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ママさんバレー県大会初優勝「きやま」のエースの吉川さんに密着【佐賀県】

2023/09/06 (水) 18:20

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今回は8月開かれたママさんバレーボールの県大会で初優勝した「きやま」です。チームを優勝に導いたエースは、コート以外の場所でも輝いていました。

【きやまエース 吉川陽子さん】
「負けられない試合だったので、良かったです」

8月27日、小城市で開かれたママさんバレーボール県大会。
年齢制限がない1部の決勝は、きやまと鍋島の対決でした。
初優勝を狙う青のユニフォーム「きやま」
平均身長は大会に出場したチームでトップの163センチです。
高いトスを170センチのエース、吉川陽子さん(42)に集め初の栄冠を手にしました。

【吉川さん】
「必ず優勝するという気持ちはありましたね。最後1本もってきてくれると思っていたので、『これはどんな形でも決めないと』と思って打ちました」

高い打点、力強さ、さらに選手の間を正確に射抜くコントロールで、得点を量産しました。

きやまの創部は2001年。メンバーは22人です。
毎週火曜日と木曜日の2回、地元の体育館で活動しています。

【きやま 小島昭子監督】
「初優勝は最高にうれしいです。吉川さんでいかなきゃ、それがうちのバレーですね。もう信頼しかないです」

高い打点から繰り出す強力なスパイクで優勝の原動力となった吉川さん。
小学3年生で競技を始め、地元の三養基高校でもバレー部に所属していました。高校卒業後、バレーサークルで活動していたところ、知人の誘いもあって2013年にきやまに加入しました。

バレーボールと共に歩んできた人生ですが、2020年にはコロナ禍で合わせて4カ月ほど活動中止を余儀なくされました。その時改めて日常のありがたさを知ったといいます。

【吉川さん】
「日本全国でコロナが一番増えている時は全然練習もできないし、今いつも通りできていることのありがたみはすごく感じている」

バレーに熱中する一方、吉川さんは週5日、鳥栖市の「ポアソン洋菓子店」で接客担当として働いています。

【吉川さん】
「ありがとうございまーす」

【職場の先輩 岸恵さん】
「人柄も良くて、明るさで明るくなるので助かっています。テキパキしてるし手先も器用なので、ラッピングとかも一緒に手伝ってもらっている」

店内ではケーキや焼き菓子など約50種類の商品が販売。
その商品を飾る「ラッピング」も大切です。

【吉川さん】
「お客さんが『きれい』とか『かわいい』とか言ってもらえると、すごく良かったなと思います」

夕方からも一息つく暇はありません。
吉川さんは夫と子供3人と暮らしています。
多忙な日々を送る母に子供たちは信頼を寄せます。

【長男 和杜くん】
「他のお母さんがトスを上げて、スパイクを打っているのを見たことがある。めちゃくちゃ速いスパイクを打っていたからすごかった」

【長女 和花ちゃん】
「習い事のダンスについて、『振りつけはこういうふうにした方が良いんじゃない』とか教えてくれます。アドバイスをしてくれたりしてとても優しい」

コートで、職場で、そして家庭で輝く吉川さん。
ただの趣味ではなく、バレーボールを通じて子供たちにいい影響を与えたいという親の思いもあります。

【吉川さん】
「やりがいの1つだと思います。子供たちに背中を見せるのが1つです。結果を出すことで良いお手本になればなと思っています」

県大会で初優勝したきやまは11月25日に鳥栖市で行われる九州大会に出場します。
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