2023/11/20 (月) 17:30

「マッチングアプリで投資話を持ち掛けられた」という想定で警察官の捜査力を競う大会が開かれました。

この競技会は、インターネットを通じた詐欺や不正アクセスといったサイバー犯罪に対処する能力を高めようと2017年から毎年佐賀県警が開いています。
今年は県警察本部と各警察署から2人1組15チームが参加。40歳の男性が「マッチングアプリで知り合った女性に紹介されたFX投資に1000万円くらい投資した」と警察に相談したという想定で行われました。
競技時間は80分で「プロバイダを特定する」など捜査の流れに沿った10問が出題され、参加した警察官はパソコンのIPアドレスを解析したり、通信記録を分析したりしてスピードや正確性を競いました。

【県警本部生活安全部サイバー犯罪対策課 和田秀敏警部】
「手口も悪質化、巧妙化していますので、こういった競技会を通じて対処能力を向上させて県民の安全安心につなげていければと思っております」

県警察本部によりますと、今年9月末までに検挙されたサイバー犯罪の件数は、去年の同じ時期に比べて6件多い64件で、過去最多ペースだということです。