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“食品ロス”根本からなくすには…伊万里実業フードプロジェクト部が一役 国の”お墨付き”も【佐賀県】
2024/02/29 (木) 18:20
![サムネイル](http://img.youtube.com/vi/djPrDSuZfvs/mqdefault.jpg)
サガリサーチα、今回は“食品ロス”の削減に奔走する伊万里市の高校生の話題です。
「食品ロスを根本からなくすにはどうすればいいか」生徒たちの活動は廃棄される食品を使った商品開発や無償の“食育”レストランなど多岐にわたります。
色とりどりのちらし寿司やそうめんのお吸い物に食べる手が止まらない子供たち。
料理を提供しているのは伊万里市の高校生です。
【山口優花さん(2年生)】
「私たちの活動で地域から食品ロスをなくすことです」
伊万里実業高校の「フードプロジェクト部」
食の専門家を目指すフードビジネス科の生徒を中心に15人で活動しています。
近年世界中で取り組まれている「SDGs」に特化した部活動として2015年に誕生。
“食品ロスの削減”をメインテーマに活動を続けてきました。そして…
「地域に根ざした農業高校生として食の力でサステナブルな町づくりを目指して私たちの挑戦は続きます」
今年、農林水産省が主催する「食品産業もったいない大賞」で全国の企業や団体32の応募の中から、審査委員長賞を受賞したのです。
【山口絢愛さん(2年生)】
「さらにフードプロジェクト部のことをたくさんの人に知ってもらえるようにこれからも頑張っていきたいです」
世界的な問題になっている“食品ロス”。
日本では年間約520トン、国民1人当たり茶碗1杯分の量が毎日廃棄されていると言われています。
この食品ロスを減らそうと国からも認められた伊万里実業・フードプロジェクト部の取り組みとは。
1つ目はフードドライブ。
家庭で余っている食品を集めて生活に困っている人に送るというものです。
これをもっと広めるため定期的にイベントを開催していて多いときは100を超える食品が集まったこともあります。
【3年(当時)横田ほのかさん】
「カルシウムが多いので小さな子供で魚が苦手という人におすすめできる」
その活動は自分たちで商品開発までも!
通常は廃棄されるアジの中骨などを使ったその名も「お魚ビスケット」を開発。
これまで約40種類を商品化、このうち一部は伊万里市のふるさと納税の返礼品にも採用されています。
そして、最も力を入れるのが…?
去年7月、市内にオープンさせたのは毎月1回の無償レストラン。
地域の子供たちに食の大切さや食品ロスの削減などについて分かりやすく説明したあと、栄養バランスを考えた食事を提供しています。
この日、生徒たちはレストランの準備と新商品の開発に追われていました。
へこんだ缶詰や傷がある野菜など、30をこえる農家や企業がいわゆる“規格外”の品を提供してくれます。
【山口絢愛さん(2年生)】
「廃棄されて使えない食品とかがたくさんあるのでそういうのを私たちがいろいろ改善して商品開発をしていきたいです」
【北島美桜さん(1年生)】
「食品ロスをなくしていくとともに、自分たちが子供たちと話をしたりして楽しいと思える場所を作っていけるようにできたらいいなと思っています」
食育レストラン、2月のテーマは「ひな祭り」。
会場の飾り付けから調理まですべて自分たちで行います。
【リポート・堀竜泰】
「生徒たちが一生懸命準備を進めてきた学びのKidsレストランまもなくオープンです」
約40人の親子が集まり会場は満席。
生徒たちは絵を描いて作った「パネルシアター」を使いひな祭りの由来を説明。
ただ食事を提供するだけでなく“食を通じて学ぶ”それがこのレストランの目的です。
メニューはちらし寿司やお吸い物など4品、ほとんどがフードドライブなどで寄付された食材を使用しています。
Q.「どれが一番おいしかった?」
【子供】
「ちゅるちゅる」
「おいしい。キノコ嫌い」
【宮地あやかさん(2年生)】
「廃棄されるものでもこんなにおいしくなるんだよって伝えられてうれしいです」
【岩野結さん(2年生)】
「笑顔で食べてくれたり、おいしいって言ってくれてよかった」
【参加した人】
「着眼点も素敵ですし、実際にこういう場で実践していただいてこちらが学ばせていただくことばかりでありがたいです」
「食材を活用する方法をこういう機会を使って見直していきたいと思いました」
目先の「もったいない」を減らすだけでなく、“食育”で食の大切さを伝えていく。
食品ロスを根本的になくしていくためにはその両方が重要であると生徒たちは考えています。
【山口優花さん(2年生)】
「私たちが食品ロス削減に取り組むことで、ほかの地域にも食品ロス削減の活動を広げられたらいいなと思います」
「食品ロスを根本からなくすにはどうすればいいか」生徒たちの活動は廃棄される食品を使った商品開発や無償の“食育”レストランなど多岐にわたります。
色とりどりのちらし寿司やそうめんのお吸い物に食べる手が止まらない子供たち。
料理を提供しているのは伊万里市の高校生です。
【山口優花さん(2年生)】
「私たちの活動で地域から食品ロスをなくすことです」
伊万里実業高校の「フードプロジェクト部」
食の専門家を目指すフードビジネス科の生徒を中心に15人で活動しています。
近年世界中で取り組まれている「SDGs」に特化した部活動として2015年に誕生。
“食品ロスの削減”をメインテーマに活動を続けてきました。そして…
「地域に根ざした農業高校生として食の力でサステナブルな町づくりを目指して私たちの挑戦は続きます」
今年、農林水産省が主催する「食品産業もったいない大賞」で全国の企業や団体32の応募の中から、審査委員長賞を受賞したのです。
【山口絢愛さん(2年生)】
「さらにフードプロジェクト部のことをたくさんの人に知ってもらえるようにこれからも頑張っていきたいです」
世界的な問題になっている“食品ロス”。
日本では年間約520トン、国民1人当たり茶碗1杯分の量が毎日廃棄されていると言われています。
この食品ロスを減らそうと国からも認められた伊万里実業・フードプロジェクト部の取り組みとは。
1つ目はフードドライブ。
家庭で余っている食品を集めて生活に困っている人に送るというものです。
これをもっと広めるため定期的にイベントを開催していて多いときは100を超える食品が集まったこともあります。
【3年(当時)横田ほのかさん】
「カルシウムが多いので小さな子供で魚が苦手という人におすすめできる」
その活動は自分たちで商品開発までも!
通常は廃棄されるアジの中骨などを使ったその名も「お魚ビスケット」を開発。
これまで約40種類を商品化、このうち一部は伊万里市のふるさと納税の返礼品にも採用されています。
そして、最も力を入れるのが…?
去年7月、市内にオープンさせたのは毎月1回の無償レストラン。
地域の子供たちに食の大切さや食品ロスの削減などについて分かりやすく説明したあと、栄養バランスを考えた食事を提供しています。
この日、生徒たちはレストランの準備と新商品の開発に追われていました。
へこんだ缶詰や傷がある野菜など、30をこえる農家や企業がいわゆる“規格外”の品を提供してくれます。
【山口絢愛さん(2年生)】
「廃棄されて使えない食品とかがたくさんあるのでそういうのを私たちがいろいろ改善して商品開発をしていきたいです」
【北島美桜さん(1年生)】
「食品ロスをなくしていくとともに、自分たちが子供たちと話をしたりして楽しいと思える場所を作っていけるようにできたらいいなと思っています」
食育レストラン、2月のテーマは「ひな祭り」。
会場の飾り付けから調理まですべて自分たちで行います。
【リポート・堀竜泰】
「生徒たちが一生懸命準備を進めてきた学びのKidsレストランまもなくオープンです」
約40人の親子が集まり会場は満席。
生徒たちは絵を描いて作った「パネルシアター」を使いひな祭りの由来を説明。
ただ食事を提供するだけでなく“食を通じて学ぶ”それがこのレストランの目的です。
メニューはちらし寿司やお吸い物など4品、ほとんどがフードドライブなどで寄付された食材を使用しています。
Q.「どれが一番おいしかった?」
【子供】
「ちゅるちゅる」
「おいしい。キノコ嫌い」
【宮地あやかさん(2年生)】
「廃棄されるものでもこんなにおいしくなるんだよって伝えられてうれしいです」
【岩野結さん(2年生)】
「笑顔で食べてくれたり、おいしいって言ってくれてよかった」
【参加した人】
「着眼点も素敵ですし、実際にこういう場で実践していただいてこちらが学ばせていただくことばかりでありがたいです」
「食材を活用する方法をこういう機会を使って見直していきたいと思いました」
目先の「もったいない」を減らすだけでなく、“食育”で食の大切さを伝えていく。
食品ロスを根本的になくしていくためにはその両方が重要であると生徒たちは考えています。
【山口優花さん(2年生)】
「私たちが食品ロス削減に取り組むことで、ほかの地域にも食品ロス削減の活動を広げられたらいいなと思います」
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