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大規模な災害につながる線状降水帯 6月1日より予測の運用開始 【佐賀県】

2022/05/27 (金) 18:50

今回は「線状降水帯の予測」についてです。

6月1日より線状降水帯の予測の運用が開始となります。これまでは線状降水帯が発生した時に顕著な大雨に関する情報を発表していましたが、今後は早ければ発生の半日前から線状降水帯の情報を得ることができます。
情報内容は地方区分で、佐賀県の場合は九州北部地方が対象となります。線状降水帯が発生すると大規模な災害につながる恐れもあるため、避難などをより強く呼びかける効果があります。

【キャスター】
早めに大きな災害につながる可能性のある線状降水帯の発生の有無がわかるのはありがたいですね。ただ九州北部地方で発表ということは、もしかすると佐賀県で発生しない可能性もあるということですね。

【甲斐気象予報士】
その通りです。発生する場所が少しずれただけでも県内にかかったりかからなかったりすることがあります。予測を発表して的中率は4回に1回になるとのことですが、もともと線状降水帯は発生するかどうか予測が難しくピンポイントで場所を当てるのはさらに難しいんです。ですので、4回に1回の確率でも高くなってきていると言えます。

なぜ予測精度が上がってきたのかと言いますと、観測と予測の強化したからです。観測は海上や衛星のほか、アメダスでは湿度の観測地点を増やすことで雨の元となる水蒸気量を測ることができます。またレーダーも、より正確な雨量や積乱雲の発達過程を把握することが出来るようになりました。

予測に関してはスーパーコンピューターを強化しました。予測する上で複雑な計算をいくつもする必要があり、処理能力が上がれば上がるほど、より細かい予測を立てることができます。今後はさらに県単位や市町村単位で発表することを目標としていますので、さらなる向上に期待したいですね。

【キャスター】
より情報が細かく、的確になるといいですね。

【甲斐気象予報士】
最後に線状降水帯のしくみをおさらいしたいと思います。
線状降水帯の発生にはいくつか成因がありますが、代表的なものでバックビルディング現象というものがあります。湿った空気が山などにぶつかったり、湿った空気同士がぶつかって上昇して積乱雲が発生します。発達しながら上空の風に流されて移動し、湿った空気と積乱雲から吹き降りる風が同じ場所でぶつかってまた積乱雲が発生して流される。これを繰り返すことによって積乱雲がビルのように連なることから線状降水帯といいます。

通常ひとつの積乱雲の寿命は1時間程度ですけど、組織化することによって同じ場所で活発な雨雲がかかり大雨となるリスクが高くなります。梅雨入り間近ですが線状降水帯というワードは特に注意し、防災意識を高めていきましょう。
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