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“能登半島地震”被災地の今 佐賀市の災害支援団体現地スタッフに聞く【佐賀県】

2024/01/12 (金) 18:12

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被災地ですでに活動している県内の団体もあります。震度6強を観測した石川県珠洲市では佐賀市の災害支援団体が支援物資の調達などを行っています。今も現地にいるスタッフに“被災地の今”を聞きました。

「どこか痛いところあります?」
「足!足が痛い。挟まってるんです、肩と」
「ちょっと、応援呼びます生存者発見!担架が欲しい!あと道具が欲しい」

これは能登半島地震の発災直後に撮影された石川県珠洲市の映像。
倒壊した家屋で…住人が下敷きになっています。
対応にあたっているのは佐賀市の災害支援団体です。

【Civic Force 田上琢磨さん】
「最初の1週間は命を救うという活動がメインだった。ようやく今、命をつなぐ・生活するという支援の段階になっている」

物資の調達や捜索救助などを行う災害支援団体「Civic Force」
現在、スタッフ3人が被災地へ派遣されています。
このうち、田上琢磨さんは能登半島の先端にある石川県珠洲市の避難所へ全国から寄せられた支援物資を届けています。

発災から間もなく2週間。
長期化する避難生活によって被災者の健康状態を懸念しているといいます。

【CivicForce 田上琢磨さん】
「調理がちゃんとできない環境なのでビタミン不足が懸念される。物量はあっても種類が無いとか栄養が偏っている状況。衣類とか住(環境)とか全然二の次です。衣食住はそろっていないです」

石川県によりますと、11日時点で珠洲市では98人が死亡、けが人は145人にのぼっています。
一方、家屋の被害は“多数”としていまだ全容が把握できていません。

【Civic Force田上 琢磨さん】
「避難者は家が潰れている。でも『沿岸部で津波で家やられた方はもっとひどいから』『家よりひどいところたくさんあるから』とか我慢しちゃうんですよね。『だから大丈夫だよ』ってみんな言うんですよね、でも、普通に考えてそんなわけないじゃないですか。素直に『しんどいな』と言える環境になってほしい」
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