2025/05/30 (金) 18:21

甲斐気象予報士に聞くお天気箱
今回のテーマは「降水確率予報」についてです。
天気予報でよく見る降水確率ですが、どういった雨が降る確率か正しく理解できていますか？そこで問題です。降水確率30パーセントとはどういった雨の降り方を表しているでしょうか。

正解は100回発表された時に30回は1ミリ以上の雨が降る確率になります。
詳しく言うと、過去の同じような気圧配置などの気象条件を100回分集めて、そのうち何回雨が降ったかを求めて10パーセントごとに出しています。
1ミリ以上というのがポイントで、雨の降る期間の長さや強さ、エリアの割合ではないんです。仮に降水確率が低くても強い雨が降ることもありますし、高くて雨が弱いこともあります。
ちなみに1桁台は四捨五入をしますので、0％でも1～4回は雨の可能性が含まれていることもあります。

【甲斐気象予報士】
ちなみに降水確率何パーセントで傘を持っていきます？

40か50ですかね。あとはレーダーを見て判断一般的にも30パーセントで持っていく方が多いようですね。

【アナウンサー】
週末の天気は？
どちらも降水確率0％のため雨が降る確率は低いでしょう。
31日土曜日は天気が回復して日差しが降り注ぐでしょう。
1日日曜日は真夏日に迫る暑さになるので熱中症に注意。

週間予報、月曜日から火曜日にかけては低気圧や前線の影響で雨が降るでしょう。低気圧の位置によってはまとまった雨となりそうです。水曜日以降は晴れ間がありそうです。
九州北部の梅雨入りの平年日は6月4日ですが、今シーズンは平年より遅くなるかもしれませんね。