2024/12/06 (金) 18:40

きょうのテーマは「大雪（たいせつ）」です。

12月7日は二十四節気のひとつ、大雪となります。山地では雪が積もり、平地でも雪がちらつく頃で本格的な冬の始まりとなっています。
6日の最高気温は15度でしたので、この時期らしく寒くなりましたね。
雪が降るために必要なことは、九州北部地方ではまだ初雪の発表はありません。
問題です。地上で雪が降るために必要な条件として気温がありますよね。気温が低いほど雪が降りやすいのはわかるかと思います。ただ、あと一つ条件がありますが、何だと思いますか。

【キャスター】
なんだろう。湿度！

【甲斐気象予報士】
正解は湿度でした。地上の空気が乾燥しているか、湿気が多いかによっても雨になるか、雪になるかが変わってきます。

【キャスター】
そうなんだー

【甲斐気象予報士】
気温と湿度気温が0度に近いほど雪の確率はもちろん上がりますが、気温と湿度ともに上がるにつれて雨と雪が混じった状態のみぞれになったり、雨になったりとします。なぜ湿度が低いほど雪になる可能性が高くなるのかといいますと、雪が落ちてきて雨に変わる時に一部が蒸発します。蒸発すると周りの空気の温度を下げる働きがありますので、より雪になるというわけなんです。雨か雪か、判断するには湿度にも注目してみてください。
ちなみに上空1500メートルの気温でも、雪が降るかどうかの目安があります。0度では山地で雪が降る可能性があります。マイナス6度では平地で雪が降り、マイナス12度以下の場合は平地で大雪となる恐れがある寒気となります。
雪が降るような寒気が入ってくるのか、この先の見ていきますと、マイナス3度くらいの寒気が入ってきそうです。雨が降るようであれば、山地では雪が降る可能性がありますが、地上で雪が降る可能性は低そうです。ただ、寒くなりそうです。

【キャスター】
週末の天気は？

【甲斐気象予報士】
7日(土)は日中は晴れの予想ですが、夜は雨が降る可能性があります。山地では雪に変わる可能性も。8日(日)の明け方にかけて雨または雪が降る可能性がありますが、日中から晴れる予想です。最高気温は12度・11度で今季一番の寒さになりそうです。また、冷たい北風が吹くため一層寒く感じられるでしょう。
9日(月)と10日(火)はおおむね晴れる予想で、11日以降は雲が多くなってきそうです。