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「最後まで頑張れる?」佐賀銀行新行員 ”伝統”『自衛隊生活体験研修』に密着【佐賀県】
2024/04/16 (火) 18:40

この春、晴れて社会人の仲間入りをした新入社員たち。今まさに新人研修中という企業も多いのではないでしょうか。佐賀銀行では入社式を終えるとある”伝統の研修”が始まります。そのちょっと変わった研修に密着しました。
【男性】
「とにかく地域に密着した銀行員になりたい」
2週間前、希望を胸に新社会人として一歩を踏み出した佐賀銀行の行員たち。しかし…
【女性】
「きつい」
【男性】
「肩が痛い」
【女性】
「顔があつい」
4月9日、彼らの姿は吉野ヶ里町の陸上自衛隊目達原駐屯地にありました。
【新行員】
「気合入り入りますめっちゃ、なんかいいっすね」】
身に着けたのは、実際に自衛隊員も着ている服や靴。これから始まるのは2泊3日の駐屯地隊内生活体験です。佐賀銀行では60年以上前から入行後の研修の一環で自衛隊員の生活を体験しているといいます。
【男性】
Q自衛隊研修があると思っていた?「思っていなかった。結構驚きもあるし、やはり自衛隊ってなかなか自分も近づく機会がないので、すごく貴重な経験」
【女性】
「全然想像がつかない。体力もないと思うから付いていけるように頑張る」
【男性】
「まずは規律をしっかり身につけて、今後の銀行業務にも生かしていきたい」
4月9日から始まった3日間の研修には佐賀銀行のほか、県内企業の新入社員を含めた約40人が参加しました。
【佐賀銀行人事部 大久保正朋さん】
「目的としてはやはり団結と規律を学んでもらいたい。銀行と自衛隊、違うんじゃないかと思われるが、チーム・組織として動くということは非常に共通している」
3日間の研修は自衛隊の基礎的行動といわれる「基本教練」や「ほふく前進」それに加えて、「救急法」や「護身術」など、仲間と協力するのはもちろん、今後の社会人生活にも役立つ内容も盛り込まれています。
【隊員】
「きょうの行進訓練、最後の体験になるため各自気合を入れて実施をするように」
研修最終日に待っていたのは肉体的にも精神的にもきついといわれる「徒歩行進」の体験です。
【女性】
「重い」Qこんな荷物持ったことない?(うなずく)Q歩けそう?「ギリギリ」
【男子】
「一応サッカーしていたので、体力は(ある)。普通に歩けば大丈夫だと思う」
男性が8キロ、女性が6キロの荷物を背負い駐屯地の外柵沿いを3周約10キロの距離を歩きます。
【自衛隊員】
「楽勝だなと思ってもまめとかすれとか絶対出るから誰でも」
コース内には水たまりができて足場が悪い場所に加え、上り坂や下り坂もあります。最初は余裕そうな表情で黙々と歩いたり時折笑顔を見せながら歩いたりしていましたが…
【女性】
「荷物があることで余計、普通疲れるところがもっと疲れるから、ずしっとくる」
これまでの研修で既に全身筋肉痛、さらに、慣れない靴や重たい荷物で想像以上に体力を消耗していました。
【女性】
Q最後まで頑張れそう?「はい、あと半分くらい。頑張ります」
徒歩行進中は自衛隊の連絡手段の一つである「逓伝」も体験。
後ろから回ってきた言葉を前の人に伝えましたがなかなか上手くいきません。すると・・・
【自衛隊員】
「皆さん2回連続失敗だったので、私からプレゼントで水を2本ずつプレゼントしましたのでご活用ください」
ペットボトルが荷物に追加されるペナルティも。休憩中には互いの身体を揉みほぐすなどし最後まで仲間と声をかけあい励まし合って、誰一人脱落することなく終えることができました。
【男性】
「きつかったけど、楽しくもあった。気力や根性が少しついたかな」
【女性】
「ちょっとだけ積極性が増したかな」
【男性】
「自分の中で変わったことは、ラッパが鳴ったらすぐにパッと起きられるようになった」
また3日間の研修ではこんなことも…
【女性】
「訓練ではないけど、隊員とお風呂で話すのがすごく楽しかった」
Qどんな話した?「ちょっと恋バナもあり…」
【佐賀銀行人事部 大久保正朋さん】
「私も20年前参加しているので、参加することによってチームワーク、仲良くなるので同期のつながりや絆が深まるし、何より思い出に残るかな」
佐賀銀行に入行後、1カ月程度続く研修のなかでたった3日間の自衛隊の生活体験。しかし、仲間の意外な一面を見つけられたり自分自身が大きく成長したりとても濃密な3日間となったようです。
先輩行員のなかにはこの自衛隊研修は今でも良く覚えていると話す人も多いということです。60年以上続く佐賀銀行の伝統的な行事になっているということです。
【男性】
「とにかく地域に密着した銀行員になりたい」
2週間前、希望を胸に新社会人として一歩を踏み出した佐賀銀行の行員たち。しかし…
【女性】
「きつい」
【男性】
「肩が痛い」
【女性】
「顔があつい」
4月9日、彼らの姿は吉野ヶ里町の陸上自衛隊目達原駐屯地にありました。
【新行員】
「気合入り入りますめっちゃ、なんかいいっすね」】
身に着けたのは、実際に自衛隊員も着ている服や靴。これから始まるのは2泊3日の駐屯地隊内生活体験です。佐賀銀行では60年以上前から入行後の研修の一環で自衛隊員の生活を体験しているといいます。
【男性】
Q自衛隊研修があると思っていた?「思っていなかった。結構驚きもあるし、やはり自衛隊ってなかなか自分も近づく機会がないので、すごく貴重な経験」
【女性】
「全然想像がつかない。体力もないと思うから付いていけるように頑張る」
【男性】
「まずは規律をしっかり身につけて、今後の銀行業務にも生かしていきたい」
4月9日から始まった3日間の研修には佐賀銀行のほか、県内企業の新入社員を含めた約40人が参加しました。
【佐賀銀行人事部 大久保正朋さん】
「目的としてはやはり団結と規律を学んでもらいたい。銀行と自衛隊、違うんじゃないかと思われるが、チーム・組織として動くということは非常に共通している」
3日間の研修は自衛隊の基礎的行動といわれる「基本教練」や「ほふく前進」それに加えて、「救急法」や「護身術」など、仲間と協力するのはもちろん、今後の社会人生活にも役立つ内容も盛り込まれています。
【隊員】
「きょうの行進訓練、最後の体験になるため各自気合を入れて実施をするように」
研修最終日に待っていたのは肉体的にも精神的にもきついといわれる「徒歩行進」の体験です。
【女性】
「重い」Qこんな荷物持ったことない?(うなずく)Q歩けそう?「ギリギリ」
【男子】
「一応サッカーしていたので、体力は(ある)。普通に歩けば大丈夫だと思う」
男性が8キロ、女性が6キロの荷物を背負い駐屯地の外柵沿いを3周約10キロの距離を歩きます。
【自衛隊員】
「楽勝だなと思ってもまめとかすれとか絶対出るから誰でも」
コース内には水たまりができて足場が悪い場所に加え、上り坂や下り坂もあります。最初は余裕そうな表情で黙々と歩いたり時折笑顔を見せながら歩いたりしていましたが…
【女性】
「荷物があることで余計、普通疲れるところがもっと疲れるから、ずしっとくる」
これまでの研修で既に全身筋肉痛、さらに、慣れない靴や重たい荷物で想像以上に体力を消耗していました。
【女性】
Q最後まで頑張れそう?「はい、あと半分くらい。頑張ります」
徒歩行進中は自衛隊の連絡手段の一つである「逓伝」も体験。
後ろから回ってきた言葉を前の人に伝えましたがなかなか上手くいきません。すると・・・
【自衛隊員】
「皆さん2回連続失敗だったので、私からプレゼントで水を2本ずつプレゼントしましたのでご活用ください」
ペットボトルが荷物に追加されるペナルティも。休憩中には互いの身体を揉みほぐすなどし最後まで仲間と声をかけあい励まし合って、誰一人脱落することなく終えることができました。
【男性】
「きつかったけど、楽しくもあった。気力や根性が少しついたかな」
【女性】
「ちょっとだけ積極性が増したかな」
【男性】
「自分の中で変わったことは、ラッパが鳴ったらすぐにパッと起きられるようになった」
また3日間の研修ではこんなことも…
【女性】
「訓練ではないけど、隊員とお風呂で話すのがすごく楽しかった」
Qどんな話した?「ちょっと恋バナもあり…」
【佐賀銀行人事部 大久保正朋さん】
「私も20年前参加しているので、参加することによってチームワーク、仲良くなるので同期のつながりや絆が深まるし、何より思い出に残るかな」
佐賀銀行に入行後、1カ月程度続く研修のなかでたった3日間の自衛隊の生活体験。しかし、仲間の意外な一面を見つけられたり自分自身が大きく成長したりとても濃密な3日間となったようです。
先輩行員のなかにはこの自衛隊研修は今でも良く覚えていると話す人も多いということです。60年以上続く佐賀銀行の伝統的な行事になっているということです。
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