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「入学後まだ一度も大学に…」佐賀大学オンライン授業2カ月 意外な成果や課題も…
2020/06/04 (木) 18:00

今も大学構内への学生の立ち入りが原則禁止されている佐賀大学。学びや交流の場がオンラインだけに制限されながらも新たな動きや課題が見つかっているようです。
1年生諸岡佑紀さん:「1回も行ったことないです。まずは友達を作りたいです。学校の話などしたいです。当たり前のことなんですけど全然できていないので」
この春県内の高校を卒業し、佐賀大学芸術地域デザイン学部に入学、陶芸を専攻する諸岡佑紀さん。佐賀大学では現在学生が大学構内に入ることを原則禁止し、全面的にオンライン授業をしているので入学式はおろか1度も構内に入ることなく学生生活がスタートしました。自分で受ける授業を決め時間割を組み立てるという大学ならではの仕組みに苦戦したといいます。相談できる友人や先輩もいない中、頼りになったのがツイッターです。
1年生諸岡佑紀さん:「ツイッターで春から佐賀大という人を探して、その人に話しかけてどうしましたか?とか。うれしかったです。めっちゃ。気にかけて下さっている先輩がいるってことが」
在学生の中でも動きが。4月から急遽始まった全面オンライン授業にとまどう新入生などへの情報発信をするWEBサイトを立ち上げたのは、芸術地域デザイン学部の有志たち約10人です。
3年生宮崎真優さん:「1つ履修を失敗したらもう受けられない。登録されていないから単位出ませんとなると卒業もできないのが大学の難しさ。新入生はそういうのもわかっていない状況で/何かできることないかなと思って」
サイトやツイッターを通じ、履修登録のやり方やオンライン授業で必要なアプリの使い方に、課題提出のやり方など400件を超える問い合わせがあったといいます。
このメンバーに助けられたのは学生だけではありません。授業で使うアプリで、画面表示の変更方法がわからなくなった教授も…
芸術地域デザイン学部 山口夕妃子教授:「ここはこうですよ!とすぐに返してくれたので、それはすごく助かりました」
学ぶ側も教える側も模索の中で始まったオンライン授業。意外にも学生たちの反応は上々です。
宮崎真優さん:「対面で授業を受けてみて友達が隣にいたりするが、オンラインは自分の空間で自分で学ぶ。オンラインの方が受けやすい」
男子学生:「自分でどこまで学ぶか、自分が迷ったところをどこまで解消していくか、課題が生まれてきたと思う」
また、チャット機能を使うことで講義の途中でも学生から質問や意見が返ってくるなど、うれしい変化も増えています。
芸術地域デザイン学部 山口夕妃子教授:「質問ある人!って聞いても手を挙げて質問する人なんていないけど、これだとチャットで質問を気軽に投げかけて来るし意外と新しいことなので、出席率がめちゃくちゃ高い。びっくりして。今までみんなそんな真面目に受けてた?ってくらい本当に皆さん真面目に受けてくれる」
しかし、実験や教育実習、フィールドワークなど、オンラインではできない学びは止まったまま。これまでどおりの対面授業とオンライン授業の両方を取り入れるのは、現実的には難しいといいます。
芸術地域デザイン学部 山口夕妃子教授:「オンライン授業そのものが向かない科目があって理論だけじゃなくて実践を行っていく、地域で生かしていくという取り組みを(大学では)行っていく。大講義はオンラインでってしても、次の時間は少人数だからリアルで講義室てなったら。意外とそう簡単には(オンラインと対面授業の)ハイブリッドは難しい」
学びや交流の場がオンラインだけに制限された中でスタートした新年度。成果があった一方、課題も見えてきました。
1年生諸岡佑紀さん:「1回も行ったことないです。まずは友達を作りたいです。学校の話などしたいです。当たり前のことなんですけど全然できていないので」
この春県内の高校を卒業し、佐賀大学芸術地域デザイン学部に入学、陶芸を専攻する諸岡佑紀さん。佐賀大学では現在学生が大学構内に入ることを原則禁止し、全面的にオンライン授業をしているので入学式はおろか1度も構内に入ることなく学生生活がスタートしました。自分で受ける授業を決め時間割を組み立てるという大学ならではの仕組みに苦戦したといいます。相談できる友人や先輩もいない中、頼りになったのがツイッターです。
1年生諸岡佑紀さん:「ツイッターで春から佐賀大という人を探して、その人に話しかけてどうしましたか?とか。うれしかったです。めっちゃ。気にかけて下さっている先輩がいるってことが」
在学生の中でも動きが。4月から急遽始まった全面オンライン授業にとまどう新入生などへの情報発信をするWEBサイトを立ち上げたのは、芸術地域デザイン学部の有志たち約10人です。
3年生宮崎真優さん:「1つ履修を失敗したらもう受けられない。登録されていないから単位出ませんとなると卒業もできないのが大学の難しさ。新入生はそういうのもわかっていない状況で/何かできることないかなと思って」
サイトやツイッターを通じ、履修登録のやり方やオンライン授業で必要なアプリの使い方に、課題提出のやり方など400件を超える問い合わせがあったといいます。
このメンバーに助けられたのは学生だけではありません。授業で使うアプリで、画面表示の変更方法がわからなくなった教授も…
芸術地域デザイン学部 山口夕妃子教授:「ここはこうですよ!とすぐに返してくれたので、それはすごく助かりました」
学ぶ側も教える側も模索の中で始まったオンライン授業。意外にも学生たちの反応は上々です。
宮崎真優さん:「対面で授業を受けてみて友達が隣にいたりするが、オンラインは自分の空間で自分で学ぶ。オンラインの方が受けやすい」
男子学生:「自分でどこまで学ぶか、自分が迷ったところをどこまで解消していくか、課題が生まれてきたと思う」
また、チャット機能を使うことで講義の途中でも学生から質問や意見が返ってくるなど、うれしい変化も増えています。
芸術地域デザイン学部 山口夕妃子教授:「質問ある人!って聞いても手を挙げて質問する人なんていないけど、これだとチャットで質問を気軽に投げかけて来るし意外と新しいことなので、出席率がめちゃくちゃ高い。びっくりして。今までみんなそんな真面目に受けてた?ってくらい本当に皆さん真面目に受けてくれる」
しかし、実験や教育実習、フィールドワークなど、オンラインではできない学びは止まったまま。これまでどおりの対面授業とオンライン授業の両方を取り入れるのは、現実的には難しいといいます。
芸術地域デザイン学部 山口夕妃子教授:「オンライン授業そのものが向かない科目があって理論だけじゃなくて実践を行っていく、地域で生かしていくという取り組みを(大学では)行っていく。大講義はオンラインでってしても、次の時間は少人数だからリアルで講義室てなったら。意外とそう簡単には(オンラインと対面授業の)ハイブリッドは難しい」
学びや交流の場がオンラインだけに制限された中でスタートした新年度。成果があった一方、課題も見えてきました。
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