2024/01/22 (月) 18:09

【アナウンサー】
ここからはウエザーニューズの気象予報士諸岡雅美さんに聞きます。
県内で雪の予想が出ていますが、今回の寒気はしっかりした寒気になりますか。

【諸岡さん】
去年12月の終わり頃にも一度寒気が入って、佐賀市内でも雪が降りましたが、今回の寒気はそれよりも強い寒気です。
今シーズン最も強い寒気で、毎年1回くらいあるかどうかくらいの強い寒気と思ってください。
佐賀市の上空だいたい1500くらいの高さの寒気が、マイナス12度で、降ればしっかりと雪になる寒気になります。
朝鮮半島の西側の黄海には、すでに寒気に伴うすじ状の雲が発生しています。

【アナウンサー】
降り出すのは、いつからになりますか。

【諸岡さん】
西日本は、だんだんと寒気が入り始めています。
23日の朝には、雪になる寒気は入っているのですが、まだ風が北西で、県内はまだ朝鮮半島の風下になっているので、雪雲は入りにくい状態です。
23日の昼頃から、風がすこし西寄りにかわってきます。
そうすると、県内にも雪雲が流れ込みやすくなってくる見込みです。
23日午後から、あさって24日の夕方にかけて、雪が降ったりやんだりする見込みです。
あさって24日の夜になると、強い寒気のピークは越えてくるので、雪の降り方も落ち着いてくる見込みです。

【アナウンサー】
気象台からは雪の予想もでていましたが、どれくらの雪になりそうですか？

【諸岡さん】
3年前の2021年の1月8日に、佐賀市では8センチの積雪が観測されていますが、その時の寒気や、風の向きと似ているため、佐賀市内でも10センチ近くの雪になってもおかしくないかなとみています。

【アナウンサー】
気を付けることは何ですか？

【諸岡さん】
ふだん雪の降らない所での積雪になりますので、路面状況がかなり悪くなります。すべりにくい靴で行動するようにしてください。
車の運転をする方は、少しでも道路に積雪し始めると、普通タイヤでの運転はたいへん危険ですので、雪道タイヤやチェーンを用意して、場合によっては出かけるのを控えるなども検討してよいかと思います。
交通公共機関での影響も出ますので、最新の交通情報も確認して動くようにしてください。
雪で木が倒れて停電になることもありますので停電への備えもしておくと良いかと思います。