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ガソリン平均価格 15年ぶりに180円超え 価格上昇の背景には"政府の補助金"が関係【佐賀県】
2023/08/17 (木) 18:40

値上げが止まらないガソリン価格についてです。16日に発表された県内のレギュラーガソリンの平均価格は15年ぶりに180円を超えました。価格の上昇は続く見通しで、今後は200円を超える可能性もあります。背景には何があるんでしょうか?
8月14日、神埼市のガソリンスタンド。車を利用する帰省客が給油に訪れていました。
【福岡から帰省中】
「(高値は)痛い。車ないとどこも移動できないので、嫌でも入れないと」
【福岡から墓参りに】
「(盆期間中だけど)遠出がちょっと…となる」
なかにはこんな声も聞かれました。
【福岡から帰省中】
「ちょっと佐賀の方が安い」
【福岡から墓参りに】
「(佐賀は)安くてビックリした。向こう(福岡は)高い」
少しでも安く給油しようとドライバーは苦心しています。しかしこの価格、今後は200円台に迫る可能性もあります。
その理由は…
【30代男性】
「わからない。なんでですか?」
【50代女性】
「戦争絡みもあるのかな…」
【70代男性】
「あんまりはっきりわからない。素人では」
県内のレギュラーガソリンの平均価格は8月14日時点で1リットルあたり181円40銭と、2008年8月以来の180円台になりました。この2ヵ月で15円近い値上がりです。
【リポート・川浪沙貴】
「週を追うごとに上昇するレギュラーガソリン価格。その背景には政府の補助金が関係しています」
【佐賀県石油商業組合 池永大介理事長】
「補助金の額が徐々に下がってきているということで、県内のガソリンの末端価格が上昇している」
国際情勢などを背景とした原油価格の高騰を受け、政府は去年1月から激変緩和措置として補助金を出しています。県内のガソリンスタンドでつくる佐賀県石油商業組合の池永大介理事長は、今のガソリン価格はこの補助金で維持できていたと話します。
【佐賀県石油商業組合 池永大介理事長】
「全国平均レベルでいくと最大で215円くらいまで上がっているが、この補助金を投入することで実際170円前半くらいまで落ちている、その差42円くらい、この分の抑制効果があった」
去年1月以降、170円前後に抑えられていたガソリン価格ですが、補助金がなければ200円以上になっていた時期もありました。補助金はもともと一時的なもので、今年6月から段階的に縮小を続けていて9月末になくなります。
10月以降も情勢が変わらなければガソリン価格は過去最高水準にまで上がる可能性があるとみられています。
【佐賀県石油商業組合 池永大介理事長】
「これは原油価格と為替の動向によるものなので、正直言うと“わからない”というのが答え」
企業努力ではカバーしきれないほどの上昇が見込まれ、池永理事長は、今後の”買い控え”につながるおそれもあると気をもんでいます。止まらない価格上昇を受け対策を考える人もいるようです。
【70代男性】
「なるべく用事は1回で。何回も往復しないでまとめて一回で。(車での外出は)2日に1回にしたい」
【50代女性】
「必要だから仕方ないと思っているけど、少しでも安いお店を探すとか」
【30代男性】
「その時に応じて入れていかないと。(もしくは)エアコンも止めないと」
今後も価格の上昇が続くことから、石油商業組合はガソリンが減ったら早めに・こまめに給油することも、ポイントとしています。
一方で、原油価格の上昇はさまざまな産業に打撃を与えると見られ、その影響が懸念されています。
【佐賀県石油商業組合 池永大介理事長】
「われわれの業界としても県全体の産業の根幹にかかわるエネルギーを支えている立場なので、これが上昇するとなると県経済に対する、もっと言うと全国の経済に対する波及効果は非常に懸念している」
レギュラーガソリンが現在181円…値上がりを感じます。ちなみに県内の最高価格は188円なので、近いうちに過去最高を更新する可能性もあります。このほかハイオクは192円、軽油も161円まで上がっています。
ガソリンは生活に必要不可欠なものですので、政府の今後の対応も注目されます。
8月14日、神埼市のガソリンスタンド。車を利用する帰省客が給油に訪れていました。
【福岡から帰省中】
「(高値は)痛い。車ないとどこも移動できないので、嫌でも入れないと」
【福岡から墓参りに】
「(盆期間中だけど)遠出がちょっと…となる」
なかにはこんな声も聞かれました。
【福岡から帰省中】
「ちょっと佐賀の方が安い」
【福岡から墓参りに】
「(佐賀は)安くてビックリした。向こう(福岡は)高い」
少しでも安く給油しようとドライバーは苦心しています。しかしこの価格、今後は200円台に迫る可能性もあります。
その理由は…
【30代男性】
「わからない。なんでですか?」
【50代女性】
「戦争絡みもあるのかな…」
【70代男性】
「あんまりはっきりわからない。素人では」
県内のレギュラーガソリンの平均価格は8月14日時点で1リットルあたり181円40銭と、2008年8月以来の180円台になりました。この2ヵ月で15円近い値上がりです。
【リポート・川浪沙貴】
「週を追うごとに上昇するレギュラーガソリン価格。その背景には政府の補助金が関係しています」
【佐賀県石油商業組合 池永大介理事長】
「補助金の額が徐々に下がってきているということで、県内のガソリンの末端価格が上昇している」
国際情勢などを背景とした原油価格の高騰を受け、政府は去年1月から激変緩和措置として補助金を出しています。県内のガソリンスタンドでつくる佐賀県石油商業組合の池永大介理事長は、今のガソリン価格はこの補助金で維持できていたと話します。
【佐賀県石油商業組合 池永大介理事長】
「全国平均レベルでいくと最大で215円くらいまで上がっているが、この補助金を投入することで実際170円前半くらいまで落ちている、その差42円くらい、この分の抑制効果があった」
去年1月以降、170円前後に抑えられていたガソリン価格ですが、補助金がなければ200円以上になっていた時期もありました。補助金はもともと一時的なもので、今年6月から段階的に縮小を続けていて9月末になくなります。
10月以降も情勢が変わらなければガソリン価格は過去最高水準にまで上がる可能性があるとみられています。
【佐賀県石油商業組合 池永大介理事長】
「これは原油価格と為替の動向によるものなので、正直言うと“わからない”というのが答え」
企業努力ではカバーしきれないほどの上昇が見込まれ、池永理事長は、今後の”買い控え”につながるおそれもあると気をもんでいます。止まらない価格上昇を受け対策を考える人もいるようです。
【70代男性】
「なるべく用事は1回で。何回も往復しないでまとめて一回で。(車での外出は)2日に1回にしたい」
【50代女性】
「必要だから仕方ないと思っているけど、少しでも安いお店を探すとか」
【30代男性】
「その時に応じて入れていかないと。(もしくは)エアコンも止めないと」
今後も価格の上昇が続くことから、石油商業組合はガソリンが減ったら早めに・こまめに給油することも、ポイントとしています。
一方で、原油価格の上昇はさまざまな産業に打撃を与えると見られ、その影響が懸念されています。
【佐賀県石油商業組合 池永大介理事長】
「われわれの業界としても県全体の産業の根幹にかかわるエネルギーを支えている立場なので、これが上昇するとなると県経済に対する、もっと言うと全国の経済に対する波及効果は非常に懸念している」
レギュラーガソリンが現在181円…値上がりを感じます。ちなみに県内の最高価格は188円なので、近いうちに過去最高を更新する可能性もあります。このほかハイオクは192円、軽油も161円まで上がっています。
ガソリンは生活に必要不可欠なものですので、政府の今後の対応も注目されます。
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