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「インターハイ出たかった…」気持ち切り替え佐賀独自の大会へ バレー・新体操・ラグビー
2020/06/02 (火) 20:16

県高校総体などに代わって開かれる「SAGA2020SSP杯佐賀県高校スポーツ大会」。6月13日から県内各地で30種目が行われます。大会を前に、高校生たちの練習風景を紹介します。今回はバレーボール男子、新体操男子、ラグビーです。
去年まで県総体では3連覇。バレーボール男子で、県内では無類の強さを誇る佐賀学園。そんな強豪校も、異例の事態に戸惑いを隠せません。【蒲原和孝監督】「本来だったらきょう高校総体。(SSP杯まで)もう2週間しかない。ここでチーム作りをしていかないといけない。今までチーム練習はしてないんだから。大会出るんだろ?お前たちは」今年の佐賀学園はスタメン全員が180センチ超。平均では、史上最高の185センチを誇ります。ブロックやスパイクの精度も高く、今年は全国での上位進出を見据えていました。それだけに、選手にとってもインターハイが中止となったショックは相当なもの。3年生の中には、国家資格の取得を目指しすでに引退した生徒もいます。一方で、SSP杯までは残り2週間。気持ちの面も含め、急ピッチでの調整が必要です。【佐賀学園バレー部OB・江口聡コーチ】「(気持ちの整理は)難しいと思う。「(総体が)無くなった」と落ちた状態から一気にまた「やるぞ」という状態。でも目の前の1日1日を一生懸命やることを日頃から言っているので選手たちはやってくれると思う」今、選手を突き動かすのは「県内では負けられない」という王者のプライド。今後、唯一全国につながる春の高校バレーの開催も不透明ですが、ここで気を抜くつもりはありません。【3年古賀寛人主将】「今まで自分たちの代は県内で負けたことがない。優勝を決めるなら出るしかないと思った。全国大会は無いが全国の上を狙えるチームなのでモチベーションを落とさず試合に向けて頑張っていく」バレーボール男子は6月13日から2日間です。
創部は1968年、神埼清明新体操部。男子団体で全国の頂点に立った回数は10回を数えます。【白石雅樹主将】「チーム全体で気持ち上げて頑張っています。けが人は多いですけど、仲良く良い雰囲気です」神埼清明は、2017年、2018年のインターハイで2連覇を達成。しかし去年の大会では3位に終わりました。チームにとって、インターハイ優勝こそが日々の努力の原動力となっていました。【副島琉矢選手】「(インターハイは)目標にしていた舞台なんで出たかったです。やっぱりもう最後なんで」臨時休校期間中は練習場を使うことができず、ランニングや筋力トレーニングなどの基礎練習しか取り組むことができませんでした。【白石雅樹主将】「いきなりの休校だったので、3週間ほど休んで、(練習再開後は)身体が全然追いつかなかったです」指導歴19年目の中山監督は、「インターハイではなくとも、この大会は生徒の成長の場になるのではないか」と期待を寄せます。【中山智浩監督】「何とか今までやってきた練習の成果というか。子供たちにとっても、きちっと切り替えて次のステップに進むためには、(SSP杯は)良い大会じゃないかと思う」【副島琉矢選手】「(SSP杯では)日頃感謝している保護者や監督に感謝の気持ちを込めながら演技したい」新体操は女子が6月13日、男子が21日に開催されます。
38年連続で高校ラグビーの全国大会、花園に出場している佐賀工業。【内川朝陽主将】「このSSP杯でみんな1つの目標ができたんで、それに向かってみんな一丸となって頑張っていけるかなと思っています」高校ラグビーは例年この時期に大会はなく、高校総体の競技にも入っていません。【枝吉巨樹監督】「休校期間とかに試合をやりたくてもできなかったという思いを。存分に楽しんでくれるような試合を期待しています」部員61人のおよそ半数は県外出身。普段は佐賀市内で寮生活を送っていますが、臨時休校期間中は地元に帰っていました。【枝吉巨樹監督】「遠方から来ている子は、自分でラグビーの動画を観たり、自分の中でいかに考えてみんなで集まった時に何ができるかっていうのをしっかりやってくれていたんじゃないかなっていう思いはあります」【馬場龍ノ介選手】「コロナで練習がまともにできていない状況でチームワークが不足していますが、この期間だからこそできたことをしっかりと積み上げていってこのSSP杯に向けて頑張っていきたい」秋に本格的なシーズンを迎えるラグビー。その前の試金石としてもSSP杯は選手にとって重要な大会です。【内川朝陽主将】「ボールを立ったまま倒れずにつなぐというプレーを僕個人が得意とするプレーなので、そこをしっかり観客の皆さんに見せていけたら」ラグビーは6月21日に佐賀工業と鳥栖工業の試合が行われます。
SSP杯は6月13日から7月30日まで開催。29競技30種目行われます。柔道は、現時点では含まれていませんが、主催者側は「検討中」としています。
去年まで県総体では3連覇。バレーボール男子で、県内では無類の強さを誇る佐賀学園。そんな強豪校も、異例の事態に戸惑いを隠せません。【蒲原和孝監督】「本来だったらきょう高校総体。(SSP杯まで)もう2週間しかない。ここでチーム作りをしていかないといけない。今までチーム練習はしてないんだから。大会出るんだろ?お前たちは」今年の佐賀学園はスタメン全員が180センチ超。平均では、史上最高の185センチを誇ります。ブロックやスパイクの精度も高く、今年は全国での上位進出を見据えていました。それだけに、選手にとってもインターハイが中止となったショックは相当なもの。3年生の中には、国家資格の取得を目指しすでに引退した生徒もいます。一方で、SSP杯までは残り2週間。気持ちの面も含め、急ピッチでの調整が必要です。【佐賀学園バレー部OB・江口聡コーチ】「(気持ちの整理は)難しいと思う。「(総体が)無くなった」と落ちた状態から一気にまた「やるぞ」という状態。でも目の前の1日1日を一生懸命やることを日頃から言っているので選手たちはやってくれると思う」今、選手を突き動かすのは「県内では負けられない」という王者のプライド。今後、唯一全国につながる春の高校バレーの開催も不透明ですが、ここで気を抜くつもりはありません。【3年古賀寛人主将】「今まで自分たちの代は県内で負けたことがない。優勝を決めるなら出るしかないと思った。全国大会は無いが全国の上を狙えるチームなのでモチベーションを落とさず試合に向けて頑張っていく」バレーボール男子は6月13日から2日間です。
創部は1968年、神埼清明新体操部。男子団体で全国の頂点に立った回数は10回を数えます。【白石雅樹主将】「チーム全体で気持ち上げて頑張っています。けが人は多いですけど、仲良く良い雰囲気です」神埼清明は、2017年、2018年のインターハイで2連覇を達成。しかし去年の大会では3位に終わりました。チームにとって、インターハイ優勝こそが日々の努力の原動力となっていました。【副島琉矢選手】「(インターハイは)目標にしていた舞台なんで出たかったです。やっぱりもう最後なんで」臨時休校期間中は練習場を使うことができず、ランニングや筋力トレーニングなどの基礎練習しか取り組むことができませんでした。【白石雅樹主将】「いきなりの休校だったので、3週間ほど休んで、(練習再開後は)身体が全然追いつかなかったです」指導歴19年目の中山監督は、「インターハイではなくとも、この大会は生徒の成長の場になるのではないか」と期待を寄せます。【中山智浩監督】「何とか今までやってきた練習の成果というか。子供たちにとっても、きちっと切り替えて次のステップに進むためには、(SSP杯は)良い大会じゃないかと思う」【副島琉矢選手】「(SSP杯では)日頃感謝している保護者や監督に感謝の気持ちを込めながら演技したい」新体操は女子が6月13日、男子が21日に開催されます。
38年連続で高校ラグビーの全国大会、花園に出場している佐賀工業。【内川朝陽主将】「このSSP杯でみんな1つの目標ができたんで、それに向かってみんな一丸となって頑張っていけるかなと思っています」高校ラグビーは例年この時期に大会はなく、高校総体の競技にも入っていません。【枝吉巨樹監督】「休校期間とかに試合をやりたくてもできなかったという思いを。存分に楽しんでくれるような試合を期待しています」部員61人のおよそ半数は県外出身。普段は佐賀市内で寮生活を送っていますが、臨時休校期間中は地元に帰っていました。【枝吉巨樹監督】「遠方から来ている子は、自分でラグビーの動画を観たり、自分の中でいかに考えてみんなで集まった時に何ができるかっていうのをしっかりやってくれていたんじゃないかなっていう思いはあります」【馬場龍ノ介選手】「コロナで練習がまともにできていない状況でチームワークが不足していますが、この期間だからこそできたことをしっかりと積み上げていってこのSSP杯に向けて頑張っていきたい」秋に本格的なシーズンを迎えるラグビー。その前の試金石としてもSSP杯は選手にとって重要な大会です。【内川朝陽主将】「ボールを立ったまま倒れずにつなぐというプレーを僕個人が得意とするプレーなので、そこをしっかり観客の皆さんに見せていけたら」ラグビーは6月21日に佐賀工業と鳥栖工業の試合が行われます。
SSP杯は6月13日から7月30日まで開催。29競技30種目行われます。柔道は、現時点では含まれていませんが、主催者側は「検討中」としています。
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