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浸水状況を地図上でリアルタイム把握 避難の参考になると期待【佐賀市】
2022/07/19 (火) 19:30
19日も線状降水帯が発生し大雨となりましたが、ここ数年、特別警報級の豪雨災害が毎年県内を襲っています。
こうした中、佐賀市は今年から浸水状況がリアルタイムで分かるマップを公開しています。
被害の軽減や避難の誘導につながるのか。県内ではこれまでの経験を生かした新たな対策が始まっています。
3年前の2019年、県内を襲った豪雨。佐賀市では、約2900棟の住宅が浸水しました。また、2021年8月の豪雨でも、400棟の住宅が浸水。被害を受けたのは住宅だけではありませんでした。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「道路ももうかなりの水がきて、そこをトラックが通っていって、そのトラックが通るたんびに水がこっちに押し寄せてくるという、ちょっと怖い状況でですね」
佐賀市呉服元町の児童養護施設「佐賀清光園」。
2019年と2021年、いずれも浸水の被害がありました。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「(3年前は)このへんまできてますね、去年はこれくらいやったっけ」
西村明純園長によりますと、バリアフリーのため段差が少ない施設ということもあり、3年前は床上20センチほど浸水したといいます。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「(1階の)畳、フローリング、それから玄関口も全部水に浸かりましたし、あとエレベーターの基盤がやられて、大変でしたね…」
床の張り替えやエレベーターの修理など、建物だけで2019と2021年でそれぞれ500万円以上の費用がかかりました。
また、近くの道路も冠水していたといいます。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「このへんまでは浸かりましたね、だからちょっと深いところになるともう膝までいきましたんで…」
この施設では独自の水害対策を取ることに。
マグネット式の取り外し可能な止水板を設置できるようにしました。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「簡単にというところで、みんなが設置できるようにということで、この止水板にしました。そうしないと本格的な止水板っていうのは常設になるんでですね…」
「人によって止水板がきちんと設置できるかどうかというのがあるんで、その練習を今やってます」
一方、自治体も豪雨被害の軽減や、避難に役立てようと新たな対策を打ちだしています。
【佐賀市河川砂防課 小南考輝さん】
「令和元年(2019年)と3年(2021年)に大雨による浸水被害が起きました。そのような際には早めの避難行動が重要となり、市民の皆さまの避難行動に活用していただくよう今年の4月から運用を開始しました」
佐賀市がホームページで公開している「浸水情報提供システム」。
【佐賀市河川砂防課 小南考輝さん】
「計測器がこの中に入ってまして、バッテリーと通信装置がこの筒の中に入り込んでます」
市内でも特に浸水しやすいJR佐賀駅や県庁周辺など29カ所に自動計測機が設置され、浸水状況がリアルタイムで分かります。
「5センチ以上10センチ未満」、「70センチ以上」など推定される浸水の深さによって色分けしてマップで表示されます。
【佐賀市河川砂防課 小南考輝さん】
「計測地点で浸水していない状態では緑色の丸が表示されます。雨が降り計測地点が5センチ以上浸水すると、緑色の丸から青色のトゲトゲに変化します。トゲトゲの青色が濃いほど計測地点の浸水した深さが深いことを表しています。計測地点だけでなく黒枠内の浸水状況をご確認いただけます」
マップは10分間ごとに更新されるということで、避難するときの安全なルートの確認や避難先を選ぶときに活用してほしいと呼び掛けています。
【佐賀市河川砂防課 小南考輝さん】
「スマートフォンで見ることができるため外出先や通勤時に予定している通行ルート等の浸水状況を事前に確認することができ、通行できるかの判断材料になります」
「浸水情報提供システム」は佐賀市の公式ホームページのトップ、「浸水情報」というバナーなどからアクセスができます。
また、県も県内各地にセンサーを取り付け浸水状況をホームページで公開していく予定だということです。
こうした中、佐賀市は今年から浸水状況がリアルタイムで分かるマップを公開しています。
被害の軽減や避難の誘導につながるのか。県内ではこれまでの経験を生かした新たな対策が始まっています。
3年前の2019年、県内を襲った豪雨。佐賀市では、約2900棟の住宅が浸水しました。また、2021年8月の豪雨でも、400棟の住宅が浸水。被害を受けたのは住宅だけではありませんでした。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「道路ももうかなりの水がきて、そこをトラックが通っていって、そのトラックが通るたんびに水がこっちに押し寄せてくるという、ちょっと怖い状況でですね」
佐賀市呉服元町の児童養護施設「佐賀清光園」。
2019年と2021年、いずれも浸水の被害がありました。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「(3年前は)このへんまできてますね、去年はこれくらいやったっけ」
西村明純園長によりますと、バリアフリーのため段差が少ない施設ということもあり、3年前は床上20センチほど浸水したといいます。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「(1階の)畳、フローリング、それから玄関口も全部水に浸かりましたし、あとエレベーターの基盤がやられて、大変でしたね…」
床の張り替えやエレベーターの修理など、建物だけで2019と2021年でそれぞれ500万円以上の費用がかかりました。
また、近くの道路も冠水していたといいます。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「このへんまでは浸かりましたね、だからちょっと深いところになるともう膝までいきましたんで…」
この施設では独自の水害対策を取ることに。
マグネット式の取り外し可能な止水板を設置できるようにしました。
【佐賀清光園 西村明純園長】
「簡単にというところで、みんなが設置できるようにということで、この止水板にしました。そうしないと本格的な止水板っていうのは常設になるんでですね…」
「人によって止水板がきちんと設置できるかどうかというのがあるんで、その練習を今やってます」
一方、自治体も豪雨被害の軽減や、避難に役立てようと新たな対策を打ちだしています。
【佐賀市河川砂防課 小南考輝さん】
「令和元年(2019年)と3年(2021年)に大雨による浸水被害が起きました。そのような際には早めの避難行動が重要となり、市民の皆さまの避難行動に活用していただくよう今年の4月から運用を開始しました」
佐賀市がホームページで公開している「浸水情報提供システム」。
【佐賀市河川砂防課 小南考輝さん】
「計測器がこの中に入ってまして、バッテリーと通信装置がこの筒の中に入り込んでます」
市内でも特に浸水しやすいJR佐賀駅や県庁周辺など29カ所に自動計測機が設置され、浸水状況がリアルタイムで分かります。
「5センチ以上10センチ未満」、「70センチ以上」など推定される浸水の深さによって色分けしてマップで表示されます。
【佐賀市河川砂防課 小南考輝さん】
「計測地点で浸水していない状態では緑色の丸が表示されます。雨が降り計測地点が5センチ以上浸水すると、緑色の丸から青色のトゲトゲに変化します。トゲトゲの青色が濃いほど計測地点の浸水した深さが深いことを表しています。計測地点だけでなく黒枠内の浸水状況をご確認いただけます」
マップは10分間ごとに更新されるということで、避難するときの安全なルートの確認や避難先を選ぶときに活用してほしいと呼び掛けています。
【佐賀市河川砂防課 小南考輝さん】
「スマートフォンで見ることができるため外出先や通勤時に予定している通行ルート等の浸水状況を事前に確認することができ、通行できるかの判断材料になります」
「浸水情報提供システム」は佐賀市の公式ホームページのトップ、「浸水情報」というバナーなどからアクセスができます。
また、県も県内各地にセンサーを取り付け浸水状況をホームページで公開していく予定だということです。
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