佐賀のニュース
東京出身の絵本作家 アイデアの源は佐賀で暮らす人々の人生【佐賀県】
2022/08/01 (月) 18:30

毎週月曜日は様々な分野で頑張っている人を紹介する佐賀人十色。
鳥栖市の絵本作家の男性です。アイデアの源は、佐賀で暮らす人々の人生です。
佐賀弁を交えた表現で展開されるこちらの物語。
作者は、鳥栖市に住む絵本作家の園木まささん38歳です。
【園木まささん】
「方言や地域の人を題材にしている」
東京都出身の園木さん。10年前に、妻が生まれ育った佐賀県にやってきました。
自営業の傍ら、これまでに4冊の絵本を出版しています。
【園木まささん】
「ここは私の絵本の絵を書いていただいている方がいる、うどん屋さんです。その方があちらです」
絵を描くのが苦手な園木さんが協力を依頼したのが、家の近くのうどん店で働くニシカツミさんです。
【ニシカツミさん】
「遊び半分で始まった気分だったが、すごく立派な本に仕上げてくださって」
学生時代から、誰かの心に残るストーリーを作りたいという夢を持っていた園木さん。出版社が開く絵本の審査会に応募したことがきっかけで、2021年デビューしました。
【園木まささん】
「やり残した燃えカスが心の中にあった。それを形にできたのはうれしかった。19歳の自分にできたよと言いたい」
【ニシカツミさん】
「アイデアが豊富にあふれ出て、描くのが間に合わない」
園木さんのアイデアの源は佐賀で暮らす誰かの人生です。絵本の主人公はすべて佐賀県内にモデルがいます。
園木さんの友人で伊万里市にある設計事務所の2代目社長・田中史郎さん。
【田中設計事務所・田中史郎社長】
「僕自身は若いころからやんちゃをしていた。両親にまず謝ったことがなかった」
跡を継いだものの、父が苦労して守ってきた会社の存続を危うくした時期もありました。しかし、両親に謝り、会社も親子関係も良好になりました。
そこから生まれた物語が「ロボットのシロー」です。自分の役割を投げ出したロボット王国の国王シンは初代の国王の意思を継ぐロボットに怒られます。心から謝り立派な国王へと成長する物語です。
【園木まささん】
「どんな人生でも山あり谷あり。人の人生でしか得られないものが絶対ある」
こうして制作される園木さんの絵本。4作目となる新作は、子供たちに読んでもらいたい本として、全国学校図書館協議会の選定図書に選ばれました!
夜空で目立つことのできない暗い星座のフーが、地上への旅を通して自分に自信を持つ物語です。出版社の担当者は、園木さんの絵本をこう評価します。
【株式会社みらいパブリッシング 徳山雅代さん】
「選定図書は、8万点出版される本のうち7000点が選ばれる、なかなか選ばれる本は少ないのでうれしい。園木さんの絵本は正解がないのがいい。誰と読むのか何歳で読むのかそうしたことも楽しみ方がある」
【園木まささん】
「東京出身で佐賀に来た時、地元の人が「佐賀は何もないでしょう」と。でも私からしたら逆。東京にあるものはない、でも佐賀には佐賀にあるものがある」
佐賀の人をモデルに佐賀弁を使って創作される園木さんの絵本。
将来は、絵本が佐賀のことを発信する存在になればと話します。
【園木まささん】
「地域と人との縁をつなぐような。この地域はどんなところなんだろうと訪れてくれたり、そういう縁をつくれるとなおいい」
鳥栖市の絵本作家の男性です。アイデアの源は、佐賀で暮らす人々の人生です。
佐賀弁を交えた表現で展開されるこちらの物語。
作者は、鳥栖市に住む絵本作家の園木まささん38歳です。
【園木まささん】
「方言や地域の人を題材にしている」
東京都出身の園木さん。10年前に、妻が生まれ育った佐賀県にやってきました。
自営業の傍ら、これまでに4冊の絵本を出版しています。
【園木まささん】
「ここは私の絵本の絵を書いていただいている方がいる、うどん屋さんです。その方があちらです」
絵を描くのが苦手な園木さんが協力を依頼したのが、家の近くのうどん店で働くニシカツミさんです。
【ニシカツミさん】
「遊び半分で始まった気分だったが、すごく立派な本に仕上げてくださって」
学生時代から、誰かの心に残るストーリーを作りたいという夢を持っていた園木さん。出版社が開く絵本の審査会に応募したことがきっかけで、2021年デビューしました。
【園木まささん】
「やり残した燃えカスが心の中にあった。それを形にできたのはうれしかった。19歳の自分にできたよと言いたい」
【ニシカツミさん】
「アイデアが豊富にあふれ出て、描くのが間に合わない」
園木さんのアイデアの源は佐賀で暮らす誰かの人生です。絵本の主人公はすべて佐賀県内にモデルがいます。
園木さんの友人で伊万里市にある設計事務所の2代目社長・田中史郎さん。
【田中設計事務所・田中史郎社長】
「僕自身は若いころからやんちゃをしていた。両親にまず謝ったことがなかった」
跡を継いだものの、父が苦労して守ってきた会社の存続を危うくした時期もありました。しかし、両親に謝り、会社も親子関係も良好になりました。
そこから生まれた物語が「ロボットのシロー」です。自分の役割を投げ出したロボット王国の国王シンは初代の国王の意思を継ぐロボットに怒られます。心から謝り立派な国王へと成長する物語です。
【園木まささん】
「どんな人生でも山あり谷あり。人の人生でしか得られないものが絶対ある」
こうして制作される園木さんの絵本。4作目となる新作は、子供たちに読んでもらいたい本として、全国学校図書館協議会の選定図書に選ばれました!
夜空で目立つことのできない暗い星座のフーが、地上への旅を通して自分に自信を持つ物語です。出版社の担当者は、園木さんの絵本をこう評価します。
【株式会社みらいパブリッシング 徳山雅代さん】
「選定図書は、8万点出版される本のうち7000点が選ばれる、なかなか選ばれる本は少ないのでうれしい。園木さんの絵本は正解がないのがいい。誰と読むのか何歳で読むのかそうしたことも楽しみ方がある」
【園木まささん】
「東京出身で佐賀に来た時、地元の人が「佐賀は何もないでしょう」と。でも私からしたら逆。東京にあるものはない、でも佐賀には佐賀にあるものがある」
佐賀の人をモデルに佐賀弁を使って創作される園木さんの絵本。
将来は、絵本が佐賀のことを発信する存在になればと話します。
【園木まささん】
「地域と人との縁をつなぐような。この地域はどんなところなんだろうと訪れてくれたり、そういう縁をつくれるとなおいい」
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