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オスプレイ"搭乗"リポート テレビ初潜入 木更津市に暫定配備も2年半後には佐賀空港に【佐賀県】
2023/02/27 (月) 13:20
オスプレイの佐賀空港への配備計画が進む中、サガテレビの川野優也キャスターが暫定配備されている千葉県木更津市の現状を取材した。
千葉県の中西部、人口約13万5000人の木更津市。
「あ、来た来た。オスプレイ」
独特の低音を響かせながら、姿を見せたのが…オスプレイです。
陸上自衛隊・木更津駐屯地に現在11機が暫定配備されています。
オスプレイの最大の特徴はヘリコプターと飛行機の特徴を併せ持つこと。人や物資の輸送を主な目的に、ヘリのような「垂直離着陸」と飛行機のような「高速飛行」を可能としています。
木更津市には2020年7月から暫定配備され、隊員約200人で訓練しています。
【川野キャスター】
「今から私の後ろに見えるオスプレイに機体の後方から搭乗します」
今回、木更津駐屯地のVー22オスプレイに川野キャスターが搭乗。テレビカメラが入るのは初めてです。
【川野キャスター】
「機体の中は…両サイドにシートが一列になっています」
シートベルトで体を固定し、騒音防止のヘッドフォンを装着。
【川野キャスター】
「おそらく機体の離陸の準備に入ったと思われます。かなり振動が強くなってきました。きょうは風が強いのでかなり揺れるという注意がありました。ただ機体の安全性には全く問題ないということでした」
機体が滑走路を進み、離陸します。
【川野キャスター】
「いま機体がゆっくりと浮き上がりました。ふわりと浮くような感覚です。かなり強い揺れを感じます。いすに振動を感じます」
数分後、プロペラが「垂直離着陸モード」から「固定翼モード」に変形。すると、揺れが少し収まります。
【川野キャスター】
「まず音はヘッドセットを外すとかなりの音がある。長時間耐えるのは厳しい。離陸直後はかなりの揺れがあった。振動もあった。プロペラのモードが固定翼モードに変わってしばらくたつと通常の航空機とそんなに変わらないような印象です」
Vー22オスプレイの座席は24席で、このほかに乗組員が4人います。天井の高さは170センチほどで、最大で約2600キロ飛行できる機体です。機体の後ろ側は、見張りのため出入口を開けて飛行。上空からの景色が見えます。
【川野キャスター】
「座り心地は悪くはない。安定感もある。そして機体の内部を見てみると、配管やスイッチがむき出しとなっている」
これは、少しでも軽量化して積載量を増やすため。離陸してから約20分。滑らかに着陸しました。
【川野キャスター】
「乗っていた感覚はそこまで強い揺れは感じなかった。機体の安定感を感じた」
【陸上自衛隊輸送航空隊長 不破悟1等陸佐】
「何かほかの航空機と変わって特別に何か不安を感じたりそういうことは少なくとも我々は感じていない。安全の確保は絶対の大前提なのでそこには万全の上で万全を期してやっている」
佐賀県内でも騒音や安全性への懸念が根強いオスプレイ。木更津駐屯地のすぐそばには、民家が立ち並びます。この場所で長年暮らす住民は…。
【駐屯地近くの住民】
「来たときはみんなずらっと並んで見に来ていたけど…もう誰も興味ない。たまに家の屋根すれすれを飛ぶ。こするなよ?っていうぐらいの所」
「慣れちゃう。基地が目の前。そうするといろんな機種のヘリや飛行機が飛ぶわけだから。音ってなれば…もっとうるさいのがあるから」
自衛隊のヘリや羽田空港への飛行機がひっきりなしに飛ぶ木更津市。
一方で、反対の声も根強くあります。
【オスプレイ来るな いらない住民の会 野中晃事務局長】
「住民としては大変危険だなと。困ったなという形になっている。周りの人も『すごいね。今まで聞いたことない音だね』と。そういう声が集まるようになった。(暫定配備期限の)約束は守ってもらいたい。これが本音」
木更津市への暫定配備は2025年の7月まで。その後は佐賀県に配備する計画です。
防衛省との”約束”まであと2年半あまりに迫る中、木更津市長の心境は…。
【木更津市 渡辺芳邦市長】
「現実に(2025年に佐賀配備)が間に合うかは分からないし、どうなるかは分からないが、いずれにしても私どもの防衛省との約束はその期間(2025年7月まで)だという認識。防衛省側で対応して頂きたい」
Q.もし期限の延長を要請された場合は?
「そこは全く考えていない」
佐賀市では国と県による住民説明会も開かれ、佐賀空港への配備計画は着々と進んでいる。
千葉県の中西部、人口約13万5000人の木更津市。
「あ、来た来た。オスプレイ」
独特の低音を響かせながら、姿を見せたのが…オスプレイです。
陸上自衛隊・木更津駐屯地に現在11機が暫定配備されています。
オスプレイの最大の特徴はヘリコプターと飛行機の特徴を併せ持つこと。人や物資の輸送を主な目的に、ヘリのような「垂直離着陸」と飛行機のような「高速飛行」を可能としています。
木更津市には2020年7月から暫定配備され、隊員約200人で訓練しています。
【川野キャスター】
「今から私の後ろに見えるオスプレイに機体の後方から搭乗します」
今回、木更津駐屯地のVー22オスプレイに川野キャスターが搭乗。テレビカメラが入るのは初めてです。
【川野キャスター】
「機体の中は…両サイドにシートが一列になっています」
シートベルトで体を固定し、騒音防止のヘッドフォンを装着。
【川野キャスター】
「おそらく機体の離陸の準備に入ったと思われます。かなり振動が強くなってきました。きょうは風が強いのでかなり揺れるという注意がありました。ただ機体の安全性には全く問題ないということでした」
機体が滑走路を進み、離陸します。
【川野キャスター】
「いま機体がゆっくりと浮き上がりました。ふわりと浮くような感覚です。かなり強い揺れを感じます。いすに振動を感じます」
数分後、プロペラが「垂直離着陸モード」から「固定翼モード」に変形。すると、揺れが少し収まります。
【川野キャスター】
「まず音はヘッドセットを外すとかなりの音がある。長時間耐えるのは厳しい。離陸直後はかなりの揺れがあった。振動もあった。プロペラのモードが固定翼モードに変わってしばらくたつと通常の航空機とそんなに変わらないような印象です」
Vー22オスプレイの座席は24席で、このほかに乗組員が4人います。天井の高さは170センチほどで、最大で約2600キロ飛行できる機体です。機体の後ろ側は、見張りのため出入口を開けて飛行。上空からの景色が見えます。
【川野キャスター】
「座り心地は悪くはない。安定感もある。そして機体の内部を見てみると、配管やスイッチがむき出しとなっている」
これは、少しでも軽量化して積載量を増やすため。離陸してから約20分。滑らかに着陸しました。
【川野キャスター】
「乗っていた感覚はそこまで強い揺れは感じなかった。機体の安定感を感じた」
【陸上自衛隊輸送航空隊長 不破悟1等陸佐】
「何かほかの航空機と変わって特別に何か不安を感じたりそういうことは少なくとも我々は感じていない。安全の確保は絶対の大前提なのでそこには万全の上で万全を期してやっている」
佐賀県内でも騒音や安全性への懸念が根強いオスプレイ。木更津駐屯地のすぐそばには、民家が立ち並びます。この場所で長年暮らす住民は…。
【駐屯地近くの住民】
「来たときはみんなずらっと並んで見に来ていたけど…もう誰も興味ない。たまに家の屋根すれすれを飛ぶ。こするなよ?っていうぐらいの所」
「慣れちゃう。基地が目の前。そうするといろんな機種のヘリや飛行機が飛ぶわけだから。音ってなれば…もっとうるさいのがあるから」
自衛隊のヘリや羽田空港への飛行機がひっきりなしに飛ぶ木更津市。
一方で、反対の声も根強くあります。
【オスプレイ来るな いらない住民の会 野中晃事務局長】
「住民としては大変危険だなと。困ったなという形になっている。周りの人も『すごいね。今まで聞いたことない音だね』と。そういう声が集まるようになった。(暫定配備期限の)約束は守ってもらいたい。これが本音」
木更津市への暫定配備は2025年の7月まで。その後は佐賀県に配備する計画です。
防衛省との”約束”まであと2年半あまりに迫る中、木更津市長の心境は…。
【木更津市 渡辺芳邦市長】
「現実に(2025年に佐賀配備)が間に合うかは分からないし、どうなるかは分からないが、いずれにしても私どもの防衛省との約束はその期間(2025年7月まで)だという認識。防衛省側で対応して頂きたい」
Q.もし期限の延長を要請された場合は?
「そこは全く考えていない」
佐賀市では国と県による住民説明会も開かれ、佐賀空港への配備計画は着々と進んでいる。
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