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中学校部活動 少子化や指導者不足で江北町と大町町では「合同部活動」【佐賀県】
2025/05/13 (火) 18:40

中学校の部活動について。少子化や指導者不足で、全国的にも部活のあり方が見直されています。そんな中、江北町と大町町では2つの町の学校が一緒に活動する「合同部活動」が始まりました。
授業が終わり、体育館へ向かう子どもたち。
江北町の江北中学校バスケットボール部。この日から、2つの学校のメンバーが一緒に活動する“合同部活動”が正式に始まりました。
【江北中学校・男子バスケットボール部キャプテン 小寺健太さん】
「一緒にバスケできる仲間が増えたので良かったなと思う」
新体制となった江北中バスケ部は26人で、このうち江北中が25人。もう1人が、大町町の「大町ひじり学園」の生徒です。
【大町ひじり学園 三好晴輝さん】
「学校にバスケの部活がないので、江北に来たらバスケができたので嬉しかった」
大町町の中学1年生・三好晴輝さん。小学5年生のときにバスケットボールを始め、夢中になりました。ただ大町町にはバスケ部が無いため、中学校はほかの市町に移ることも考えていました。
そんなとき、大町町が江北町とともに“合同部活動”を行う協定を締結。子供の減少や指導者不足の問題などに悩む中学校の部活動を存続させ、生徒の選択肢を確保しようというものでした。
【江北町子供教育課 牟田久俊さん】
「少子化に伴って部員不足で休部になったり廃部せざるを得なくなる状況が増えてきていて、子供達にいろいろな種目を経験できる環境を整えてあげるということが課題になっているのでまずはそこに取り組もうと」
大町ひじり学園に在学したまま、江北中バスケ部に入部した三好さん。授業が終わると江北中に自転車で移動し、帰りは親に迎えに来てもらいます。
【大町ひじり学園 三好晴輝さん】
「みんな優しい。声出してみんなを支えられたらいいなと思う」
一方、江北中学校の部員や顧問は…。
【江北中学校・男子バスケットボール部キャプテン 小寺健太さん】
「(三好くんが)いつも明るくいてくれるので雰囲気が良くなった」
【江北中学校・男子バスケットボール部顧問 赤間準先生】
「晴輝さんのようにバスケがしたい・バスケを楽しみたいという子が用意されてある環境でバスケを楽しむ機会があるのはいいかなと思っている」
今回の合同部活動は「拠点校方式」と言われ、江北中が練習の拠点となっています。保護者の負担となる拠点校から自宅までの送迎や、金銭面をどう割り振るかなど課題も多くあります。
また、現在合同部活動が行われているのはバスケ男子のみで、2つの町は今後どう拡充するかも検討したいとしています。
【江北町こども教育課 牟田久俊さん】
「先生方の理解・保護者の理解が必要なので、これからは保護者のニーズや子供達のニーズをしっかり把握した上で、課題の解決に取り組んでいきたいと考えている」
これまでは部活があっても人数が少なく、大会に出場できなかったケースも。生徒の選択肢が広がる。・町の垣根を越えて協力することが子供達の未来と笑顔を守る大きな一歩となりそうです。
授業が終わり、体育館へ向かう子どもたち。
江北町の江北中学校バスケットボール部。この日から、2つの学校のメンバーが一緒に活動する“合同部活動”が正式に始まりました。
【江北中学校・男子バスケットボール部キャプテン 小寺健太さん】
「一緒にバスケできる仲間が増えたので良かったなと思う」
新体制となった江北中バスケ部は26人で、このうち江北中が25人。もう1人が、大町町の「大町ひじり学園」の生徒です。
【大町ひじり学園 三好晴輝さん】
「学校にバスケの部活がないので、江北に来たらバスケができたので嬉しかった」
大町町の中学1年生・三好晴輝さん。小学5年生のときにバスケットボールを始め、夢中になりました。ただ大町町にはバスケ部が無いため、中学校はほかの市町に移ることも考えていました。
そんなとき、大町町が江北町とともに“合同部活動”を行う協定を締結。子供の減少や指導者不足の問題などに悩む中学校の部活動を存続させ、生徒の選択肢を確保しようというものでした。
【江北町子供教育課 牟田久俊さん】
「少子化に伴って部員不足で休部になったり廃部せざるを得なくなる状況が増えてきていて、子供達にいろいろな種目を経験できる環境を整えてあげるということが課題になっているのでまずはそこに取り組もうと」
大町ひじり学園に在学したまま、江北中バスケ部に入部した三好さん。授業が終わると江北中に自転車で移動し、帰りは親に迎えに来てもらいます。
【大町ひじり学園 三好晴輝さん】
「みんな優しい。声出してみんなを支えられたらいいなと思う」
一方、江北中学校の部員や顧問は…。
【江北中学校・男子バスケットボール部キャプテン 小寺健太さん】
「(三好くんが)いつも明るくいてくれるので雰囲気が良くなった」
【江北中学校・男子バスケットボール部顧問 赤間準先生】
「晴輝さんのようにバスケがしたい・バスケを楽しみたいという子が用意されてある環境でバスケを楽しむ機会があるのはいいかなと思っている」
今回の合同部活動は「拠点校方式」と言われ、江北中が練習の拠点となっています。保護者の負担となる拠点校から自宅までの送迎や、金銭面をどう割り振るかなど課題も多くあります。
また、現在合同部活動が行われているのはバスケ男子のみで、2つの町は今後どう拡充するかも検討したいとしています。
【江北町こども教育課 牟田久俊さん】
「先生方の理解・保護者の理解が必要なので、これからは保護者のニーズや子供達のニーズをしっかり把握した上で、課題の解決に取り組んでいきたいと考えている」
これまでは部活があっても人数が少なく、大会に出場できなかったケースも。生徒の選択肢が広がる。・町の垣根を越えて協力することが子供達の未来と笑顔を守る大きな一歩となりそうです。
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