佐賀のニュース
全国的に増える「空き家」「シャッター通り」 活力ある町づくりへのビジョンは?【佐賀県】
2023/01/26 (木) 18:50
人口減少や少子・高齢化などを背景に、空き家が全国各地で右肩上がりで増えています。商店街の店舗が減ることを「シャッター通り」などと言われますが、空き家の増加は、町そのものの「シャッター通り化」につながります。
きょうのニュースここ掘れは、この空き家問題について、解説主幹の宮原さんと考えます。
【宮原解説主幹】
県内の空き家は5万戸あり、そのうち2万が佐賀市。これはその佐賀市のデータです。推移をみると2003年から2021年までの18年間で1万3500戸増えました。2.8倍増です。
世帯数が25年間で1万4000戸増えていますから、ざっくり言うと世帯の増加分が空き家と言えます。2015年から空き家の相談やセミナーなどに取り組むNPO法人空家・空地活用サポートSAGAの塚原功代表理事に話を聞きました。
【宮原解説主幹】
「NPO法人として活動して8年ほどになるが、どんな活動ですか?」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「一つはこういう状況を知ってもらうこと。警鐘を鳴らす。まずセミナーや相談会をいろんなところで定期的に行っている。このままにしとくと大変ですよ、ということを知っていただく。
それともう一つは空き家円卓会議も5回ほどやったが、いろんな人に集まってもらって、まず情報を共有し、これは個人の問題ではなくみんなで考えることだ。空き家の場合、どうしても所有権の問題があるが、それだけじゃなく、これはみんなで考えるべき問題だという活動もやってます」
【宮原解説主幹】
「相談件数は増えてますか?問題意識は高まっていますか?」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「相談数は増えていて、相談の内容が8年前と変化しているのを感じる。以前は空き家の相談会やセミナーに、将来のことが気になって、とご年配が来られて、個別に話をすると「いや、うちは大丈夫」とほぼみなさん答えていた。ところが最近はそうした相談会、セミナーに、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に子ども世代や孫世代が一緒にきて、空き家になる前に考えとこうか、という人が出始めている。これが大きな違い」
【キャスター】
身近に空き家が増えて、市民の問題意識も高まっているんですね。
【宮原解説主幹】
そうですね。それとこれまでは家の耐用年数も30年、40年でよかったのが、長寿社会になって一つの家に60年、70年住む時代になった。これも背景にありそうです。空き家というのはひとえにその家の問題ではあるんですが、町として見ると、町づくりの問題に直結します。郊外化、ドーナツ化現象で空洞化する佐賀市中心部の開発という視点で話を聞きました。
【宮原解説主幹】
「佐賀市内の中央大通りの開発が県都であるだけに問題ですが、これについてはどうか」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「この中央大通りをどうするかというのは大きな命題。これについては行政が単独でやろうということではなく、民間と共同してやろうという機運が高まってきているこの通りをどう使うかについて、これまで行政が、例えばコンサル(業者)から「こうあるべきだ」ということを中心にして組み立てていたしかし民間の人たちが入ってのシンポジウムや勉強会を重ねていって、そして市民の人たちの意見を取り入れて、「どういうものを作るべきか」というふうに、行政も変わってきた」
【宮原解説主幹】
「中央大通り変わっていきますか?」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「特に県外から来られた方は、すごく魅力を感じているケースが多い。個別に話を聞くと、この街の良さを生かして、おもしろいことやりましょう、という人が増えている」
【宮原解説主幹】
「何が魅力的なんですか?」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「整理されていないというか、都市型ではなくって、例えば、町づくりをやっていくなかで、きれいじゃないといけないとか、新しいものじゃないといけないということはない。例えば大阪とか行くと、ごちゃごちゃしてるけど人が集まる。あるいは東京のオシャレなところのイメージでやっていけばおもしろいんじゃないか。県外の方から教えられること多いですね」
【宮原解説主幹】
われわれ住む方からは衰退ばかりが目に付くんですが、外から見ると、例えば駅から歩いてすぐに中心部が広がる、人々の生活がある、さらにレトロを思わせる店がある、など魅力的と映るのかもしれません。塚原さんは空き家問題に関して、行政と民間がいい連携関係にあると言っていました。行政が町づくりのビジョンを持ち、そこに民間が入っていく。塚原さんたちが続けるそうした官民が連携した地道な活動を通じて、空き家問題だけでなく、活力ある町づくりにつながれば、と思いますね
【キャスター】
今日は解説主幹の宮原さんとともに、お伝えしました。
きょうのニュースここ掘れは、この空き家問題について、解説主幹の宮原さんと考えます。
【宮原解説主幹】
県内の空き家は5万戸あり、そのうち2万が佐賀市。これはその佐賀市のデータです。推移をみると2003年から2021年までの18年間で1万3500戸増えました。2.8倍増です。
世帯数が25年間で1万4000戸増えていますから、ざっくり言うと世帯の増加分が空き家と言えます。2015年から空き家の相談やセミナーなどに取り組むNPO法人空家・空地活用サポートSAGAの塚原功代表理事に話を聞きました。
【宮原解説主幹】
「NPO法人として活動して8年ほどになるが、どんな活動ですか?」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「一つはこういう状況を知ってもらうこと。警鐘を鳴らす。まずセミナーや相談会をいろんなところで定期的に行っている。このままにしとくと大変ですよ、ということを知っていただく。
それともう一つは空き家円卓会議も5回ほどやったが、いろんな人に集まってもらって、まず情報を共有し、これは個人の問題ではなくみんなで考えることだ。空き家の場合、どうしても所有権の問題があるが、それだけじゃなく、これはみんなで考えるべき問題だという活動もやってます」
【宮原解説主幹】
「相談件数は増えてますか?問題意識は高まっていますか?」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「相談数は増えていて、相談の内容が8年前と変化しているのを感じる。以前は空き家の相談会やセミナーに、将来のことが気になって、とご年配が来られて、個別に話をすると「いや、うちは大丈夫」とほぼみなさん答えていた。ところが最近はそうした相談会、セミナーに、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に子ども世代や孫世代が一緒にきて、空き家になる前に考えとこうか、という人が出始めている。これが大きな違い」
【キャスター】
身近に空き家が増えて、市民の問題意識も高まっているんですね。
【宮原解説主幹】
そうですね。それとこれまでは家の耐用年数も30年、40年でよかったのが、長寿社会になって一つの家に60年、70年住む時代になった。これも背景にありそうです。空き家というのはひとえにその家の問題ではあるんですが、町として見ると、町づくりの問題に直結します。郊外化、ドーナツ化現象で空洞化する佐賀市中心部の開発という視点で話を聞きました。
【宮原解説主幹】
「佐賀市内の中央大通りの開発が県都であるだけに問題ですが、これについてはどうか」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「この中央大通りをどうするかというのは大きな命題。これについては行政が単独でやろうということではなく、民間と共同してやろうという機運が高まってきているこの通りをどう使うかについて、これまで行政が、例えばコンサル(業者)から「こうあるべきだ」ということを中心にして組み立てていたしかし民間の人たちが入ってのシンポジウムや勉強会を重ねていって、そして市民の人たちの意見を取り入れて、「どういうものを作るべきか」というふうに、行政も変わってきた」
【宮原解説主幹】
「中央大通り変わっていきますか?」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「特に県外から来られた方は、すごく魅力を感じているケースが多い。個別に話を聞くと、この街の良さを生かして、おもしろいことやりましょう、という人が増えている」
【宮原解説主幹】
「何が魅力的なんですか?」
【空家・空地活用サポートSAGA 塚原NPO法人】
「整理されていないというか、都市型ではなくって、例えば、町づくりをやっていくなかで、きれいじゃないといけないとか、新しいものじゃないといけないということはない。例えば大阪とか行くと、ごちゃごちゃしてるけど人が集まる。あるいは東京のオシャレなところのイメージでやっていけばおもしろいんじゃないか。県外の方から教えられること多いですね」
【宮原解説主幹】
われわれ住む方からは衰退ばかりが目に付くんですが、外から見ると、例えば駅から歩いてすぐに中心部が広がる、人々の生活がある、さらにレトロを思わせる店がある、など魅力的と映るのかもしれません。塚原さんは空き家問題に関して、行政と民間がいい連携関係にあると言っていました。行政が町づくりのビジョンを持ち、そこに民間が入っていく。塚原さんたちが続けるそうした官民が連携した地道な活動を通じて、空き家問題だけでなく、活力ある町づくりにつながれば、と思いますね
【キャスター】
今日は解説主幹の宮原さんとともに、お伝えしました。
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