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感動続出!20年前のタイムカプセルの開封式「私は生きてるでしょうか?」【佐賀県鳥栖市】

2024/05/02 (木) 18:40

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20年のときを経て大切な人のもとへ届きます。鳥栖市で今から20年前に未来の自分などに宛てた手紙を封印したタイムカプセルの開封式があり、参加者は当時を懐かしんでいました。

【川浪記者】
「20年のときを経て、まもなくタイムカプセルが開封されます。その瞬間を一目見ようと、当時投函した人たちが集まっています」

このタイムカプセルは今から20年前の2004年に、鳥栖市の市制施行50周年記念の一つとして封印されたもので、中には未来の自分や家族などに宛てた手紙685通が収められています。
高さ約90センチ、幅70センチ、奥行80センチあり、旧庁舎では市民ホールに今の庁舎では玄関横に展示されていました。

【自分宛に手紙を投函 70代女性】
「“私は生きてるでしょうか?”と書いたことは覚えている」
【娘宛てに手紙を投函 80代女性】
Q娘さんに手紙届くの楽しみですね?「そうですね。どんなこと書いたか忘れちゃってるから」

そして市制施行70周年の記念事業の一つとして1日に行われた開封式。
市役所職員や当時手紙を投函した人など約30人が詰めかけ、サガン鳥栖元選手で鳥栖市特命応援団長の高橋義希さんや、久光スプリングス元選手の石井優希さんも取り出すのを手伝いました。
最初の投函者の近藤美香さんは「きっと素敵な女性になっているんだろううね」「わがまま娘になっていないことを祈っています」などと20年後の2人の娘宛てに手紙を書きました。

【第1号投函者 近藤美香さん】
「ちょっと泣きそうになってきた。(振り返ると)長いようで本当にあっという間だった。いろいろ子育てで悩んだみたいだが、本当に“今が良ければ”という感じで、みなさんに感謝している」

古墳の甕棺墓をイメージし、タイムカプセルを制作した陶芸家の松尾伊知郎さんも開封式に参加していました。

【最終投函者でありタイムカプセル制作した魚蓮坊窯 松尾伊知郎さん】
「きょうこうやって20年経ち、70年ということで、みなさんと一緒に記念のお祝いができて参加させていただき非常に感謝している」

また参加者のなかには…

【孫宛てに手紙を投函 80代男性】
「20年前に生まれた孫宛てに投函した。20年前の孫の顔とかいろいろ思い出す。うれしい」

投函された手紙は市役所で出生届を出したあとに生まれてきた子供や、孫宛てに書いたものや、市内の園児が未来の自分宛てに書いたものもあるということです。

宛先が書かれているものは週明けから郵送され、その他は市役所で保管し受け取りを待つということです。
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