2022/12/02 (金) 18:45

テーマは「冬型の気圧配置」です。

11月は記録的な高温となったんですが、今週中頃からは冬型の気圧配置となって一気に冬らしい寒さとなりました。
これは11日30日の実況天気図ですが、大陸には高気圧、そして東の海上には低気圧があり、西高東低の冬型の気圧配置となりました。
冬型の気圧配置になるとなぜ寒くなるのか、西から見ていきたいと思います。

シベリアや中国の内陸部は冬になると放射冷却によって気温がかなり下がります。シベリアでは真冬になるとマイナス40度近くまで下がることもあります。
それだけ寒い地域では空気が冷やされて、空気が重くなります。冷たく重たい空気はどんどんと地上へ下降していきます。夏場もエアコンを使用する時は冷たい空気を上向きにして下におろすようにしますよね。それと同じような感じです。
そして下降気流によって高気圧が発生するということになります。西にある高気圧の数字が高いほど、それほど強い寒気を持っているのと同じことになります。

一方、冬場のなると、北にある冬の空気と夏の暖かい空気が日本の東側でぶつかりあうことで低気圧が発生します。
そして空気は高いところから低いところへと流れますので、日本付近は冷たい空気の通り道になるため寒くなるということになります。

【キャスター】
冬型は寒いという認識でしたけど、そういう仕組みだったんですね。週末も冬型ですか？

3日 土曜日は高気圧に覆われて午前を中心に晴れそうですが、その分朝は底冷えとなりますので、今夜も温かくしてお過ごしください。日中は2日より寒さがやや緩み、平年並みの温度に戻ります。夜遅くはにわか雨の可能性があります。
4日 日曜日は九州に近づいてくるため一時雨が降りそうです。

月曜日までは雲が多いが、6日火曜日以降は晴れの天気となりそうです。
最高気温は平年並みか低いところもあります。

【キャスター】
師走になったとたん寒くなりましたので、体調管理にはじゅうぶん気をつけたいですね。