込められたこの場所は、改装し2022年4月に展示・公演会場、そしてアーティストが泊りがけで制作を行う(アーティストインレジデンス)作業場として生まれ変わりました。
この日はグループ展を控えた佐賀大学の学生が前日から泊りがけで制作活動に励んでいました。
【佐賀大学4年】
「展示場所として場所の力が強い」
「(カンさんは)人柄も作品もどっちもリンクしてて、優しさが溢れている感じがして良い」
11月6日から始まったグループ展。さらに…
【カン・イルグさん】
「私のIBASHO展です。皆さんどうぞ見てください」
韓国から連れてきた愛犬・カンビさんとの散歩はカンさんの日課です。すると…
【妻・ヒロコさん】
「(これまで)心の苦労がいっぱいあったんでしょうね」
一面に広がる青空を見て、ずっと背中を押してくれていた母への想いなど、これまでもことを思い返し感情が込み上げてきました。
【カン・イルグさん】
「わたしもよくわからないけどいろいろ思い出した」
そんなカンさんに佐賀への移住について今どう思うのか聞いてみると…
【カン・イルグさん】
「横に私の妻がいる。立派なチョイスかな佐賀の移住は」
佐賀に移住して3年8カ月、妻のヒロコさんとともに思い描くアーティストや、地域の人の交流拠点づくりが今、少しずつ形になり始めています。
【カン・イルグさん】
「この人生が時々大変ですけど、面白い。毎日毎日、人生は練習。そんな感じ」
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