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障害の有無に関わらず楽しめる「ふうせんバレーボール」元Vリーガーがチームをけん引【佐賀市】
2024/02/14 (水) 18:40

障害のあるなしに関わらず楽しめる「ふうせんバレーボール」。今年佐賀で開かれる全国障害者スポーツ大会には県内5チームが出場する予定です。現在のVリーグで活躍した後、佐賀市のチームをひっぱる男性を取材しました。
直径40センチほど、鈴が入ったふうせんを打ち合うふうせんバレーボール。視覚・聴覚・身体・知的、精神、いずれの障害でも参加でき、6人全員がふうせんにふれたあとで相手コートに返します。障害がない人も必ず入るのが特徴です。
佐賀市のふうせんバレーボールチーム。中学生から80代まで男女約15人が活動しています。
【車いすの男性】
「みんなでするのが楽しい」
【中嶋記者】
「わたしも参加してみます!」
打ち込まれたボールは10回以内で返し、かつチームの全員が必ず一度はボールにタッチしないといけません。自然とみんな向き合うように輪になってふうせんをパスしています。
【中島悠樹さん】
「あがったあがったがんばって!来て来て!セッターに返してね」
この中で、周りに気を配り声をかけているのがプレーヤーの一人で佐賀市出身の中島悠樹さん37歳。実は、悠樹さんは元実業団のバレーボール選手。現在のVリーグで活躍したのちに、職業指導員として障害者支援施設で働く異色の経歴の持ち主です。
【中島悠樹さん】
「やっぱりこの競技のいいところは障害がある人もない人も一緒に楽しめる。あと、障害がある人でも絶対一回は(ボールに)触らないといけないということで全員参加型」
悠樹さんは佐賀商業高校のエースとして2年連続で春の高校バレー全国大会に出場。大学卒業後は大分市に本拠地を置く大分三好ヴァイセアドラーで4年間プレー。10年前に地元に帰って来ました。
【中島悠樹さん】
「2年程前(父から)全国大会があるから出てほしいって急に言われて最初は戸惑ったけど、実際やってみたら楽しかったのでそこから今も続けている」
【県ふうせんバレーボール協会・中島清さん(67)】
「北九州が発祥。障害者が一緒に一般の方とスポーツをできないかなと30年ほど前にできたふうせんバレーボール」
県ふうせんバレーボール協会で広報啓発にも携わる父・清さんは長年に渡って障害者施設に勤め、パラスポーツにも携わってきました。そんな父の姿に感化され悠樹さんは同じ福祉の道へ。現在は、1年前に父親などが立ち上げた上峰町にある就労継続支援B型事業所「なごみ」で働いています。
【施設を利用している女性】
「いろいろ教えてくれたりするから優しい中島さん」
この日は、9人がネジを袋に詰めたり、文具に名札シールを貼ったり作業していました。
【施設を利用している女性】
「なごみに来て楽しい」
「ここ大好きなんで、大好きです」
事業所では仕事だけでなく運動も大事にしていて週に2日、パラスポーツを指導しています。
【中島悠樹さん】
「当初は中々相手に返すのが難しいくらいみんなにまわすのが上手く行かなかったんですけど、練習するにつれてみんなまわすのが上手になって本当に今やっとなるようになった」
【施設を利用している女性】
「チームのみんなと一致団結してがんばっていきたい」
ふうせんバレーボールは今年の全障スポでは、オープン競技の種目で、大阪府や長崎県などから約500人の参加が見込まれていて、県内からは5つのチームが出場する予定です。また、北九州市で毎年開催される全国大会には韓国や台湾からも参加するなど国内のみならず人気が広がっているといいます。
【中島悠樹さん】
「ふうせんバレーボール佐賀県の皆さんに知ってもらいたい。県内の障害者施設や放課後デイサービスの子供たちなどにも広めていきたい」
全障スポオープン競技のふうせんバレーボールは本大会期間よりも早く、5月に上峰町で実施されます。
直径40センチほど、鈴が入ったふうせんを打ち合うふうせんバレーボール。視覚・聴覚・身体・知的、精神、いずれの障害でも参加でき、6人全員がふうせんにふれたあとで相手コートに返します。障害がない人も必ず入るのが特徴です。
佐賀市のふうせんバレーボールチーム。中学生から80代まで男女約15人が活動しています。
【車いすの男性】
「みんなでするのが楽しい」
【中嶋記者】
「わたしも参加してみます!」
打ち込まれたボールは10回以内で返し、かつチームの全員が必ず一度はボールにタッチしないといけません。自然とみんな向き合うように輪になってふうせんをパスしています。
【中島悠樹さん】
「あがったあがったがんばって!来て来て!セッターに返してね」
この中で、周りに気を配り声をかけているのがプレーヤーの一人で佐賀市出身の中島悠樹さん37歳。実は、悠樹さんは元実業団のバレーボール選手。現在のVリーグで活躍したのちに、職業指導員として障害者支援施設で働く異色の経歴の持ち主です。
【中島悠樹さん】
「やっぱりこの競技のいいところは障害がある人もない人も一緒に楽しめる。あと、障害がある人でも絶対一回は(ボールに)触らないといけないということで全員参加型」
悠樹さんは佐賀商業高校のエースとして2年連続で春の高校バレー全国大会に出場。大学卒業後は大分市に本拠地を置く大分三好ヴァイセアドラーで4年間プレー。10年前に地元に帰って来ました。
【中島悠樹さん】
「2年程前(父から)全国大会があるから出てほしいって急に言われて最初は戸惑ったけど、実際やってみたら楽しかったのでそこから今も続けている」
【県ふうせんバレーボール協会・中島清さん(67)】
「北九州が発祥。障害者が一緒に一般の方とスポーツをできないかなと30年ほど前にできたふうせんバレーボール」
県ふうせんバレーボール協会で広報啓発にも携わる父・清さんは長年に渡って障害者施設に勤め、パラスポーツにも携わってきました。そんな父の姿に感化され悠樹さんは同じ福祉の道へ。現在は、1年前に父親などが立ち上げた上峰町にある就労継続支援B型事業所「なごみ」で働いています。
【施設を利用している女性】
「いろいろ教えてくれたりするから優しい中島さん」
この日は、9人がネジを袋に詰めたり、文具に名札シールを貼ったり作業していました。
【施設を利用している女性】
「なごみに来て楽しい」
「ここ大好きなんで、大好きです」
事業所では仕事だけでなく運動も大事にしていて週に2日、パラスポーツを指導しています。
【中島悠樹さん】
「当初は中々相手に返すのが難しいくらいみんなにまわすのが上手く行かなかったんですけど、練習するにつれてみんなまわすのが上手になって本当に今やっとなるようになった」
【施設を利用している女性】
「チームのみんなと一致団結してがんばっていきたい」
ふうせんバレーボールは今年の全障スポでは、オープン競技の種目で、大阪府や長崎県などから約500人の参加が見込まれていて、県内からは5つのチームが出場する予定です。また、北九州市で毎年開催される全国大会には韓国や台湾からも参加するなど国内のみならず人気が広がっているといいます。
【中島悠樹さん】
「ふうせんバレーボール佐賀県の皆さんに知ってもらいたい。県内の障害者施設や放課後デイサービスの子供たちなどにも広めていきたい」
全障スポオープン競技のふうせんバレーボールは本大会期間よりも早く、5月に上峰町で実施されます。
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