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激戦!佐賀市議会議員選挙 初議席獲得した政党や涙を飲んだ新人候補に密着【佐賀県】

2025/10/20 (月) 18:10

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19日投開票された佐賀市議会議員選挙。定数36人に45人が立候補し、激戦となりました。初の議席を獲得した政党に、涙を飲んだ新人候補。選挙戦の様子に密着しました。

19日投開票された佐賀市議会議員選挙。定数36に対し、45人が立候補しました。今回の選挙戦にはこれまでと大きな違いが…

【野口リポート】
「10月12日に告示された佐賀市議選挙。多くの政党が立候補者を立てる激しい選挙戦が繰り広げられています」

国民民主党と参政党がはじめて公認候補を擁立。多党化する国政を反映するように6つの政党が候補を擁立する激戦となりました。

【国民民主・新 草場健次さん】
「まずはひとつの結果が出ましたのでそのことはみなさんと喜び合いたいと思います。本当にありがとうございました」

国民民主党の草場健次さん51歳。
佐賀県連の事務局長を務めていた草場さんは今回、新人として立候補しました。

【国民民主・新 草場健次さん】
「佐賀から国民民主党の旗をしっかりと大きく広げる、そのことを頑張ってまいりたい」

その応援には玉木雄一郎代表の姿も。

【国民民主党 玉木雄一郎代表】
「市会議員、県会議員、地方議員がまだひとりもいない県が3つだけあるんです。それが青森県と鳥取県と佐賀県なんです。佐賀県での国民民主党のしっかりした基盤ができるという意味でもこの選挙は我々国民民主党にとっても極めて重要な選挙」

党首の応援も力に初当選を果たしました。

今回の選挙で2番目に多くの票を獲得した参政党の山下勝也さん57歳。

【参政・新 山下勝也さん】
「しっかりと市政に向き合って市民のみなさんと向き合って4年間また走り抜けていきますあすからがまた大事だと思っておりますのでまた引き続きですね、みなさんの温かいご支援の程、よろしくお願い申し上げます」

党の佐賀支部連合会会長を務める山下さんは党の色を全面に出し選挙戦に臨みました。

【参政・新 山下勝也さん】
「山下勝也を通じて参政党という政党がこの国で何をしていきたいのかこの佐賀で何をしていきたいのかぜひ皆さん、確認をしてください」

【参政・新 山下勝也さん】
「参院選の後とですね前では全然反応が違いまして今でもやっぱり参政党を知っていますかとお聞きしますとほとんどの人が知ってるよと、応援してるという声が非常に多いです」

7月の参院選では佐賀選挙区で約7万票と支持を広げた参政党。勢いをそのままに県都・佐賀市の議席を獲得しました。

議席の復活を果たした政党も。
前回の市議選で42年ぶりに議席を失った共産党は今回、候補者を1人に絞りました。新人の山本愛さん49歳はファイナンシャルプランナーの知識を生かし…

【共産・新 山本愛さん】
「いろんな世帯の方、おひとりとか家族がいらっしゃる方、いろんな世帯の方みなさんが本当に一生涯安心できる政策を実行していきたいと思っています」

開票の結果、参政、国民、そして共産が議席を獲得。自民も議席数を伸ばし立憲・公明は議席数を維持しました。
また、女性候補が前回(6人)よりも増え、過去最多となる10人が当選を果たしています。

【30代男性】
「自分の世代だったりとか、考え方が近しい人だったりとかそういった人に対して応援しようかなという感じで」
【30代女性】
「実際に子育てしてみてお金がすごくかかるなあっていうのと制度だったりとか、そのあたりって当事者しか分からないので今回女性の立候補の方も多くてそういうところが変わってくれたらいいなって思ってます」

そして今回全体の4割にあたる18人が新人候補。このうち12人が当選し議席の3分の1が入れ替わることになります。

無所属・新人の田代史弥さん。最年少の27歳という若さでの立候補です。
選挙資金も少ない中、千葉や福岡など県外から駆け付けた支援者と挑戦しました。

【無所属・新人田代史弥さん】
「特殊なことを何個かしていてまずは事務所を構えない。若者が政治参加をしない理由がお金がないからなんですね。お金がないっていうのを解決するためにお金をあんまり使わなくても若者は選挙をやれるんだよ、というのをまずは僕が自分の体を使って証明してお前らも来いよ、と若者に呼びかけていきたい」

また、町の人の声を受けて実施を決めたというサイレント選挙カー。必要最低限の声掛けのみで町を走ります。

【無所属・新人田代史弥さん】
「今から佐賀市のみなさんのお役に立ちますという人を選ぶ選挙でさっそく迷惑をかけていたら僕はちょっと違うかなと思うので声出しをやっていない。これは僕の信念なので」

街頭や公民館などで福祉の充実などを訴えました。

【無所属・新人田代史弥さん】
「若者がしっかりと手を挙げて偉大な先輩方に教えを乞うていく。これが佐賀市の未来を守るための健全な世代交代につながると考えております」

迎えた投開票日。開票の結果、得票数は791票。当選とはなりませんでした。

【無所属・新人田代史弥さん】
「当選できなかったことは残念ですけれどもこの残念というのは僕が当選できなかったというよりもその791人の方々のご期待に添えなかったとそこが非常に残念ですね。当選できなくて本当に申し訳ないです」

投票率は44.57%佐賀市長選挙が無投票となったこともあり合併後、最も低い結果となりました。
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