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「幸せを呼ぶ鳥の羽根」福祉で町おこし【佐賀県基山町】

2020/11/11 (水) 19:32

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基山町で新たな地域産業として期待され飼育されている鳥エミュー。
「幸せを呼ぶ鳥の羽根」と言われるエミューの羽根を使って障害者の製作活動と町おこしに取り組む施設があります。

エミューの羽根を使ってアクセサリー作りをしているのは、基山町にある特定非営利活動法人らいふステージメヌエット。障害のある人たちの就労支援施設で現在20人が利用しています。
ここでは、アクセサリーや雑貨を製作していてエミューの羽根を使ったストラップやキーホルダーを作っています。

基山町で2015年から飼育されているオーストラリア原産の鳥エミュー。町おこしを目的に食用や化粧品などに加工する6次産業化に乗り出し、現在500羽が飼育されています。
エミューの羽根は1本の根元から2本の羽根が生えていて、2本がくっついた形をしていることから幸運を招く「恋愛のお守り」や「友情の証」として縁起が良いと言われています。

製作は利用者、職員によってすべて手作業で行われます。まず羽根の土や埃といった汚れを1枚1枚丁寧に洗浄します。しっかり乾いたら商品にする羽根を選別していきます。
「皆さんこうやって触ってらっしゃるじゃないですか?これは何を…毛並みを見てるんですか?」
らいふステージ基山 岩田一生さん:「密集度とか羽根の硬さ、あまりにも柔らかすぎると毛が抜けてしまったり折れてしまったりするので」皮を編み、ビーズ・羽根を取りつけ包装してようやく商品の完成です。
障害がある人の活躍をどうしたら知ってもらえるか、また町のために何かできないかと「福祉でできる町おこし」を企画しておよそ2年ー
エミューの羽根ストラップは10月1日から基山町のふるさと納税の返礼品に登録されました。
らいふステージ岩田一生さん:「基山町で何かをしたいとずっと言っているので役場でそういう風に(ふるさと納税返礼品に)お話がでたときは、みんな?良かった、嬉しい?という声が出ました。」
細かな作業が多く初めのうちは上手くできない人もいましたが、毎日練習を重ねて精度を上げ商品化しました。
製作する人は:「皆さんに喜んでもらって使ってもらう喜びみたいなのを考えながら作ってます。」「難しいの一言です。(エミューの)羽根を使って皆さんに使ってもらえたらということで作らせてもらってます。」

完成したストラップやキーホルダーは町内にある本福寺で縁結びの祈願を受けます。「幸せを呼ぶ鳥の羽根」は障害者福祉と基山町に関心を寄せる新たなアイテムとなるか、注目です。
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