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“エア”相撲 初代日本一 小学生力士の相手は「神様」!? 土俵際でまさかの逆転負け【佐賀県】

2021/09/08 (水) 20:15

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今回は一風変わった相撲で優勝した小学生の話題。コロナ禍で生まれた一人相撲、その名も「エア相撲」の大会が今年初めて開かれました。相撲で負けて、大会で優勝したその訳は?

 「はっけよいのこったのこった」今年3月、史上初のオンラインで開かれたエア相撲の大会。優勝したのは佐賀市の手塚結斗くんです。【手塚結斗くん】「相撲をまたがんばろうと」普段は、武雄市の北方クラブで稽古を重ねていますが、現在はコロナの影響で活動を自粛。この日は父の康文さんと練習です。【父・康文さん】「自分の身長もそろそろ越されるので大きくなってきたなと」

 小学2年生のときに地区の祭りですもうをとり2位になったことから本格的にはじめ小学6年生ながら、身長158センチ、体重は82キロ。増量にも取り組んでいます。この5カ月で6キロを増やしました。【手塚結斗くん】「中学生になるまでに90キロ以上(に増やしたい)」

 そんな結斗くんが挑戦したのが今年3月、全国からおよそ400人が参加した全国相撲形競技大会。仮想の相手と相撲をとるエア相撲部門に送った動画です。【一人相撲動画】「さあ最後のチャンス!押せる!あと一歩が、あー!逆転負け」結斗くんは「負けて」「優勝」しました。【手塚結斗くん】「ほとんどの人は勝つ(動画を送る)と思ったから負けたら面白いかなと」

 結斗くんを倒した仮想の相手とは?【手塚結斗くん】「神様と相撲を取る」そう、神様。愛媛県の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)ではその年の豊作を占うため稲の精霊と相撲をとる神事があります。「一人角力(ひとりずもう)」です。大会では相撲の神様との試合をイメージし、大山祇神社で行われている「一人角力」を参考に試合を組み立てました。その結果、表現力や面白さ、身体の使いかたが評価され優勝。

 こんな収穫もありました【父・康文さん】「前まではひとつ持ったら押すだけだったが、押してダメだったら引いて身体の使い方が上手になった」試合で大事な「駆け引き」を学んだという結斗くん。今年の夏には、その成果を発揮することもできました。7月に行われた佐賀県大会でおととしの同じ大会で破れた相手を倒し、県のトップになったのです【手塚結斗くん】「ずっと勝てなかった人に勝てた時が嬉しかった」

 【手塚結斗くん】Q目標としている力士は…「照ノ富士関です身体も大きいしまわしを掴んだら一気に押していく相撲が好き」「押し技」に磨きをかけようと相撲未経験の康文さんは自らもまわしを締め、自分よりも2キロ体重が重い結斗くんの押し稽古の相手になります。【父・康文さん】「やっぱり勝ってほしいので力は強いですけど、まだまだ僕には勝てないかなと(笑)」

 次の目標は、エア相撲ではなく、来月予定されている九州大会での優勝です。そして、もう一度神様との大一番にも意欲を見せます。【手塚結斗くん】「前は負けたので次こそ勝ちたい」
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