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戦後朝鮮半島から母が唯一持ち帰った「ミシン」モチーフに  藤井節さんが油彩展【佐賀県】

2024/03/18 (月) 18:16

サムネイル
太平洋戦争終結後、5歳で朝鮮半島から引き揚げ、その記憶を油彩画で伝える画家が玄海町にいます。財産を失い命がけで帰国する中、母が唯一持ち帰った「ミシン」が絵のモチーフです。

玄海町の画家、藤井節さん84歳。
戦後、5歳のとき家族とともに朝鮮半島から日本へ引き揚げました。
この体験を多くの人に伝えるため、帰国の際、母が唯一持ち帰った重さ16キロのミシンをモチーフに絵を描きはじめました。
現在、地元の玄海町で個展を開いていてミシンの油彩画や版画のほか、玄海町や唐津市の風景画など約70点を展示しています。

【来場者】
「ミシンとともに人生が始まっているということ印象強かった」

こちらは、当時の思いにウクライナの戦況を重ね合わせた作品で引き揚げ船で逃げる様子と帰国したあとの平和な世界を表現しました。

【藤井節さん(84)】
「今はミシンを通して平和を願う気持ちを描きたい」

藤井さんの作品展は玄海町のレストランで3月26日まで開かれています。
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