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80歳!まだまだ現役保育士「子供たちのパワーもらって幸せ」【佐賀県鹿島市】

2020/09/21 (月) 19:00

9月21日は敬老の日。佐賀県鹿島市で現役の保育士として働く女性を紹介します。子供たちとの年の差は、80歳です。

赤ちゃんをあやしているのは…布川愛子さん80歳。今も現役の保育士です。10キロほどの赤ちゃんも片手で軽々と抱っこします。

【布川愛子さん】「大変だなと思う時はあんまり感じないですよね」Q「なんでそんなに感じないんですか?」「子供好きだからでしょうか」

布川さんが保育士になったのは20歳のころ。出産などを機に、一時的に職を離れたこともありましたが、およそ30年間、保育士や調理師として、子供たちのそばで働いてきました。65歳で退職後、畑仕事を趣味に生活していましたが、ある日保育園から1本の電話が。70歳のときでした。

【布川愛子さん】「(当時の理事長が)「助けてよ先生!」って言うものだからですね。知らない人ではないし、近くではあるしと思ってですね。ちょっとやったら、お手伝いできるかもって来たんですよ」

最初は週2日ほどの勤務でしたが、5年前からは月曜から土曜までの週6日、午前10時から午後5時までフルタイムで働いています【布川愛子さん】「2カ月だけですねって来たんですよ。そしたらなんと10年になりました。居心地がいいんですよね。皆さんが良くしてくれるからですね」

【保育園の同僚】「見ての通り腰が全然でしょ。私たちより元気があります。もう先生、年齢偽ってないの?って言わなきゃいけないくらいですね。すごいです」【子守歌を歌う布川さん】「寝せるまでが。寝たらやっと落ち着きますけどね」赤ちゃんの寝かしつけもおてのもの。布川さんの温かい手に、赤ちゃんも安心して夢の中です。

【記者】「保育士の仕事は楽しいですか」【布川愛子さんさん】「楽しい。楽しくなかったらできないですね。重労働ではありますけどね。命を預かっているから。少し油断すると何するかわかりませんしね」

園児はもちろん、保護者や、卒園した子供たちにとっても布川先生は大切な存在です。【保護者】「とっても安心ですね。お姉ちゃんの代からお世話になってるんですけど」【女の子】「すごく優しいです」【保護者】「ほっとするんですよね、布川先生の笑顔を見ると。仕事して疲れて、先生の笑顔を見たときのほっとする感じ」いつも子供たちのそばにある布川さんの笑顔。保育士としての歩みはこれからも続きます。

【布川愛子さん】「自分の健康にも繋がっていると思いますね。これだけ元気でやれるのは。子供たちのパワーをいただいて、私がかえって幸せじゃなかったんでしょうかね、子供より」
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