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囲碁のジュニア日本一にも輝いた高校生樋口駿くん「いい碁が打てたら嬉しい」【佐賀県】
2024/04/30 (火) 18:40

FNN九州沖縄の各局が輝く子供たちを紹介する企画「ゴールデンキッズ」初回は佐賀県から。現在のトップ棋士を何人も輩出してきた囲碁のジュニア日本一に中学1年生で輝いた大人顔負けの実力を持つ佐賀の高校生を紹介します。
【樋口駿くん】
「10手とか20手とか先を読んで打ってます」
真剣に碁盤を見つめる制服姿の高校生。佐賀県嬉野市の高校1年生樋口駿くん15歳です。対局の相手は高い実力を持つ元プロ棋士です。
【吉岡薫九段】
「(樋口くんは)超早打ちですね。考えてないんですけど感覚だけで(打ってる)。それでなおかつミスがない」
樋口くんは中学1年生で小・中学生の参加する囲碁のアマチュア大会で日本一に輝きました。
【樋口駿くん】
「自分が優勝できると思ってなかったので自分が一番驚きました」
現在は囲碁の代表的な団体日本棋院の佐賀中央支部に通い指導を受けています。対戦した吉岡薫九段、途中、長く考え込む場面も…
対局は吉岡九段の勝利でしたが元プロの実力を持ってしても手ごわい相手のようです。
【吉岡薫九段】
「なかなかいい手が見つからなかったので。それだけ駿くんの打ち方が悪くなかったってこと」
【樋口駿くん】
「無理しすぎた手を打って自分の石が死んでしまった。もうちょっといい手を探せばよかった」
自分の碁石で囲まれた陣地の広さを競う囲碁。先を読んで相手の戦略を予想しながらときには果敢に攻めることが重要です。
【樋口駿くん】
「(吉岡九段との対局では)自分の1番強いと思った手を打ち続けました」
【吉岡薫九段】
「大人しい性格かなと思ったんですけど、最近はなんか少し変わってきて、攻めの碁に結構激しい碁を打ってくる、戦闘的になってきてます」
幼稚園のとき囲碁を始めた樋口くん。9歳のときには、すでに地元の教室の先生に勝つことも。この頃には対局したときの合わせて約200手をすべて覚え”復習”もしていました。
【樋口駿くん(当時9歳)】
「次に黒がここに打ったら、白が次ここに打たないとこう打たれて、ここがまたつながって取られるから、つないでも、次ここに打って、ここが全部つながって、全部とられる」
【吉岡薫九段】
「何も言わないんですけど、多分涙がボロボロ出てくるんですね。かなり負けず嫌いだなとは思いました」
そんな樋口くんに将来の目標を聞くと…
【樋口駿くん】
「(これからのことは)大学に進学して決めようと思ってます」
プロの棋士を目指す中学生以下の子供たちの多くは、棋院という拠点に通います。しかし東京、大阪、名古屋の3カ所にしかなく、通わずにプロ試験に合格するのは1割程度の狭き門です。
【吉岡薫九段】
「私はもう碁は楽しむのが1番だと思ってるので、あんまり勝ち負け考えずに(囲碁を)楽しんでもらえればと」
【樋口くんの同級生】
「鋭いなんか打ち方とかが全然まねできない。せめていい勝負できるくらいにはなりたい」
地元での進学を選びこの春から高校生になった樋口くん。新たな楽しみもできました。囲碁同好会での同世代の仲間との対局です。
【樋口駿くん】
「楽しそうな雰囲気でできるところが新鮮で楽しいです」
同じ同好会には兄の颯人さんも入っています。囲碁を始めて10年、颯人さんも変化を感じているようです。
【樋口颯人くん】
「本人負けず嫌いなんで、結構テキストとか結構解いて、でもなんか実力上げて、もう今ではもう結構離れてる」
【樋口駿くん】
「負けても、いい碁が打てたら勝ったときよりも結構嬉しかったりも。自分の力を目一杯出せるときの対局がいい碁だと」
成長した樋口くんが次に出場するのは高校の全国大会の地方予選。高校生になって初めての大会に内なる闘志を燃やします。
【樋口駿くん】
「まずは予選を突破して全国大会で結果を残せるように頑張りたいです」
※大会は29日に佐賀の予選会が開かれ、樋口くんは優勝したということです。
【樋口駿くん】
「10手とか20手とか先を読んで打ってます」
真剣に碁盤を見つめる制服姿の高校生。佐賀県嬉野市の高校1年生樋口駿くん15歳です。対局の相手は高い実力を持つ元プロ棋士です。
【吉岡薫九段】
「(樋口くんは)超早打ちですね。考えてないんですけど感覚だけで(打ってる)。それでなおかつミスがない」
樋口くんは中学1年生で小・中学生の参加する囲碁のアマチュア大会で日本一に輝きました。
【樋口駿くん】
「自分が優勝できると思ってなかったので自分が一番驚きました」
現在は囲碁の代表的な団体日本棋院の佐賀中央支部に通い指導を受けています。対戦した吉岡薫九段、途中、長く考え込む場面も…
対局は吉岡九段の勝利でしたが元プロの実力を持ってしても手ごわい相手のようです。
【吉岡薫九段】
「なかなかいい手が見つからなかったので。それだけ駿くんの打ち方が悪くなかったってこと」
【樋口駿くん】
「無理しすぎた手を打って自分の石が死んでしまった。もうちょっといい手を探せばよかった」
自分の碁石で囲まれた陣地の広さを競う囲碁。先を読んで相手の戦略を予想しながらときには果敢に攻めることが重要です。
【樋口駿くん】
「(吉岡九段との対局では)自分の1番強いと思った手を打ち続けました」
【吉岡薫九段】
「大人しい性格かなと思ったんですけど、最近はなんか少し変わってきて、攻めの碁に結構激しい碁を打ってくる、戦闘的になってきてます」
幼稚園のとき囲碁を始めた樋口くん。9歳のときには、すでに地元の教室の先生に勝つことも。この頃には対局したときの合わせて約200手をすべて覚え”復習”もしていました。
【樋口駿くん(当時9歳)】
「次に黒がここに打ったら、白が次ここに打たないとこう打たれて、ここがまたつながって取られるから、つないでも、次ここに打って、ここが全部つながって、全部とられる」
【吉岡薫九段】
「何も言わないんですけど、多分涙がボロボロ出てくるんですね。かなり負けず嫌いだなとは思いました」
そんな樋口くんに将来の目標を聞くと…
【樋口駿くん】
「(これからのことは)大学に進学して決めようと思ってます」
プロの棋士を目指す中学生以下の子供たちの多くは、棋院という拠点に通います。しかし東京、大阪、名古屋の3カ所にしかなく、通わずにプロ試験に合格するのは1割程度の狭き門です。
【吉岡薫九段】
「私はもう碁は楽しむのが1番だと思ってるので、あんまり勝ち負け考えずに(囲碁を)楽しんでもらえればと」
【樋口くんの同級生】
「鋭いなんか打ち方とかが全然まねできない。せめていい勝負できるくらいにはなりたい」
地元での進学を選びこの春から高校生になった樋口くん。新たな楽しみもできました。囲碁同好会での同世代の仲間との対局です。
【樋口駿くん】
「楽しそうな雰囲気でできるところが新鮮で楽しいです」
同じ同好会には兄の颯人さんも入っています。囲碁を始めて10年、颯人さんも変化を感じているようです。
【樋口颯人くん】
「本人負けず嫌いなんで、結構テキストとか結構解いて、でもなんか実力上げて、もう今ではもう結構離れてる」
【樋口駿くん】
「負けても、いい碁が打てたら勝ったときよりも結構嬉しかったりも。自分の力を目一杯出せるときの対局がいい碁だと」
成長した樋口くんが次に出場するのは高校の全国大会の地方予選。高校生になって初めての大会に内なる闘志を燃やします。
【樋口駿くん】
「まずは予選を突破して全国大会で結果を残せるように頑張りたいです」
※大会は29日に佐賀の予選会が開かれ、樋口くんは優勝したということです。
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