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世界最大級のチーズコンテストで銅賞!ナカシマファームのブラウンチーズ【佐賀県嬉野市】
2019/11/18 (月) 18:00
先月、イタリアで開かれた世界最大級の国際チーズコンテストで銅賞を受賞したチーズ工房が嬉野市塩田町にあります。
全国的に酪農家が減る中、酪農の魅力を伝えたいという若手農家の挑戦です。
中島大貴さん:「挑戦するしかない。その姿勢を次の世代に見せることが大事」
嬉野市塩田町のチーズ工房「ナカシマファーム」。代表を務めるのは中島大貴さん33歳です。中島さんは、10月イタリアで開かれた国際チーズコンテストに約3年かけて開発したブラウンチーズを出品、42カ国約4000点のチーズの中から見事銅賞に選ばれました。
中島大貴さん:「海外で。チーズの文化は圧倒的に(欧州が)深い。その中で風味が認められたのはすごくうれしかった、どんなメダルの色であっても」
そのお味は…?リポート:「いただきます。思っているチーズとは違ってキャラメルのような甘さがしてとても濃厚です」
原材料は牛乳のみで、砂糖は一切使っていないにも関わらず糖度は50度以上。コーヒーや紅茶との相性も抜群だそうです。
中島さんはチーズ工房の裏の牧場で乳牛約90頭を飼育しています。全国の酪農家の数は、2015年までの10年間に約3割減少しました。
家業の酪農を継いだ中島さんは、牛乳を知り尽くした酪農家自らチーズを作ることで「酪農の魅力を伝えたい」と、7年前に工房を立ち上げました。
中島大貴さん:「チーズで一番大事なのは良質なミルクを生産することが一番大事。どんなに技術を持っていても牛乳がおいしくないとおいしいチーズはできない」
中島さんがブラウンチーズを開発するにいたったのにはある社会問題が背景にありました。
中島大貴さん:「他のチーズをつくるときにホエイというのが大量に副産物として出る。どうしてもこれまでは廃棄していたがどうにか活用したい、フードロスに取り組みたいという思いから」
チーズをつくるとき、牛乳から脂肪分などを取り除いた後に残る液体、「ホエイ」。
使い道が見つからずこれまでは廃棄せざる得ませんでした。
中島大貴さん:「大変だったことは、このチーズを日本でつくっている人は誰もいなくて製法が全く分からない状態での独学で手探りの状態でスタートした。試行錯誤するしかなかった」
試行錯誤の末、ホエイと生乳を6時間煮詰めてできたのがこのブラウンチーズです。
中島大貴さん:「絞って温かいままの牛乳を工房に持ってきてチーズにする。おいしい牛乳をいかにおいしいままチーズの製造にもっていくかをすごく気を付けている」そんな中島さんが酪農家として大切にしていること、それは“常に挑戦し続ける姿勢”です。
中島大貴さん:「どんどん農家が減っていって若い農家は圧倒的に少ない。これまでにないものにチャレンジすることで一次産業を盛り上げていけたらなと」
チーズ作りを始めて7年。若手農家の挑戦が生んだ、世界も認めたブラウンチーズ。
酪農の魅力を発信する挑戦は、まだまだ続きます。
全国的に酪農家が減る中、酪農の魅力を伝えたいという若手農家の挑戦です。
中島大貴さん:「挑戦するしかない。その姿勢を次の世代に見せることが大事」
嬉野市塩田町のチーズ工房「ナカシマファーム」。代表を務めるのは中島大貴さん33歳です。中島さんは、10月イタリアで開かれた国際チーズコンテストに約3年かけて開発したブラウンチーズを出品、42カ国約4000点のチーズの中から見事銅賞に選ばれました。
中島大貴さん:「海外で。チーズの文化は圧倒的に(欧州が)深い。その中で風味が認められたのはすごくうれしかった、どんなメダルの色であっても」
そのお味は…?リポート:「いただきます。思っているチーズとは違ってキャラメルのような甘さがしてとても濃厚です」
原材料は牛乳のみで、砂糖は一切使っていないにも関わらず糖度は50度以上。コーヒーや紅茶との相性も抜群だそうです。
中島さんはチーズ工房の裏の牧場で乳牛約90頭を飼育しています。全国の酪農家の数は、2015年までの10年間に約3割減少しました。
家業の酪農を継いだ中島さんは、牛乳を知り尽くした酪農家自らチーズを作ることで「酪農の魅力を伝えたい」と、7年前に工房を立ち上げました。
中島大貴さん:「チーズで一番大事なのは良質なミルクを生産することが一番大事。どんなに技術を持っていても牛乳がおいしくないとおいしいチーズはできない」
中島さんがブラウンチーズを開発するにいたったのにはある社会問題が背景にありました。
中島大貴さん:「他のチーズをつくるときにホエイというのが大量に副産物として出る。どうしてもこれまでは廃棄していたがどうにか活用したい、フードロスに取り組みたいという思いから」
チーズをつくるとき、牛乳から脂肪分などを取り除いた後に残る液体、「ホエイ」。
使い道が見つからずこれまでは廃棄せざる得ませんでした。
中島大貴さん:「大変だったことは、このチーズを日本でつくっている人は誰もいなくて製法が全く分からない状態での独学で手探りの状態でスタートした。試行錯誤するしかなかった」
試行錯誤の末、ホエイと生乳を6時間煮詰めてできたのがこのブラウンチーズです。
中島大貴さん:「絞って温かいままの牛乳を工房に持ってきてチーズにする。おいしい牛乳をいかにおいしいままチーズの製造にもっていくかをすごく気を付けている」そんな中島さんが酪農家として大切にしていること、それは“常に挑戦し続ける姿勢”です。
中島大貴さん:「どんどん農家が減っていって若い農家は圧倒的に少ない。これまでにないものにチャレンジすることで一次産業を盛り上げていけたらなと」
チーズ作りを始めて7年。若手農家の挑戦が生んだ、世界も認めたブラウンチーズ。
酪農の魅力を発信する挑戦は、まだまだ続きます。
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