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米軍ヘリ「訓練場所を勘違いの可能性」機体は日米共同訓練に参加し熊本に戻る途中【佐賀県】

2024/02/29 (木) 18:09

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28日、アメリカ軍のヘリコプターが無断で佐賀空港を飛行した問題で、九州防衛局は29日、県に事実関係を説明しました。機体は、九州・沖縄で行われている日米共同訓練に参加していて、「場所を勘違いした可能性もある」としています。

県庁を訪れたのは、九州防衛局の江原康雄局長と遠藤敦志企画部長です。

【九州防衛局 江原康雄局長】
「米側に事実関係の確認に加え遺憾の意を伝え、再発防止の徹底を申し行った」

この問題は、28日正午すぎ、アメリカ軍のヘリコプター1機が佐賀空港の滑走路の上空を無断で低空飛行したものです。
防衛省によりますと、この機体はアメリカ海兵隊の第一海兵航空団に所属する「シコルスキーCH53E」で、日米共同訓練に参加していたということです。

この訓練は2月25日から現在も行われている「アイアン・フィスト24」で、九州・沖縄の9カ所で日米の隊員約2100人が参加しています。

訓練では人員や物資の輸送・部隊の着上陸などを行っていて、当時、佐賀空港に侵入した機体は長崎県の相浦駐屯地で訓練を終え、熊本県の高遊原分屯地に戻る途中でした。
アメリカ側は「機体の不具合で佐賀空港に寄ったわけではない」としています。

【県地域交流部 山下宗人部長】
「今回何の連絡もなしに佐賀空港に入ってきて滑走路を長い時間飛行したことを非常に問題だと捉えている」

一方、九州防衛局は、無断飛行の理由について、このように話しました。

【九州防衛局 江原康雄局長】
「可能性であまり申し上げるのは適当ではないかもしれないがもしかしたら何かしら訓練で使う場所を“勘違い”した可能性もある。そうじゃないかもしれないし分からない」

佐賀空港では、2016年にオスプレイのデモフライトが行われましたが、これ以外にアメリカ軍の機体が飛行したことは無いということです。
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