2023/10/20 (金) 17:18

世界の小児がんの子供たちを救おうと呼び掛けるイベントがこのほど開かれ、参加者が理解と協力を呼び掛けました。

このイベントは小児がんの学会やNPO法人などがオンラインを併用して東京で開いたものです。
佐賀国際重粒子線がん治療財団の名誉理事長で、アジア小児血液・がん治療研究グループ会長を務める中川原章さんが、WHOなどが掲げる2030年までに世界の小児がんの治癒率を60％以上にするという目標を達成するために関係機関が発展途上国での教育や啓蒙活動に取り組んでいることを紹介し協力を求めました。

一方、ジャーナリストの岩田明子さんは日本では病気の子供とその家族が利用し双方の負担を和らげる「こどもホスピス」の施設が少ない現状を報告し、普及のためには国や自治体だけでなく企業や市民一人一人の理解と支援が欠かせないと訴えました。
また、小児がんの啓発活動に取り組んでいるアマゾンジャパンから寄付金が贈られました。