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150カ所のプラネタリウムめぐる宇宙に魅せられた 全国屈指“プラネタリアン”木村朱里さん【佐賀県】
2024/11/19 (火) 18:20

県内で奮闘する人を紹介する佐賀人十色、今回は宇宙に魅せられた男性について。全国各地のプラネタリウムを飛び回りプラネタリウムの解説員としても活躍。プラネタリウムを愛する理由とは?
【木村朱里さん】
「めちゃくちゃ遠くにある星の光がちゃんといまここで見えているというのは、もうこれだけで宇宙の広さを体感できる」
武雄市在住の木村朱里さん32歳。
市内にある県立宇宙科学館の学芸員として働いていて、今年3月にリニューアルした宇宙発見ゾーンの担当チーフを任されています。
【木村朱里さん】
「プラネタリウムが好きで話をしたくてこの科学館に就職した」
木村さんは石川県羽咋市出身。
転機は4歳のころ地元にできた宇宙科学博物館。
【木村朱里さん】
「僕のなかではその博物館の影響もあって、宇宙がわりと身近な存在であった」
“宇宙が好き”という思いが膨らんでいくなか、小学生になるとプラネタリウムの番組制作に携わったり、大学で入った天文同好会では小、中学生向けの投映を任されたり。
【木村朱里さん】
「一番最初の星を映すプラネタリウムができてから101年経つが、形はほとんど変わっていない。原理も。真ん中に電球があって、レンズがあって、星の位置に穴をあけた板があって、その通ってきた光をドームに映すという方式は100年間全然変わっていない」
木村さんは国内で300カ所あるというプラネタリウムのうち150カ所は訪れていて、1日に多くて5カ所回ったこともあるといいます。
自称“神出鬼没なプラネタリアン”としてその界隈ではちょっとした有名人だとか…。
【木村朱里さん】
「100年後の星空を映すこともできるし、100年前の星空を映すこともできる。それがちゃんとした正確な星の配置や惑星の配置になっている。これって、現代の技術のたまもの」
8年前から県立宇宙科学館で働き、プラネタリウムの解説員としても活躍しています。
この日は神埼市の小学3、4年生を含む約80人が宇宙の旅へいざなわれました。
【木村さん】
「今回、星空の解説を担当いたします木村と申します。ひとつ、ふたつ、みっつ。はい、目を開けてください」
話す内容は毎回アドリブでその日その回によって違うのが木村さんのプラネタリウムです。
【小学生】
「すごかった」
「満天の星空とか、はくちょう座とか夏の大三角とか」
「めっちゃ星とか見られてすごかった」
Q.お兄さんの解説どうだった?
「声がハキハキしていた」
Q.先ほどの投映どうだった?
【木村朱里さん】
「93点くらい」
Q.子供たちの反応は?
「よかった。一番見せたいところでいい反応がもらえると、それだけできょう1日頑張れるなと」
【同僚】
「きれい、暗くなってきた」
【木村朱里さん】
「わ~すごい、もう夏の大三角見えてる」
【木村朱里さん】
「意外と鳥の星座は多くて、はくちょう座、わし座、ほうおう座とか、きょしちょう座とか」
同僚の前でも炸裂するあまたの星の知識。
【同僚・竹本さん】
「星の見方の面白さを教えてくれる。星を見るのが楽しくなる」
【同僚・山田さん】
「こんなプラネタリアンがいるのかというくらい」
【木村朱里さん】
「いまのうち、サインもらって置いた方がいいですよ。どんどん有名にはなりますから。結構、自分すごい人間だと思っているんで~」
木村さん今後の目標は…
【木村朱里さん】
「子供たちが、将来大きくなったときにノーベル賞とったり宇宙飛行士になったり。そのときに佐賀県の宇宙科学館で遊んだことやプラネタリウムできいた話が印象に残っていてこの道に進みましたという子供たちが将来出てくれることを願っている」
Q.ご自身は?
【木村朱里さん】
「僕は…。実はおととし宇宙飛行士の募集があった。それに応募したが残念ながら落ちてしまい…」
Q.いまからどこへ?
【木村朱里さん】
「きょうは天気がいいので、太良の方へ星を撮りに行こうと思います」
愛車に乗って向かった先は太良町の海中鳥居。
公私関係なく、夜になると星を見るのが木村さんの日課です。
【木村朱里さん】
「あのへんだろうとあわせて、ただシャッターをきっただけ。これがアンドロメダ銀河です」
木村さんが毎晩星を見るのには写真に収めるだけでなくほかにも理由がありました。
【木村朱里さん】
「流星群にしても惑星にしても、自分の目で見てこの場所で見えたというのを確かめてからお客さんに話をしたい。それにはやっぱり実感がこもる」
プラネタリウムで星を語る者“プラネタリアン”として自分の好きなことを仕事にした木村さん。
【木村朱里さん】
「おそらく10年後、20年後にまだプラネタリウムには携わっていると思う。10年後、20年後になってもこの毎日のことは後悔しない。この仕事に就いたことは絶対後悔しない」
【木村朱里さん】
「めちゃくちゃ遠くにある星の光がちゃんといまここで見えているというのは、もうこれだけで宇宙の広さを体感できる」
武雄市在住の木村朱里さん32歳。
市内にある県立宇宙科学館の学芸員として働いていて、今年3月にリニューアルした宇宙発見ゾーンの担当チーフを任されています。
【木村朱里さん】
「プラネタリウムが好きで話をしたくてこの科学館に就職した」
木村さんは石川県羽咋市出身。
転機は4歳のころ地元にできた宇宙科学博物館。
【木村朱里さん】
「僕のなかではその博物館の影響もあって、宇宙がわりと身近な存在であった」
“宇宙が好き”という思いが膨らんでいくなか、小学生になるとプラネタリウムの番組制作に携わったり、大学で入った天文同好会では小、中学生向けの投映を任されたり。
【木村朱里さん】
「一番最初の星を映すプラネタリウムができてから101年経つが、形はほとんど変わっていない。原理も。真ん中に電球があって、レンズがあって、星の位置に穴をあけた板があって、その通ってきた光をドームに映すという方式は100年間全然変わっていない」
木村さんは国内で300カ所あるというプラネタリウムのうち150カ所は訪れていて、1日に多くて5カ所回ったこともあるといいます。
自称“神出鬼没なプラネタリアン”としてその界隈ではちょっとした有名人だとか…。
【木村朱里さん】
「100年後の星空を映すこともできるし、100年前の星空を映すこともできる。それがちゃんとした正確な星の配置や惑星の配置になっている。これって、現代の技術のたまもの」
8年前から県立宇宙科学館で働き、プラネタリウムの解説員としても活躍しています。
この日は神埼市の小学3、4年生を含む約80人が宇宙の旅へいざなわれました。
【木村さん】
「今回、星空の解説を担当いたします木村と申します。ひとつ、ふたつ、みっつ。はい、目を開けてください」
話す内容は毎回アドリブでその日その回によって違うのが木村さんのプラネタリウムです。
【小学生】
「すごかった」
「満天の星空とか、はくちょう座とか夏の大三角とか」
「めっちゃ星とか見られてすごかった」
Q.お兄さんの解説どうだった?
「声がハキハキしていた」
Q.先ほどの投映どうだった?
【木村朱里さん】
「93点くらい」
Q.子供たちの反応は?
「よかった。一番見せたいところでいい反応がもらえると、それだけできょう1日頑張れるなと」
【同僚】
「きれい、暗くなってきた」
【木村朱里さん】
「わ~すごい、もう夏の大三角見えてる」
【木村朱里さん】
「意外と鳥の星座は多くて、はくちょう座、わし座、ほうおう座とか、きょしちょう座とか」
同僚の前でも炸裂するあまたの星の知識。
【同僚・竹本さん】
「星の見方の面白さを教えてくれる。星を見るのが楽しくなる」
【同僚・山田さん】
「こんなプラネタリアンがいるのかというくらい」
【木村朱里さん】
「いまのうち、サインもらって置いた方がいいですよ。どんどん有名にはなりますから。結構、自分すごい人間だと思っているんで~」
木村さん今後の目標は…
【木村朱里さん】
「子供たちが、将来大きくなったときにノーベル賞とったり宇宙飛行士になったり。そのときに佐賀県の宇宙科学館で遊んだことやプラネタリウムできいた話が印象に残っていてこの道に進みましたという子供たちが将来出てくれることを願っている」
Q.ご自身は?
【木村朱里さん】
「僕は…。実はおととし宇宙飛行士の募集があった。それに応募したが残念ながら落ちてしまい…」
Q.いまからどこへ?
【木村朱里さん】
「きょうは天気がいいので、太良の方へ星を撮りに行こうと思います」
愛車に乗って向かった先は太良町の海中鳥居。
公私関係なく、夜になると星を見るのが木村さんの日課です。
【木村朱里さん】
「あのへんだろうとあわせて、ただシャッターをきっただけ。これがアンドロメダ銀河です」
木村さんが毎晩星を見るのには写真に収めるだけでなくほかにも理由がありました。
【木村朱里さん】
「流星群にしても惑星にしても、自分の目で見てこの場所で見えたというのを確かめてからお客さんに話をしたい。それにはやっぱり実感がこもる」
プラネタリウムで星を語る者“プラネタリアン”として自分の好きなことを仕事にした木村さん。
【木村朱里さん】
「おそらく10年後、20年後にまだプラネタリウムには携わっていると思う。10年後、20年後になってもこの毎日のことは後悔しない。この仕事に就いたことは絶対後悔しない」
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