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ため池から"国内最大級"のスッポン!カニの罠で捕まる 大きさの理由を専門家が解説【佐賀県鳥栖市】

2023/08/18 (金) 18:40

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17日、鳥栖市のため池で巨大なカメが発見されました。重さはなんと6キロ。専門家も驚くその大きさの理由とは。

【西山さん】
「カニかごに餌入れてその中に入っていたんですよね。でかいな、こういうの初めて見たなと思って」

鳥栖市でアスパラガスなどを生産している西山利治さん。カニを獲ろうと近くのため池に罠を仕掛けていたころ、中にいたのは…巨大なスッポンでした。

【西山さん】
「けさちょっと(カゴを)見に行ったらザリガニは食べてるし、餌も完全に食べてるし。(食欲旺盛だったんですね)はい」

重さをはかってみたところ、体重は6キロを超えていました。体長は45センチ以上、首が伸びれば60センチに達するのではないかということです。
これがどれくらいの大きさなのか、専門家に尋ねてみたところ・・・

【日本カメ自然誌研究会 矢部隆代表】
「日本で確認されたニホンスッポンで最大は京都の木津川で体重7.35キロというのがあるので6キロ超えのスッポンはかなり大きい」

ここまで大きくなったのにはため池という環境に理由があると専門家は話します。

【日本カメ自然誌研究会 矢部隆代表】
「池が富栄養化している、つまり「水があまりきれいでないというところは、スッポンの食べ物になるエビ類とか貝類とかがとても多くて、たくさんたっぷり食べてるからこんなにでかくなったと思います。肩の肉とか股の方の肉とか豊富なんで結構太っていて、えさはたっぷり食べていると思う」

年齢は判断できないということですが、もうすこし大きくなる可能性はあるということです。

【近藤カメラマン】
「我こそはため池の主なりと言わんばかりのその姿(に)見るものを圧倒します」

ひっくり返しても長い首を使って上手に寝返りを打つスッポン。
重そうな見た目とは裏腹に意外にも早く歩き、行きついた先で外を見つめるスッポン。哀愁が漂うその後ろ姿は故郷を恋しく思っているのかもしれません。
西山さんはあと数日自宅の水槽で様子を見たのち、捕獲したため池に放流するということです。

スッポンは雨上がりに水路の近くなどに現れることもあるそうですが、県は、捕まえるときには噛んでくる性質があるので噛まれないように気を付けてほしいとしています。また、爪で引っかかれることも脚力もある。
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