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「他の道が見つけられず後悔しています」鳥栖両親殺人 19歳長男の最後の言葉 懲役28年求刑【佐賀県】
2023/09/07 (木) 18:40

今年3月、鳥栖市で両親を殺害した19歳の元大学生の長男の裁判が7日、結審しました。検察は懲役28年を求刑し、弁護人は少年院送致など保護処分が相当と主張しました。
「他の道が見つけられず後悔しています」長男が述べた最後の言葉です。
この裁判は今年3月、当時九州大学の学生だった19歳の長男が鳥栖市に住む51歳の父親と46歳の母親の胸などをナイフで刺し殺害したとして、殺人の罪に問われているものです。
7日は論告求刑公判があり、検察は大きな争点となっている母親への殺意について「抵抗する間を与えず、人体の急所がある胸や腹などを強い力で複数回刺した」と指摘し、殺意が認められると主張しました。
その上で「殺傷能力の高いナイフを準備したり、血が目立たない服を着たりと犯行は計画的」「2人を殺害した被告人の反社会性、反倫理性は著しい」などとして懲役28年を求刑しました。
一方、弁護側は「致命傷が故意に刺したときにできた傷か疑問が残る」として母親への殺意を改めて否定しました。
その上で、「虐待が原因で起こった事件であり、被害者遺族は被告への軽い処分を望んでいる」として少年院送致などの保護処分が相当、仮に刑事処分となったとしても懲役5年が相当と主張しました。
このあと、裁判長から「最後に述べておくことはありますか?」と促された長男は「父を殺害してしまったことは、僕には他の道は見つけられなかったのですが、やはり後悔しています。母についても殺意がなかったとはいえ、死に至らしめ痛みや苦痛を与えたことは申し訳なさで息が詰まるようです」と淡々と述べました。
判決は9月15日に言い渡されます。
「他の道が見つけられず後悔しています」長男が述べた最後の言葉です。
この裁判は今年3月、当時九州大学の学生だった19歳の長男が鳥栖市に住む51歳の父親と46歳の母親の胸などをナイフで刺し殺害したとして、殺人の罪に問われているものです。
7日は論告求刑公判があり、検察は大きな争点となっている母親への殺意について「抵抗する間を与えず、人体の急所がある胸や腹などを強い力で複数回刺した」と指摘し、殺意が認められると主張しました。
その上で「殺傷能力の高いナイフを準備したり、血が目立たない服を着たりと犯行は計画的」「2人を殺害した被告人の反社会性、反倫理性は著しい」などとして懲役28年を求刑しました。
一方、弁護側は「致命傷が故意に刺したときにできた傷か疑問が残る」として母親への殺意を改めて否定しました。
その上で、「虐待が原因で起こった事件であり、被害者遺族は被告への軽い処分を望んでいる」として少年院送致などの保護処分が相当、仮に刑事処分となったとしても懲役5年が相当と主張しました。
このあと、裁判長から「最後に述べておくことはありますか?」と促された長男は「父を殺害してしまったことは、僕には他の道は見つけられなかったのですが、やはり後悔しています。母についても殺意がなかったとはいえ、死に至らしめ痛みや苦痛を与えたことは申し訳なさで息が詰まるようです」と淡々と述べました。
判決は9月15日に言い渡されます。
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