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神埼市長逮捕から1週間 当選直後から”不審な動き”その思惑は?【佐賀県】
2024/02/21 (水) 18:14
2月13日、神埼市の内川修治市長ら4人が逮捕・送検された事件から1週間です。ふるさと納税の関連業務をめぐり当選直後から”不審な動きをしていた”という市長。その思惑は何だったのでしょうか。
「神埼市役所です。今、佐賀県警の捜査員が家宅捜索のため市役所へ入っていきます」
2月13日の夜、神埼市役所で行われた県警の家宅捜索。
神埼市長、内川修治容疑者が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されました。
現職の首長が逮捕されるのは県内では2000年の小城町長の逮捕以来24年ぶりです。
「内川市長を乗せた車が佐賀南署を出発します。これから検察庁へ身柄が送られます」
内川容疑者は市のふるさと納税事業の委託業者を選定する入札の際他社の企画提案書の内容を漏らしたなどの疑いが持たれ、業務を受託した会社の役員島由美子容疑者、その従業員などあわせて4人が逮捕・送検されました。
他社の情報を漏らしたことで島容疑者の会社に有利に働いたとみられています。
この一報に神埼市民は…
【神埼市民男性】
「新聞読みよってですね、ぐらぐらこいたっちゅうかですね、そういうイメージですよね。恥です、はっきり言うて。」
【神埼市民女性】
「裏切られたっていうのがやっぱり一番の残念。神埼市を盛り立てるためにはね、やっぱり市長たちがね、一生懸命立ちあがってほしいなと思ってたところにこういうことがねやっぱり公平にしていかないと」
内川容疑者は2002年に旧千代田町長に初当選。
その後、県議会議員を経て2022年神埼市長に初当選しました。
この直後からふるさと納税に関する業務の見直しが始まります。
以前は佐賀市の会社1社だけで行っていた業務を2社に分けることになったのです。
発案は内川容疑者でした。
元々受託していた業者によると2022年の夏頃、市長が「経験豊富な会社と組まないか」と島容疑者の会社を紹介。
条件が折りあわず実現しなかったといいます。
しかしその後、業者を選定するプロポーザルの公募では業務が2つに切り離されていました。
プロポーザルは企画提案書による一次審査とプレゼンによる二次審査で行われましたが内川容疑者はここでも不審な動きをしていました。
「企画書が出そろっているか」「企画書を見せてほしい」
入札締切の前後に2回、自ら担当課に情報を共有するよう要望し企画提案書を入手。
さらに、審査をする評価委員の氏名を職員から聞き出したのです。
いずれも通常にはない対応で職員は疑問に思ったものの「市長からの指示だから断れなかった」と話しているということです。
その後、プレゼンの審査の当日、市長は再び異例の行動に。
審査員である評価委員へ「地元を応援したい」などと“地元”を強調する挨拶をしたのです。
入札していた7社のうち神埼市の業者は島容疑者の会社のみ。
審査の結果、島容疑者の会社に決定しました。
内川容疑者には島容疑者の会社を選定させたい思惑があったのか。
2人は少なくとも20年以上の付き合いがあり市長選の際には後援会の会計責任者を務めていた島容疑者。
島容疑者が神埼市に会社を立ち上げたのは当選から2カ月後です。
さらに去年の夏ごろにはふるさと納税事業に関わる事業者のもとを内川容疑者自ら島容疑者を連れて訪れ「優秀な業者」などと紹介していたということです。
親密な関係がこのような異例だらけの事件を引き起こしたのでしょうか。
警察は情報漏えいの経緯や金銭のやりとりなど何らかの見返りがあったかについても捜査しています。
神埼市は21日夜、区長たちに経緯を説明する予定です。
「神埼市役所です。今、佐賀県警の捜査員が家宅捜索のため市役所へ入っていきます」
2月13日の夜、神埼市役所で行われた県警の家宅捜索。
神埼市長、内川修治容疑者が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されました。
現職の首長が逮捕されるのは県内では2000年の小城町長の逮捕以来24年ぶりです。
「内川市長を乗せた車が佐賀南署を出発します。これから検察庁へ身柄が送られます」
内川容疑者は市のふるさと納税事業の委託業者を選定する入札の際他社の企画提案書の内容を漏らしたなどの疑いが持たれ、業務を受託した会社の役員島由美子容疑者、その従業員などあわせて4人が逮捕・送検されました。
他社の情報を漏らしたことで島容疑者の会社に有利に働いたとみられています。
この一報に神埼市民は…
【神埼市民男性】
「新聞読みよってですね、ぐらぐらこいたっちゅうかですね、そういうイメージですよね。恥です、はっきり言うて。」
【神埼市民女性】
「裏切られたっていうのがやっぱり一番の残念。神埼市を盛り立てるためにはね、やっぱり市長たちがね、一生懸命立ちあがってほしいなと思ってたところにこういうことがねやっぱり公平にしていかないと」
内川容疑者は2002年に旧千代田町長に初当選。
その後、県議会議員を経て2022年神埼市長に初当選しました。
この直後からふるさと納税に関する業務の見直しが始まります。
以前は佐賀市の会社1社だけで行っていた業務を2社に分けることになったのです。
発案は内川容疑者でした。
元々受託していた業者によると2022年の夏頃、市長が「経験豊富な会社と組まないか」と島容疑者の会社を紹介。
条件が折りあわず実現しなかったといいます。
しかしその後、業者を選定するプロポーザルの公募では業務が2つに切り離されていました。
プロポーザルは企画提案書による一次審査とプレゼンによる二次審査で行われましたが内川容疑者はここでも不審な動きをしていました。
「企画書が出そろっているか」「企画書を見せてほしい」
入札締切の前後に2回、自ら担当課に情報を共有するよう要望し企画提案書を入手。
さらに、審査をする評価委員の氏名を職員から聞き出したのです。
いずれも通常にはない対応で職員は疑問に思ったものの「市長からの指示だから断れなかった」と話しているということです。
その後、プレゼンの審査の当日、市長は再び異例の行動に。
審査員である評価委員へ「地元を応援したい」などと“地元”を強調する挨拶をしたのです。
入札していた7社のうち神埼市の業者は島容疑者の会社のみ。
審査の結果、島容疑者の会社に決定しました。
内川容疑者には島容疑者の会社を選定させたい思惑があったのか。
2人は少なくとも20年以上の付き合いがあり市長選の際には後援会の会計責任者を務めていた島容疑者。
島容疑者が神埼市に会社を立ち上げたのは当選から2カ月後です。
さらに去年の夏ごろにはふるさと納税事業に関わる事業者のもとを内川容疑者自ら島容疑者を連れて訪れ「優秀な業者」などと紹介していたということです。
親密な関係がこのような異例だらけの事件を引き起こしたのでしょうか。
警察は情報漏えいの経緯や金銭のやりとりなど何らかの見返りがあったかについても捜査しています。
神埼市は21日夜、区長たちに経緯を説明する予定です。
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